雨上がりの奈良県矢田丘陵 南生駒〜酷道308号〜尼ヶ辻


- GPS
- 02:43
- 距離
- 8.5km
- 登り
- 168m
- 下り
- 205m
コースタイム
- 山行
- 2:11
- 休憩
- 0:31
- 合計
- 2:42
天候 | 小雨のち曇り 時々薄日 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
GOAL……近鉄橿原線の尼ヶ辻駅まで。 途中、奈良交通のバスにエスケープできるところもありますが、コース前半の矢田丘陵越えでは期待できません。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
全線が舗装路で、危険なところはありません。ただ、酷道、もとい国道308号線はしばしば非常に狭く、車とのすれ違いには十分ご注意ください。生駒の暗峠越えほどではありませんが、酷道マニアな車が結構飛ばしています。今回は浜松ナンバーを目撃しました。 |
写真
感想
天下の酷道マニアにその名を轟かせる国道308号線。そのそもそもの由来は古来からの大阪と奈良を結ぶ由緒ある街道ではあるのですが、近鉄奈良線や並行するバイパスの整備によって、峠越えの隘路は捨て置かれた状態となっています。しかし、そんな現実が逆に浪漫をかき立て、生駒越えの暗峠はちょっとしたハイキングコースにもなっています。そこで私も、そんな暗峠の名前が醸し出す何とも言えない雰囲気と、壮絶な傾斜を誇る酷道ぶりに憧れ、昨年のちょうど今頃、京都出張の翌土曜日に、芽吹きの森を楽しみつつ、スーツ姿で暗峠を越えたのでした。
以来ちょうど約一年。金曜の夕方に京都で会合に出席し、翌土曜は「午前・万博公園での鉄ヲタイベントに参戦」「夕方・奈良で鉄ヲタ友人と飲み会」という予定となったことから、時間が空いた午後を使って、酷道308号線ウォークの続きとして、近鉄生駒線の東側に横たわる矢田丘陵を越えてみました。天候は、午前中までの雨がほぼ上がり、PM2.5や花粉で汚れた空気が雨で掃き清められて澄んでいたことから、タイミングとしてまさに上々ではないかと判断した次第です。
そこで実際に歩いてみますと、暗峠峠越えよりも標高が低いため余り期待していなかった展望が、場所によってはなかなか素晴らしい! 南生駒から登って行くと配水池の施設があり、そこから眺める雨上がりの生駒は何とも雄大でした。また、矢田丘陵を越えたところにある追分本陣からの、磐船・奈良方面の遠景も、疲れを忘れる清々しいものでした。近鉄奈良線のダイナミックな走りも良いものですが、昔の人の旅も優雅ですなぁ……。また、そこかしこに残る豪勢な旧家の佇まいも味わいがあります。
ただ、奈良側に下る際の傾斜のキツさをナメていました。暗峠から南生駒への下りよりもキツいような気が……。足の痛みの都合で、舗装路は登りよりも下りのほうがイヤ〜ンな私としては参りました……。
ともあれ、こうして国道308号線の酷道区間を2回に分けて歩いてみた結果、大阪から奈良までヤマレコ赤線でつないでしまうことが視野に入って来ました。さらに東へ、伊勢または東海道につなければ面白いと思うのですが、それは一体いつになることやら。一方、酷道308号線の西の起点である枚岡界隈からは、東大阪界隈、鶴橋、なんばあたりを経て天保山までつないでみたいものですが、町工場や住宅街が立て込む中をひたすら歩くのは忍耐ですな、こりゃ……。
というわけで、大したことのない丘陵越えレコですが、ご覧頂きありがとうございました。m(_ _)m
コメント
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bobandouさん、こん○×は(^o^)/
花粉症の方はいかがですか(・・? レコを拝見できるということは、今回は大丈夫だったんでしょうね
関西出張に合わせた酷道、いや国道歩き。東海道に沿って北上して…なんてことは
生駒山にかかる
mamepapa
こんばんは、コメントどうもありがとうございます!
気温が思いのほか上がらず、花粉がなかなか飛びきらないため、面倒臭いなぁ〜と思うばかりの今日この頃ですね……。
ただ、この日は雨が昼過ぎまで続いたこともあってか、花粉の飛ぶ量は大したことはなかったです。
とりあえず、大阪と奈良を結ぶ街道(暗峠奈良街道=伊勢本街道)の重要な部分を歩いてしまいましたので、今後は間違いなく大阪〜奈良を完全につなぐつもりですが
生駒山もそうですが、関西は意外とこういう山岳シーンが街並みと隣接していますので、そこらへんが峠越えの道を気軽に歩ける一因になっていたりします
bobandou さん、こんにちは。奈良街道また来られていたのですね。続編見逃しておりましたので、超亀RESお邪魔でしょうが(笑)また少しコメントさせていただきます。
03は小瀬の宿場町です。かっては宿屋が並んでいました。一部の建物はお写真にもはいっているかと思います。
07お気づきになったかもしれませんが、この景色の反対側に足湯があります。足湯自体は、最近ではどこの温泉にでもしつらえられていてめずらしくもありませんが、観光地ではない住宅地のはずれというロケーションが面白いかなと・・・
24、この本陣前のカメラの向いている方向には数年前まで梅林が広がっていました。「追分梅林」といって、近辺の方のちょっとした名所になっていました。木が古くなったか虫に食われたのか、一旦更地にしてやり直すとの事ですがさてどうなりますか。
末文ですが、楽しい地元レポートを読ませていただきありがとうございました。関西方面へのまたのお越しをお待ちしております。
こんばんは、コメントどうもありがとうございます!
はるか遠方の関東人がたまたま歩いてみたというレコですが、お楽しみ頂き幸いです m(_ _)m
南生駒駅近くの古い街並みはまさに宿場町という雰囲気で、街道歩きのスタートの気分が盛り上がりました。雨でしたが……
ともあれ関西はさすが、歴史の古さと申しますか、全然メジャーな観光地でなくても、駅の近くにフツーにこのような古く由緒ある街並みが残っているところが少なくなく、その魅力が分かっていないのはまさに地元……という気もしますので、もっとアピールしても良いような気がします。それで騒々しくなるのを地元が嫌っているのかも知れませんが……。
足湯は……全然気がつきませんでした (汗)。もっとも、もし気付いたとしても、この日は奈良市内での待ち合わせの都合で、尼ヶ辻駅に着くべき時間が大体決まっていましたので、余り道草を食う時間がなかったのが残念でした
追分界隈……もとは梅林だったのですか!! 更地になったあとに菜の花が咲いていたのですね……。ウイルスだか病害虫だかにやられてしまって、梅の木を全て伐採してしまった事例としては、東京都青梅市の吉野梅林(東京都有数の梅の名所)がありますが、同じような事例としてここも伐ってしまったのでしょうか……。眺めが非常に良い高台ですので、昔から梅見ピクニックの名所だったのでしょうか。いずれ是非梅林が見事復活するのを今から楽しみにしております
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