紅葉! 安達太良山&くろがね温泉
- GPS
- 29:00
- 距離
- 7.7km
- 登り
- 335m
- 下り
- 730m
コースタイム
0610郡山-<JR>-0633二本松0635-<タクシー:5,000円>-0700奥岳登山口0714-<ロープウェイ>-0720薬師岳山頂
【散策】
0725山頂駅-0755仙女平分岐-0840安達太良山0922-0953峰ノ辻分岐0955-1040くろがね小屋(入浴・昼食)
1203くろがね小屋-1232勢至平分岐-1340奥岳登山口
(復路)
1340奥岳登山口-<タクシー:5,270円>-1420二本松1432-<JR>-1507郡山
1525郡山-<臨時つばさ86>-1648東京
天候 | 薄曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2010年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 タクシー
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
出足が遅くなると岳温泉から1時間以上かかることもある、と地元のホテル情報。 時間のロスも抑えたいので、二本松駅と登山口をタクシーで往復することに決定。 合計10,270円でしたが、4人で割ればまずまずのCPと一同納得しました。 ※昭和タクシー(予約は二本松営業所:0243-22-1144or1155) |
コース状況/ 危険箇所等 |
危険箇所はまったくありません。 全般的に整備の行き届いた山です。 |
写真
感想
懐かしい集まりがあって旧知の仲間が顔を合わせることに。開催地は郡山。衆議一決で、安達太良山の紅葉を愛でる趣向となった。
* *
参加したのは、7月に明神ケ岳で大汗をかいたkagoshima氏、kannosuke氏と私、それに高校生以来の山歴を持つzazie氏の4人。
この時期の週末、薬師岳へのロープウェイは午前6時30分から運行する。裏を返せば早朝から訪れる人が多い、と考えて準備した。
二本松駅にタクシーを予約し、午前7時に奥岳登山口着。もう駐車場には誘導員が。ピーク時はロープウェイ待ち1時間半という。
幸い順番待ちをすることなくロープウェイに乗り込んだ。空中からは紅葉の斑模様が美しい。山頂駅の前にある広場でストレッチ。
コースの歩き始めは灌木に囲まれて展望はないが、堅牢で廊下のような木道と階段が整備され、ウォーミングアップにちょうどいい。
仙女平の分岐を過ぎたあたりからザレ気味の道に。次第に展望が広がる。道端でナナカマドの赤い実が鮮やかなコントラストを描く。
頂上が見えてくる。その形状を眺めていると、異名がつけられた理由に得心する。ガレ場を登るにつれて風がだんだん強くなる。
少し汗をかいた。「あだたら山頂」の標柱脇にザックを置き、悠長にジャケットを脱いだ。瞬時に体が冷え、ジャケットを羽織り直す。
本当の頂上は岩塊になっていて、狭い足場を数珠繋ぎの人たちが歩いている。岩の上は360度の展望。携帯電話も繋がるようだ。
くろがね小屋へは鉄山を見ながら馬の背を進む。硫黄臭が漂い、左手に灰色の沼ノ平が見えてきたところで分岐を右へ折れる。
前方には勢至平につながる山並みが広がる。右下の沢から水の音。峰の辻まで下ると、周囲を赤、橙、黄に包まれていると実感。
ゆったりとした坂を、バランスをとるようにしながら重力に任せて高度を下げる。終始、視界は紅葉の中で、のどかな気分を満喫。
鉄山の上部は赤黒い戸が立てかけられているようで、命名の由来を察した。晴天ならばさぞかし映えるだろう、と少々残念になる。
再び硫黄の臭いがすると、くろがね小屋は近い。くろがね温泉の源泉からだろうか。下方に紅葉の斑点に包まれた小屋が見える。
弁当を広げる人たちが多い広場の東端を通り過ぎ、下りの勾配が少しきつくなる。ちょうど、くろがね小屋の南側に降りていく形だ。
小屋の中は薄暗い。食堂の奥でヘッドランプをつけた数人が仕事に追われていた。「風呂に入りたいので」と告げ、400円を払う。
脱衣所は狭く、ザックは廊下に。風呂場はサッシの窓が開け放たれ、白濁した硫黄泉の向こうに紅葉が迫る。事実上の露天風呂だ。
湯は43〜44℃か。湯船は長辺が窓に面している。反対側に背中をつけ、紅葉と正対して足を伸ばすとつかえる。「あーっ」と声。
この日の4人は、かつてほぼ同時期に福岡で単身勤務した仲間。ならば、入浴後の昼食は「マルタイ棒ラーメン」しかないと用意した。
小屋の前に並ぶ丸太の脇で麺を茹でる。「バリ硬」と博多弁も出る。スープをすすると、風呂に続いて「あーっ」と声が漏れた。
食後のコーヒーを飲むころには相当な混雑に。後から来たグループの人が年長者に「まず、風呂を確保します」と報告していた。
1時間以上も休んでしまった。「そろそろ行くか」と腰を上げ、奥岳温泉へ向かう。この日は、くろがね小屋から下の紅葉がピークだ。
紅葉のプロムナードを進む。zazie氏もkagoshima氏も「これは綺麗だ」「素晴らしい」を連発。kannosuke氏は写真撮影に余念がない。
下るに従って樹林は緑が増える。奥岳自然歩道の周辺は次週も楽しめそう。登山口でタクシーの運転手さんが笑顔で迎えてくれた。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する