平標山と仙ノ倉山


- GPS
- 06:18
- 距離
- 14.9km
- 登り
- 1,317m
- 下り
- 1,316m
コースタイム
- 山行
- 5:37
- 休憩
- 0:41
- 合計
- 6:18
天候 | 曇りところにより晴れ 無風・微風 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
危険箇所は特になし。平標山から仙の倉山の稜線はハクサンイチゲやチングルマ、ハクサンコザクラなど高山植物多数。 |
写真
感想
有料駐車場には4時ちょうど頃に到着。天気は晴れる予報だが曇り。ここに至るまでは、特に三国峠付近は雨が降っていて予報が外れたかと思ったほどだった。駐車場の周囲はまだ暗いが既に多数のクルマが停まっていた。係員がいたのでその誘導に従い砂利の駐車場に駐車。季節を変えて何度も来ている平標山だが、砂利の駐車場の利用は初めて。こんなに朝早くからこんなに混んでいるとは想定していなかった。さすがに花の山の最盛期と言ったところか。支度をして4:11に歩き出す。トイレに寄るも行列が。少し待ってようやく歩き出せた。登山口近くにも臨時駐車場があり、早朝の時点では数台の利用のみだったが、帰りに見た時はここも満車になっていた。
まだ暗いがヘッデンなしで歩き始める。風が生暖かく本格的な登りになると暑くて汗をかく。とは言ってもところどころで風の抜ける箇所があり、滝汗にはならずに登れた。一合目や三合目の標識を確認しつつ進む。花は相変わらず多い。標高の低いところではつつじがまだ少し残っていて、その後タニウツギ、ウラジロヨウラク、ベニサラサドウダン、アカモノ、マイヅルソウなどが見られた。しゃくなげは既にシーズン終わりなのか少なかったが、アカモノとマイヅルソウはこんなにたくさん見たことない、と思うくらいに多く咲いていた。さすがに花の山。いちいち止まって写真を撮ってしまうので先に進まなくなる。標高を上げるとガスの中に入り、視界が悪くなってきた。風の強い箇所もあり、そんな場所では薄着だと寒さを感じるくらいだった。9合目を過ぎたあたりでようやくお目当てのハクサンイチゲを見かける。今年も咲いていて良かった。ハクサンイチゲを見てから割とすぐに平標山の山頂に6:38到着。ガスで展望なし。既に先客が何名かいた。出発から水分のみで歩いてきたのでお腹が空いたが、少し先にベンチがあるのでそこで休憩することに。そしてこの先こそがこの山のこの時期のメインイベントになる。平標山の山頂から降り始めると斜面の両側がお花畑。毎年来ていても毎回見とれてしまう。写真を撮る時間が増え、止まってばかりになる。この稜線にはハクサンイチゲとハクサンコザクラが多いのは何度も来て知っていたが、今年はこれに加えてチングルマも多数咲いていた。平標山から仙ノ倉山の稜線でチングルマはほとんど見たことがなかったのでとても新鮮に感じたし、何より意外な花に出会えて驚いた。歩みが更に遅くなったことは言うまでもない。止まって写真を撮って歩いてを繰り返す。天気は曇りで展望はなかったが、花があれば問題にはならないと思えた。お花畑の写真撮影後にベンチにて休憩。止まると寒いので2人ともジャケットを着て保温。休憩ののちに行動再開するもガスは変わらず。その後チングルマは見られなくなってもハクサンイチゲは仙ノ倉山の直下まで見られた。仙ノ倉山は7:35に到着。ここも先客多数だった。止まってあちこち写真を撮っていたらいきなり雲が取れて晴れてきた。これまでガスでほとんど何も見えなかったが、ようやく晴れて展望を得られるようになってきた。谷川岳の主脈方向や、少し離れた苗場山などよく見えた。日差しが出て暑くなったのでジャケットは脱いでしまう。その後、晴れた同時にすごい数の虫も見られるようになってきた。6月に何度も過去訪問して虫で不快な目に遭ってきたので、我々は虫除けのスプレーはもちろんのこと、虫除けのネットも持参してきた。山頂での眺望を楽しんだ後は虫の多い尾根を歩きつつ平標山へ戻る。場所によっては凄まじい数の虫が湧いて出てきて、腹を括らないと進めないところもあった。ネットを被ってなんとかやり過ごすも、ネットも完全ではないため、2人とも耳のあたりを虫に食われた。この日稜線の各所で見た虫の数は本当に凄かった。これならガスが出たままのほうがマシ、と思えるほどの場所もあったくらいだった。虫の多いところはネットで乗り切りつつ進んだ。平標山に近づくと例によってお花畑だが、この辺りはまたガスが出てしまった。青空の下のお花畑を見たかったし写真に納めたかったが、今日は無理だった。平標山へ戻るとすごい人が休憩していた。この数をこの山の山頂で見たことはなかった。休憩する場所もないので我々はそのままスルー。山の家方向へ下り始める。ここもところどころで虫の大群が出ていて、ネットでやり過ごすことが多かった。人の数もすごかったが、虫も凄かった。山の家へ歩き始めると再びガスの中に入ってしまい、展望はなくなったが涼しくなった。9時ちょうど頃に平標山の家に到着。小屋前のベンチで座って休むも虫が多くて寛げず。さっさと下山することになった。ネットは被ったままが正解であったと思う。ここから林道までは比較的緩やかな登山道が続く。無風なので蒸し暑いが日差しもないので汗だくにならずに済んだ。ここまで来るともう花はないが、途中のぶなはやはりきれいだった。30分ほど歩いて林道に到着。もう安全圏。とは言えこれから登る人も多数で、林道で多くの人とすれ違った。クルマの数が多いので、人の数もやはり多かった。更に50分ほどのんびり歩いて駐車場へ戻る。トイレの混雑は解消していたが、駐車場はまだほぼ満車だった。人も虫も花も多い平標山と仙ノ倉山だった。来年もこの時期にまた花見しに行こうと思う。
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