梅雨の晴れ間の信州百名山ハシゴハイク�◆П�帽子岳（地蔵峠駐車場より）
群馬県
長野県
さとなお
体力度について
- GPS
- 04:01
- 距離
- 9.2km
- 登り
- 410m
- 下り
- 410m
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| 天候 | 晴れ一時曇り |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2025年06月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
|
| コース状況／ 危険箇所等 |
・コース中、主要ポイントに距離表示付きの案内標識あり。特段の不明瞭・危険箇所等なし ・烏帽子岳山頂の直下は岩礫混じりで複数のトレースが輻輳。特にガス時などは下山の際、方向注意 |
| その他周辺情報 | 小諸市郊外の「あぐりの湯こもろ」で日帰り入浴（大人700円、夜９時まで／露天風呂・サウナ・休憩スペース・食堂、農産物・土産品即売所〈夜８時まで〉あり） |
写真
午後のお替わり山行、佐久平を縦断し、湯の丸高原・地蔵峠へ。先年、家内とここから甲信越百名山ゴールの湯ノ丸山を往復しましたが、今回は積み残しの信州百・烏帽子岳を目指します。
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中分岐通過。ここは先年の湯ノ丸山ハイクでも歩いたのでお馴染みですが、前回は紅葉の季節でしたので、景観の「色」がずいぶん違います。
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まずまず快調なペースにて、湯ノ丸山との鞍部分岐着。目指す信州百・烏帽子岳が眼前に迫ってきました。標高差約200m、いよいよここからが未踏のルートです！
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ついにラスボスの烏帽子岳登頂！午前〜午後の信州百名山お替わり山行、完遂です！後ろにTVのモデルさん映りこんじゃってますね…😆
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この辺りも橙色が主流ですね。そろそろキャンプ場の炊事の香りが漂ってきました。夕方になり、気温もグッド下がって過ごしやすい陽気です。夜も相変わらず酷暑の東京に帰りたくない…😭
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無事、出発点の地蔵峠駐車場帰着。出発時はほぼ満車でしたが、途中で夥しい数の日帰りハイカーとすれ違ったので、皆さん帰られたようで今はガラガラ…。さて、ハシゴ山行の汗を流しに、小諸郊外のお風呂へGo！
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この日のお楽しみ・日帰り湯は、小諸郊外の丘の上に立つ「あぐりの湯こもろ」。浅間連峰の展望が良く、お風呂からも雄大な眺望が満喫できて、山行後の「振り返り」には打ってつけです！
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その名の通り、農業系の天然温泉保養施設で料金も大人700円（この6月から値上げの由…）と比較的リーズナブル。農協直営の地元産品即売所（午後8時閉店）もあります。
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何と、小諸の「ご当地マンホール」はガンダム。デザインされている布引観音とガンダムシリーズの関係は不明ですが、バンダイナムコの全国自治体とのコラボPJの一環のようです。
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露天風呂から楽しめる浅間連峰のパノラマはこんな感じ（退店後に撮影)。さすが1年で最も日の長い1日だけあり、午後8時前でもこの明るさ…。
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露天風呂と展望休憩ホールに設置されている山座同定板。本日、左端の烏帽子岳に無事登頂できたため、この写真に出ている主要ピークはお陰様で全て踏破できました！
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帰途、渋滞知らずの上信越道〜関越道ドライブで睡魔に襲われそうになり、お馴染みの横川SAにピットイン。本日は約4万歩弱歩いて消費カロリーも半端なく、温泉での計量時には体重も1.5kgほど減っていたため、カロリー多めのソバ・小カレー丼でしっかりパワーチャージします！
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感想
午前中に信州百・天狗山〜男山のピストンハイクをヘロヘロ状態で終えた小生は、峠道を小海へと下り、コンビニでドリンクとから揚げクンにてパワー・活力をチャージ。中部横断道〜上信道を快走し佐久平を縦断、小諸から再び山道を駆け上がって午後1時半、首尾良く本日の2座目登山口の地蔵峠に到着です。ターゲットの烏帽子岳は、先年家内を連れて当方の甲信越百名山ゴール・湯ノ丸山ハイクに出かけた折、当初は計画に入っていたものの、当時は信州百名山巡りなど殆ど念頭になく、コースタイムオーバーのためあっさり割愛してしまった因縁のお山です。今月初めの大学サークルゆる合宿の折、霧ヶ峰界隈に別荘を保有する “ガチヤマラー” の後輩から「ツツジの季節は烏帽子岳がオススメです。展望もバツグン！」と強烈なプッシュを頂き、今回2座目のターゲットとして足を運んだ次第です。さすが好天の土曜の昼下がり、峠の無料駐車場はハイカーや観光客諸氏の車でほぼ満杯状態ですが、どうにかすき間に車を停め、トイレを済ませていざ午後のお替わりハイクに出発です。
以降のコース中詳細は本文・写真キャプション記載の通り、ちょうどツツジ花盛りのハイシーズン、凄まじい人出でしたが、途中ですれ違った日帰りハイカーの殆どは当方の入山時間帯に引き揚げ、中には「これから登るの？」と心配げに尋ねて下さるベテランハイカーもおられて、思わず当方も「午前中に天狗山登ってハシゴ登山です。疲れましたー」と本音を吐露。ともかくも、いくら1年でも最も日の長い季節とはいえ、日が暮れてからの下山はマズイ…と疲れた両脚にムチ打って歩を進めます。途中の湯ノ丸山-烏帽子岳鞍部から先はいよいよ小生未踏のゾーンにて、分岐で小休止して気合いを入れ直し、意を決して人影も疎らなトラバース路を登っていきます。
すると、すれ違ったシニアハイカーの団体から「この上でTV番組の撮影やってるよ！」との情報をもらいますが、当方気配りする余裕もなく更に黙々と歩を進めると、何やら頭上で巨大な羽虫のようなドローンの騒音が響き渡ります。烏帽子岳山頂でついに件のTVクルー一行と行き会い、午後4時前というタイミングもあってさすがに撮影は終わってるだろう、と思いきや、モデルらしき女性を山頂標識の横に立たせ、クルーがドローンで上空から追加のショット撮影中…。こちらは山頂での証拠写真を撮ることもままならず、ドローン画像に映り込んではお互い迷惑…と気を遣い、山頂の片隅で肩身狭く残りの食料・スイーツなどボソボソ平らげます。そうこうするうち、いつしか最後の撮影も無事終了、「お疲れ様〜。さあ、下山しましょう！」の掛け声とともに、モデルさんを先導して撮影ディレクターと思しき方が山を下りようと歩き出しますが、下山ルートのないあらぬ方向へ岩交じりの路を下り始め、「あれ、こっちじゃないな…」と呟き、モデルさんにもたしなめられて正しい下山ルートへ復帰。こんな素人さんが撮影を仕切る番組、大丈夫かなー…と不安に思い、後でスライドしたハイカーの情報を基にググってみると、どうやら結構ガチな山歩きのシリーズ番組「そこに山があるから」（BS朝日）のようでした。すると、山頂でお見かけしたモデルさんはどうやら南沢奈央さん…。サインでももらっとけば良かった、と悔しがっても後の祭り、独り山頂に残った小生は山頂写真を自撮りし、長かった1日を振り返り八ヶ岳はじめ四周の展望をもう一度しっかり噛みしめて、下山にかかったのでありました。
この後はハシゴ山行の疲れも出て、ゾンビさながらに惰性で緩やかなルートをダラダラ進み、午後5時40分過ぎ、無事ゴールの地蔵峠駐車場に到着。これにて信州百名山2座ハシゴツアー、最後はヨレヨレでしたが無事完遂です。峠道を車で下り、この日のお楽しみ、日帰り湯は小諸郊外の小高い丘の上に立つ「・あぐりの湯こもろ」。リーズナブルに料金の上、露天風呂からは浅間連峰の主立った山々が一望できて大満足。露天風呂や展望テラスにはここから望める山々の山座同定パネルがあり、特にこの日最後に残った烏帽子岳を無事踏破、パネル記載のピークを全てクリアできたことに感慨ひとしおでした。時刻ははや午後8時前、迫り来る睡魔と闘いながら途中のSAで夕食休憩を取り、渋滞知らずの上信越・関越道を快走し、日付が変わる前に自宅へ帰り着き、長い1日を終えたのでありました。
この日の総歩行距離は15km前後とさほどでもなかったものの、実質行動時間は12時間を超え、折からの酷暑と車中仮眠の疲れも重なって最後はヘロヘロ状態でしたが、翌週からは再び梅雨空が戻るとの予報もあり、この時期に展望絶佳の信州百名山2座を無事クリアできたことは何よりでした。暫くは疲労回復に努めながら、本格的夏山シーズンに向け、次なる山歩きに備えた心身の準備をしっかり進めようと思います。季節変化が極端かつ不規則で、先々の気候パターンの見通しが立てづらい状況ではありますが、ヤマレコユーザーの皆様もどうぞご安全に、楽しい夏山シーズンをお過ごし下さい！
［2025年 6月22日、satonao1記］
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