ワタスゲ揺れる 燧裏林道~三条の滝~尾瀬ヶ原


- GPS
- 13:46
- 距離
- 21.1km
- 登り
- 605m
- 下り
- 516m
コースタイム
- 山行
- 6:10
- 休憩
- 0:54
- 合計
- 7:04
- 山行
- 4:36
- 休憩
- 1:51
- 合計
- 6:27
天候 | 晴れときどき曇り 暑い 手元の温度計で尾瀬ヶ原は30℃ 樹林帯は28℃くらい |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
復路 鳩待峠から乗合バスで戸倉、戸倉から路線バスで上毛高原駅 |
コース状況/ 危険箇所等 |
概ね良好 三条の滝から尾瀬ヶ原までの道はぬかるみあり 上田代の木道は部分的に修復されていた |
その他周辺情報 | 温泉小屋宿泊 檜枝岐で前泊 ミニ尾瀬公園 ニッコウキスゲ、ヒメサユリ、カキツバタ、ヒオウギアヤメ、コマクサなど 宿泊先 尾瀬野 料理も美味しく快適な宿でした |
写真
感想
檜枝岐村に前泊して、燧裏林道から三条の滝経由で温泉小屋へ。翌日は見晴に出て尾瀬ヶ原の真ん中を通り鳩待峠までのコースです。
スタートは御池。御池の売店で会津駒ヶ岳のイラストのモンベルのポケッタブルリュックを売っていて買ってしまいました。駐車場は6割くらい?天気のよい土曜日でしたが結構空いていました。
燧裏林道は昨年も同じ時期に歩き、湿原のワタスゲが素晴らしかったのですが今年はどうでしょうか。歩き出すと早速サンカヨウやミツバオウレンやイワナシなどなど。オオカメノキは散った直後で、花びらのような白い萼が登山道に散らばっていました。
御池田代はワタスゲがビッシリ。でもフワフワ感がやや少ないような?フワフワになるちょっと前だったのかもしれません。でもかなりビッシリです。タテヤマリンドウ、ヒメシャクナゲ、そしてチングルマも少しですが咲いていました。湿原の向こうには雪を被った山が見えます。小さめの池塘もあって、やはり湿原は素敵です。
樹林帯ではムラサキヤシオが目立ちました。ムラサキヤシオの木がたくさんあったのですね。昨年はゴゼンタチバナがたくさん咲いていましたが、今年はまだほとんど咲いていませんでした。天気がよく汗だくです。歩いている人は少なめ。そしてなぜかオジサン率が高かった。
兎田代分岐を過ぎるといよいよ激下り。反対側から来たご高齢のグループに声をかけられました。皆さん後期高齢者だと言います!お元気で羨ましい。
非常に苦手な下り。段差の大きいところは座って降りたりでゆっくりゆっくり進みます。何とかかんとか三条の滝の展望台にたどり着きました。天気も良く青空の下、流れ落ちる滝は迫力があります。頑張って歩いてきてよかった。展望台は昨年ずっと工事をしていましたが、階段が新設され下りやすくなりました。デッキも新しくなっています。
三条の滝から温泉小屋までがキツい・・・。地図ではあまり高低差がなさそうなのですが、結構上ります。しかもそこそこ下ります。御池から歩いて、激下りで疲れて、最後に地味な下りを含む上り、しかも足元ドロドロ、急な階段もあり、眺望もほぼないし、花もそんなに咲いていないし、この道は本当に苦手です。ただ、今回は平滑ノ滝が見えました。木がまだ生い茂る前だったのだと思います。これまでいつも木に隠れてどこが滝なのかよく分からなかったです。
なんとか16時前に温泉小屋到着。鉄の匂いがプンプンするお風呂で疲れを取ってから食事。食堂から見える赤田代に鹿が出現。そうか、ここは鹿避けネットの外側なのか・・・可愛いという声もあがっていましたが、鹿はやはり脅威だと思います。夜には鳴き声も聞こえました。
翌日も晴れ。前日、温泉小屋のご主人にワタスゲを見るなら見晴から龍宮を経由するコースがよいと言われ、そのコースを歩きました。まずは赤田代にコバイケイソウの群生。コバイケイソウはそんなに好きな花ではなかったのですが・・・群生は迫力があり素晴らしい光景でした。
そして尾瀬ヶ原は下田代も中田代も上田代もワタスゲがいっぱい!すごい数!半月前はミズバショウでいっぱいだったのが今度はワタスゲ大群生。さらにオレンジのレンゲツツジが咲いていて華やかなことこの上ありません。
ヒメシャクナゲ、タテヤマリンドウ、スミレ、ミツガシワなど小さい花もたくさん咲いていました。ズミもあちこちで咲いていました。そしてカキツバタ、ハクサンチドリ、ニッコウキスゲなど次の季節の花も咲き出していました。池塘にはヒツジグサの葉が。鳥もいろいろ飛んでいましたが、種類はほとんど分からずです。見晴にはイワツバメがたくさん。キツツキ類のドラミングの音は聞こえました。
あまりの美しい光景に帰りの電車は1便遅らせてゆっくりすることにしました。
名残惜しかったかですが尾瀬ヶ原トレッキングを終えて、山の鼻では尾瀬ロッジでボルシチとナン。完全にゆるゆるモード。研究見本園は行かなくてもよいかなと思ったのですが、あのミズバショウ大群生のその後の姿を見ようと行ってみました。
たった2週間前の様子が嘘のようにミズバショウの姿はなく・・・と思って歩いていると、なんとミツガシワの大群生が!ミツガシワの大群生は初めて見ました。これも鹿柵の効果でしょうか。素晴らしかったです。あと、見本園ではニッコウキスゲも一輪咲いていました。
山の鼻から鳩待峠までの道は暑かった。手元の温度計で尾瀬ヶ原は30℃くらい、山の鼻~鳩待峠は28℃くらいでした。時間的にちょうど日帰りの人が戻る時間だったのか、案外歩いている人が多かったです。小さい子ども連れが何組もいました。今回のこの道はお花はちょっと少なめ。檻の中のシラネアオイの花は完全に終了していました。
鳩待峠は雪もすっかりなくなり、星野リゾートの建物は着々と完成に近づき。私はかき氷を書き込んで乗り合いばすに乗り込みました。バスも結構人がいっぱい。いつもは13時前のバスに乗りますが、今回は14時過ぎ。この時間の方が混むのでしょうね。戸倉からはバスで上毛高原駅へと向かいました。
梅雨の時期でしたがずっとよい天気でした。おかげで当たり年のワタスゲのフワフワを堪能することができました。大満足の尾瀬でした。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する