もう梅雨明け?クリンソウ、アヤメ咲く入笠山〜すずらんの里駅


- GPS
- 04:55
- 距離
- 14.8km
- 登り
- 326m
- 下り
- 1,205m
コースタイム
- 山行
- 4:10
- 休憩
- 0:45
- 合計
- 4:55
天候 | 晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
高尾07:05(JR中央本線) 甲府08:39/08:50 富士見09:51 ※富士見パノラマリゾート送迎バス10:00→10:10 無料 復路: すずらんの里16:53(JR中央本線) 小淵沢17:07/17:25 高尾19:42 |
写真
感想
昨日、九州から近畿まで一気に梅雨明け発表があったが、梅雨前線は消滅しているので関東甲信地方も梅雨明けしたのと同じ晴天が広がった。
2022年に6月中の梅雨明けを発表したが、その後7月に雨が続き結局9月の確定値で梅雨明けを1ヶ月も後ろに訂正したことがあったので、梅雨明け発表に慎重になっているのかもしれないが、梅雨前線が消えているのに梅雨だというのもおかしな話だ。
中央線の下り列車も6月の晴天を山で楽しもうと登山客でいっぱいだった。
富士・御坂方面は意外と人気がないのか大月駅で降りる人は少なく、甲斐大和駅でかなり下りた。
これは間違いなく大菩薩嶺に向かう人たちだ。
そして一番降車が多かったのが塩山駅だった。
これはこの時季雨でも登山客が増えるという甲武信ヶ岳付近のシャクナゲ目当てに違いない。
甲府駅で降りた大きなザックの人たちは北岳に向かったのだろうか。
キタダケソウの開花も梅雨の時季に被ってしまうが、こんなにも晴れるならこの週末は北岳でも良かったなと思う。
入笠山に登るのは12年ぶりだ。
富士見パノラマリゾートのゴンドラでほぼ山頂直下まで行けてしまうので、今回一緒に行く登山初心者に近いTsk君にもちょうどいいかなと思ったのだ。
入笠湿原には花が多いので天気が悪くても楽しめると思って今日にしたのだが、まさかこんなに晴れるとは思ってもみなかった。
ゴンドラで上がって山頂付近を歩くだけでは少し物足りないので、下りは すずらんの里駅まで歩くことにする。
富士見駅には先に特急あずさが到着していたが、富士見パノラマリゾートの無料送迎バスに並んでいる人はそんなに多くなかった。
最終的に並んだのは25人でマイクロバスに全員座ることができた。
12年前はもっと大きなバスだった気がするが、最近は無料送迎バスを使う人は少ないのだろうか。
富士見パノラマリゾートでは夏場はマウンテンバイクやパラグライダーができるようで、ゴンドラにはマウンテンバイクごと乗り込めるようだ。
ゴンドラ山頂駅から歩き始めてすぐのところにホテイアツモリソウ、キバナアツモリソウ、クマガイソウの保護地がある。
ほとんど全て花は終わってしまっていたが、ホテイアツモリソウが1輪だけ咲き残っていた。
年配のツアー客がちょうど来ていたが、そのくらいの年齢の人たちでもアツモリソウとクマガイソウの名称の由来となった平敦盛と熊谷直実の話は知らないらしい。
平家物語の中でもけっこう有名なシーンのはずだが、「アツモリってうどんの熱盛りのことかしら」なんて大きな声で話している。
自分がアツモリソウとクマガイソウの名称の由来を知ったのは小学生の時読んだNHK「趣味の園芸」の雑誌であり、平家物語を読むよりも前のことだった。
少し下っていくとすぐに入笠湿原。
スズランの花の時季は過ぎてしまっていたようだが、アヤメが花盛りだった。
アヤメとヤマオダマキがたくさん咲いていて、ところどころにノハナショウブも咲いていた。
少し日陰にはクリンソウも群生している。
入笠湿原から入笠山へ向かう途中の「花畑」もアヤメとヤマオダマキが多かったが、スズランも咲き残っていた。
園芸店等で見かけるドイツスズランと比べると可憐な花だ。
青空の下の入笠山山頂は気持ち良かった。
中央アルプスから御嶽山、乗鞍岳、八ヶ岳と大展望だ。
よく見ると諏訪湖がかなり近い。
6月に晴天の山頂にいるというだけで気分がいい。
前回は一周できなかった大阿原湿原を一周してみたが、こちらは全然花がない。
シカ柵が設置されていないので食害で花がなくなってしまったのかもしれない。
登山道と並行した林道で山彦荘の所まで戻り、すずらんの里駅方面へと下った。
以前は林道として多少は車の通行もあったのか轍の残る未舗装路をもくもくと下る。
周囲はカラマツ林で展望はない。
最後車道に出ると、目の前には八ヶ岳が大迫力の田園風景だ。
いつも電車で通過している小淵沢駅と茅野駅の間って歩いてみるとこんなところなんだなあという感慨がある。
すずらんの里駅周辺は思っていた以上に何もなく、自動販売機すらなかった。
電車の到着の1時間前に着いてしまったので空調のないホーム上の待合室にいたが、高架駅だからか意外と風が吹き抜けて気持ち良かった。
後で調べてみると、隣の青柳駅は途中の酒屋の前に自動販売機があるようなので、水分が枯渇している人は青柳駅方面に下りた方がいいかもしれない。
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