花と湿原の八幡平その1；後生掛温泉へ

2025年06月30日(月) [日帰り]

• GPS: 07:12
• 距離: 14.2km
• 登り: 247m
• 下り: 800m

コースタイム

日帰り

• 山行: 5:53
• 休憩: 0:54
• 合計: 6:47

距離 14.2km 登り 247m 下り 800m

9:06 後生掛第２駐車場
9:26 9:32 後生掛温泉
9:38 しゃくなげ茶屋
9:45 9:50 後生掛温泉
10:25 10:26 八幡平山頂レストハウス
10:32 10:34 鏡沼分岐
10:41 10:42 見返峠
10:54 10:56 ガマ沼
11:09 11:14 八幡平
12:09 12:11 草の湯分岐
13:10 ブシ谷地
13:45 14:05 長沼
14:29 14:39 大谷地
15:03 八幡平ビジターセンター
15:08 ヌマガヤ湿原
15:18 焼山ベコ谷地コース登山口
15:53 蒸ノ湯温泉

天候

曇、前日は午前中雨の予報でしたが、降られませんでした。

アクセス

利用交通機関：

電車 タクシー

盛岡往復はJR東日本の大人の休日パス18800円を利用
盛岡からレンタカー
後生掛温泉の駐車場に停車し、後生掛温泉前から八幡平頂上バス停まで、完全予約型自家用送迎サービスのドラゴン号
https://www.con-vigore.jp/sp/time-t.html
を利用。

コース状況／危険箇所等

八幡平山頂から長沼まで、あまり手入れされて無く、歩く人も少ない（ヤマレコで今年のレコ無し）ため、とてもワイルドな道でした。道はとても細く、笹が被っていて足元が見えない所や越えるのに難儀する倒木があります。また、ブシ谷地の手前には標高差100m程度ですがロープが連続するとても急で足場の悪い下りがあります。
長沼付近は大きな蚊がたくさん寄ってくるので、虫除けが必要です。
長沼から蒸ノ湯までと、大沼まではハイキングに来る人が多いようで、いい道でした。

その他周辺情報

八幡平ビジターセンター
https://hachimantai-vc.com/
ドラゴンアイの日々の変化等のブログ有り、参考になりました。

写真

6/30 8:23

宿泊した新玉川温泉

6/30 9:10

後生掛温泉

6/30 9:36

後生掛温泉

6/30 9:36

オナメ・モトメ

6/30 9:37

オナメ・モトメ

6/30 9:38

紺屋地獄

6/30 9:38

紺屋地獄

6/30 9:39

紺屋地獄

6/30 9:41

ぐつぐつ沸騰

6/30 9:46

昔歩いた焼山から直接後生掛温泉へ降りる道は廃道になったようです

6/30 10:12

予約したドラゴン号（私たち二人だけだったのでマイクロバスではなく乗用車）で後生掛温泉から八幡平頂上バス停まで来ました。500円

6/30 10:13

青い運動着を来た子供たちが先生（ガイド？）引率のもと、タンポポの駆除をしていました。お疲れ様です。

6/30 10:13

八幡平頂上バス停からの展望

6/30 10:13

一昨日登った森吉山がかすんで見えます。すっきりした独立峰です。

6/30 10:25

八幡平ビジターセンターの中のドラゴンアイの断面説明。今年はしっかりした目にならずに終わってしまったそうなので、鏡沼には立ち寄りませんでした。

6/30 10:30

ハクサンチドリ

6/30 10:31

6/30 10:40

見返峠からの展望

6/30 10:40

岩手山は雲の中

6/30 10:42

南方に続く県境尾根（分水嶺）。△山は畚岳。この岩手山や秋田駒へ繋がるたおやかな高原状の尾根の縦走路は2回歩いたことがあります。
下に見えるのが無料の見返峠駐車場、右上は500円の八幡平頂上駐車場。

6/30 10:42

畚岳をアップで

6/30 10:44

カラマツソウ

6/30 10:44

シラネアオイ。昨年まではなぜかあまり見ることができなかったのですが、今年は佐渡や一昨日の森吉山でも見られて当り年です。

6/30 10:45

ヤマデブリ？オオカメノキ？

6/30 10:45

ご立派なる遊歩道。でもこの歩きやすさは八幡平山頂まで

6/30 10:46

ミツバオウレン

6/30 10:47

カラマツソウの蕾。花よりかわいい

6/30 10:50

ミヤマキンポウゲ。久しぶりに見ました

6/30 10:50

同じく

6/30 10:51

ベニバナイチゴも綺麗に咲いてました

6/30 10:51

八重咲きのミヤマキンポウゲも

6/30 10:52

イワイチョウ

6/30 10:52

ガマ沼

6/30 10:53

八幡沼

6/30 10:54

ミヤマキンポウゲ

6/30 10:54

ミヤマキンポウゲとハクサンチドリ

6/30 10:55

マイヅルソウ群生

6/30 10:56

八幡沼バックに

6/30 10:57

ガマ沼。残雪はほとんどありません

6/30 10:57

岩手山とガマ沼

6/30 10:58

ゴゼンタチバナとアカモノ

6/30 10:59

アカモノのピンクがかわいい

6/30 11:00

ガマ沼

6/30 11:00

ハクサンチドリによく似たノビネチドリ

6/30 11:01

同じく

6/30 11:01

ヒナザクラ群生登場

6/30 11:02

アップで

6/30 11:02

まるで新雪が積もっているようです。

6/30 11:04

さらにアップ

6/30 11:04

振り返って

6/30 11:06

このシラネアオイはお見事。一昨日のウッドさんのレコや八幡平ビジターセンターのブログにもありました。

6/30 11:06

痛みが全く無く濃色。

6/30 11:07

ハクサンチドリも頑張ってます

6/30 11:09

八幡平山頂

6/30 11:10

4度目の登頂です。

6/30 11:10

案内図

6/30 11:12

北方八甲田方面

6/30 11:12

南方は怪しげな雲行き

6/30 11:15

ここからは今までと打って変わってこの草深い道へ

6/30 11:16

すぐにこの倒木帯に阻まれました。ちらっと、辞めて引き返すことがよぎりました。引き返す人多いだろうな。

6/30 11:16

その先も笹が被って歩き難い

6/30 11:17

少し開けましたが、道は極細です

6/30 11:18

最初の湿原

6/30 11:19

珍しく上を向いて咲いているショウジョウバカマ

6/30 11:20

ショウジョウバカマもこんなふうに咲くことがあるんだ😧

6/30 11:26

次の湿原

6/30 11:26

チングルマに囲まれたイワカガミ

6/30 11:28

花咲く湿原のイワイチョウ

6/30 11:28

チングルマ結構咲いてます

6/30 11:29

しつを振り返ります

6/30 11:29

淡いピンクのイワカガミ群生

6/30 11:32

純白が眩しいヒナザクラ

6/30 11:35

湿原が終わるとまた笹薮

6/30 11:40

多分ヤマアカガエル

6/30 11:43

笹薮

6/30 11:44

また湿原に

6/30 11:45

ここはチングルマ天国

6/30 11:46

ヒナザクラを従えたチングルマ

6/30 11:46

満開

6/30 11:46

同じく

6/30 11:47

イワイチョウとチングルマ

6/30 11:48

6枚のチングルマ

6/30 11:48

群生

6/30 11:54

たまには古い木道あり

6/30 11:54

池塘

6/30 11:55

静かな別天地

6/30 11:59

ワタスゲも

6/30 12:05

コバイケイソウ

6/30 12:10

コースタイムの1.5倍位かかってようやく草の湯分岐

6/30 12:11

草の湯の方に少し行くとワタスゲの群生

6/30 12:12

ワタスゲ

6/30 12:13

草の湯分岐を振り返ります

6/30 12:13

八幡平を振り返ります

6/30 12:20

このあたりから昨年笹刈られたらしい道に

6/30 12:26

またまた倒木が通せんぼ。上か下か、悩んだ末、私は上を越えましたが、越えてから下を覗くと潜れることがわかり、妻はくぐりました

6/30 12:41

そしてこのコースの難所の激急降下の上に来て木の間から前方の展望

6/30 12:41

少し下った谷上の場所に

6/30 12:44

キヌガサソウの群落

6/30 12:44

アップで

6/30 12:45

真っ白サンカヨウも

6/30 12:49

悪路のトラバース

6/30 12:51

湿っぽいロープの急降下

6/30 13:06

急降下が終わって北海道のように大きな蕗の小沢を渡ります

6/30 13:10

ズダヤクシュの群落

6/30 13:10

さらに予定より遅れてブシ谷地到着

6/30 13:11

遠くにワタスゲ

6/30 13:12

ここも藪深く、足元の木道が見えず、ゆっくりかき分けながら進みます

6/30 13:29

ようやく少し快適な場所で一安心

6/30 13:38

長沼到着

6/30 13:44

長沼のワタスゲ

6/30 13:46

長沼

6/30 13:47

左に立派なあずまやがあり、そこでやっとまともな休憩。ここは蒸ノ湯から近いので、この先は道がしっかりして歩きやすくなりました。

6/30 13:59

この沼は大きな蚊がたくさん寄ってくるので、虫除けスプレーで撃退

6/30 14:03

睡蓮の葉

6/30 14:11

ギンリョウソウ

6/30 14:12

同じく

6/30 14:22

まだレンゲツツジ咲く大谷池

6/30 14:22

コバイケイソウ咲く大谷池

6/30 14:23

ワタスゲ咲く大谷池

6/30 14:23

ワタスゲとレンゲツツジ

6/30 14:24

ツマトリソウ

6/30 14:31

ワタスゲとレンゲツツジ

6/30 14:31

同じく

6/30 14:40

分岐。ここで今宵の宿蒸ノ湯へ真っすぐ向かう妻と別れ、私は右へ大沼経由で後生掛温泉駐車場に車を回収しに向かいました

6/30 14:40

分岐を振り返ります。

6/30 14:42

しばらく木道

6/30 14:42

夏の湿原風景

6/30 14:43

一株だけハクサンシャクナゲ

6/30 14:45

意外にも大沼への道は超快適

6/30 14:58

同じく

6/30 15:00

ギヤ入れ換えて駆け下り、あっという間に道路に出ました

6/30 15:04

八幡平ビジターセンター

6/30 15:04

大沼案内図

6/30 15:04

大沼

6/30 15:05

ここだけニッコウキスゲが咲いてました

6/30 15:07

大沼から細いプラ道で後生掛キャンプ場へ

6/30 15:08

イソツツジ

6/30 15:08

ワタスゲ

6/30 15:08

同じく

6/30 15:09

レンゲツツジ

6/30 15:10

大沼を振り返ります

6/30 15:15

キャンプ場から水路脇の歩道を歩きます

6/30 15:21

後生掛温泉駐車場に戻って来ました。お疲れ様でした。

6/30 15:21

朝と同じ車しか止まってませんでした

6/30 15:22

このグリンの車が今回のレンタカー、後ろは立派な公衆トイレ

6/30 15:57

宿泊した秘湯の宿、ふけの湯温泉の廊下。床板がピカピカ

6/30 15:59

内湯

6/30 15:59

洗い場も水道ではなく温泉が流れてます

6/30 16:16

ロビー

6/30 16:18

露天風呂はこの先

6/30 16:50

グツグツ

6/30 16:50

同じく

6/30 17:08

同じく

6/30 17:11

入口ロビー

6/30 18:09

秘湯ビール

6/30 18:10

夕食は決して豪勢ではありませんが、一品一品が丁寧につくられていてどれも美味しく、とても満足感がありました。

6/30 18:25

秘湯ビールの裏面

7/1 5:52

温泉成分その1

7/1 5:53

温泉成分その2

7/1 5:54

撮影機器：

EX-ZR3000 CASIO COMPUTER CO.,LTD.

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感想

shigetoshi

北秋田遠征の4日目。
梅雨時なので天気が悪くなることもある程度覚悟で宿等をかなり前に予約してましたが、この日も降られることなく、涼しく快適な登山でした。
超メジャーな八幡平とは思えない誰にも会わない完全貸切の湿原&池沼群を静かに探勝することが出来ました。
反面道が悪くて苦労は有りましたが、苦労した甲斐はありました。
お花はある程度は咲いているだろうと少しは期待してましたが、その期待を良い方に裏切られた感じで、ヒナザクラやチングルマ、ハクサンチドリ、シラネアオイ、コバイケイソウ等、森吉山に負けず劣らず、標高が高い分チングルマ等はより新鮮な花が多く、嬉しい誤算でした。予定よりも大幅に遅れたのは、道が悪かったせいだけでなく、写真を撮るのに時間がかかったためでもありました。
翌日は再び八幡平頂上から今度は東へ山下りです（続く）