鷹ノ巣山(稲村岩尾根から奥多摩駅)


- GPS
- 07:00
- 距離
- 14.2km
- 登り
- 1,235m
- 下り
- 1,517m
コースタイム
天候 | 晴れ後曇り。 稲村岩尾根は晴れてましたが、鷹ノ巣頂上から東、南、西と雲が立ち込めていました。 |
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過去天気図(気象庁) | 2010年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
・登山ポストは東日原バス停からの車道沿い(左側)にあります。 ・東日原〜稲村岩尾根のコル 特に危険個所はなし。巳ノ戸橋は滑りやすいので注意。 ・稲村尾根〜鷹ノ巣山頂上 特に危険個所なし。 ・鷹ノ巣山〜六ツ石山 尾根が広く、枯葉でトレースが分かりにくくなっていました。 ・六ツ石山〜奥多摩駅 ぬかるんでいる所があり、滑りやすいので注意。 スパッツを着けずにいたら、ズボンの裾が泥だらけでした。 |
写真
感想
先週にひきつづき奥多摩に行きました。奥多摩の三大急登と言われている稲村岩尾根にチャレンジです。先週の雲取山は、帰りのバス時間が心配で車にしましたが、今回は電車とバスです。鷹ノ巣山から六ツ石山、奥多摩駅へと縦走する計画なので自分のペースで歩けます。
総武線の始発に乗り奥多摩に行くのは久しぶりでしたが、いつもより登山客が多い気がしました。ハイキングには良い季節ですから、考えることは皆同じなのでしょうね。奥多摩からのバスはほぼ満員。川乗橋で降りるひとは4分の1くらいで、残りの乗客はほとんど東日原(終点)で降りました。鷹ノ巣山を目指す人が多そうです。稲村岩尾根に備え、何時もより入念に準備体操をていたので、登山客の姿があらかた消えた8時ジャストの出発となりました。
車道から見る稲村岩山は、まるで「ニョッキ」と生えているようです。車道の左側に登山口の案内版があり、民家横の階段を下りていきます。せっかくバスで登ってきたのに。日原川を越えると愈々上りのはじまりです。地図にも急坂と書かれていますが、ジグザクと斜面を登っていきます。沢を渡るところが少しわかり難いのですが、ピンクのテープなどが貼ってあります。先に目をやると、7〜8人の団体が上っていく背中が見えます。稲村岩のコルにつくと、その団体が稲村岩山に向かっています。時間がかかりそうなので稲村岩山のスキップしました。きっとトレーニングなどでまたここに来る機会があるでしょう。
稲村岩尾根は展望はありませんでしたが、秋の光が木々の間から優しくさしこみとてもきれいです。体調が良いのかあまり疲れた気がしません。途中50代の男性と出会いましたが、彼も「良いところですね。前回は雨だったのでこれほど良いところだとは思わなかった」と感心していました。本当に良い天気で鷹ノ巣山頂上からの展望に期待が膨らみます。
ヒルメシグイノタワを過ぎ、最後の急坂をのぼり頂上につくと、展望どころか雲が立ち込めています。なんと青空が見えていたのは鷹ノ巣山の北側だけで東、南、西は雲だらけです。残念ながら何も見えません。せっかくスポーツ観戦用の双眼鏡を持ってきたのに、今日も活躍する機会はありませんでした。
諦めてお握りを食べはじめると、稲村岩尾根で出会った方に会いました。しばらく登山談議に花が咲きました。話のなかで「膝痛」にならないようにする方法を教えて頂きました。単独行で先輩諸氏から教えてもらう機会がなく、もっばら本とネットだよりの私には良い勉強になりました。ポイントは「下る時に足より前に膝を出すな」ということでした。膝が足より前に出る状態、つまり膝を深く曲げると、体重を太ももで支え切れず、膝に大きな負担がかかるからとの理由でした。ちなみにその方は、太極拳を学んでいるご母堂から教えてもらったとのことです。中国4千年の歴史はあなどれませんね。
昼ごはんをすまし六ツ石山へと向かいますが、ガスが濃くなってきました。幸いそれ以上は悪化しませんでした。六ツ石山までの道は、尾根の幅が広くなるところがあり、登山道のトレースを見失いました。少しあせりましたが、とりあえず尾根の真ん中を歩いて行くと右手前方に登山者が一人歩いているのが見えました。ほっとして右前方に向かうとしっかりしたトレースがあり一安心。
今日は展望が期待できないので六ツ石山はスキップしました。去年も六ツ石山から奥多摩駅まで歩いているので、安心して歩けます。やはり知っている道というのは気が楽ですね。もっともヌカルミが多く、歩きづらい道でしたが。奥多摩駅には15時に到着しましたが、今日は体調が良かったのか何時もより疲れはありませんでした。稲村岩尾根を上ったことでまたひとつ自信がつきました。展望はありませんでしたが、今回は稲村岩尾根を上りきれたことだけでも良い収穫でした。
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