金剛山、娘と歩く妙見谷／沢の涼風

2025年07月06日(日) [日帰り]

• GPS: --:--
• 距離: 5.8km
• 登り: 610m
• 下り: 617m

コースタイム

日帰り

• 山行: 5:20
• 休憩: 0:50
• 合計: 6:10

8:20 金剛登山口バス停
9:10 妙見滝
11:40 九合目（千早本道）
11:50 12:40 山頂売店
12:50 ツツジオ谷下降点
13:40 タカハタ谷分岐
14:10 黒栂谷道分岐
14:30 金剛登山口バス停
14:30 ゴール地点

天候

曇りのち晴れ

アクセス

利用交通機関：

電車 バス

JRと南海電車を乗り継いで河内長野駅へ
河内長野駅前〜金剛登山口：南海バス
金剛登山口〜千早赤阪中学校前〜富田林駅：4市町村コミュニティーバス
近鉄電車とJRを乗り継いで帰宅
※南海バスはいつも満員、旧金剛バスの路線を引き継いだ4市町村コミバスなら、余裕で座席に座れる。千早赤阪中学校前で1回乗り換えるが、乗り換え時間は10分くらい。料金も合わせて540円。南海バスが500円だから、大差ない。少し時間がかかることを我慢すれば、こっちの方がのんびり、ラクチンだ。

コース状況／危険箇所等

●妙見ノ滝手前までは、林道と踏み跡がある。妙見ノ滝付近は、大量の倒木に埋もれてしまっている。妙見ノ滝は、左岸に巻き道あり。妙見ノ滝から上流は、沢歩きとなる。標高720m辺りに、大きな滝が2つ連続する。
●2017年の台風による上流部の大崩落によるものか、そこから上流は、大量の倒木、流木、大小の岩、小石や土砂が、あちこちに堆積し、あるいは、表土が洗い流されて、花崗岩が露出し、新たな滝が出現したりしている。
●上流部の標高860m辺りから、倒木と土砂や小石が堆積した上に水が流れる、やや幅の広い、開放的な谷となる。頭上を蔽っていた樹林が、倒されて無くなり、青空が覗き明るい。
●標高920mに、崩落した谷の跡が現れる。雨で表土が洗い流され、流れの中央は、花崗岩の露出する滑滝となっている。水の流れもこちらの方が多く見え、一見すると、本流と見まちがいそうだ。ここに目印のトラロープが張られていたが、今は切れて地面に落ちてしまっている。間違って、この谷を直進してはいけない。過去、ここで滑落死した人がいる。
●右手を注意深く見ていると、水の流れる谷の入口が見える。実は、こちらが本流だ。これを、登っていけば、本来の詰めの谷から、山頂売店や転法輪寺に通ずる広場に出る。
●妙見谷は、途中に土石流の跡らしきものや、上流部の、浮石の多いガレた谷を登らねばならない。大雨の降った翌日などは、崩落の危険があるので注意を要する。

写真

林道ゲートを入ると、長い林道が続く。その間、7つの堰堤がある。アルミのハシゴを越えてからは、山道となり、妙見ノ滝上流の渓谷から、沢歩きとなる。

7/6 11:10

標高660m、妙見ノ滝・・滝つぼが、朽ちた倒木と土砂で埋もれている・・

7/6 11:11

落差6mくらい・・倒木と土砂に埋もれる前は、10mの落差があった。

7/6 11:15

妙見ノ滝左岸の巻き道を登り、上流の渓谷に降り立つ・・

7/6 11:24

気温22〜23℃、水流が運ぶ涼風が、火照った体を冷やしてくれる・・

7/6 11:26

両岸に崖が迫る狭い谷・・斜面をびっしり埋めるのは、イワタバコの葉・・

7/6 11:27

私に続いて、娘が、小滝の左岸を巻いていく・・

7/6 11:27

防水のゴム手袋で、岩を掴み・・

7/6 11:28

四つん這いで、這い上がる・・

7/6 11:34

人の背丈ほどの小滝が続く・・

7/6 11:36

やがて、奥に、大きな滝が見えてくる・・

7/6 11:37

連続する2つの滝・・

7/6 11:37

前衛の滝3m・・激しい水流に、水飛沫が飛んでくる・・

7/6 11:39

3m滝を乗り越えると、眼前に姿を現わす、2段6mの滝・・

7/6 11:43

滝の上段、落差5m・・

7/6 11:44

近寄って見上げると、涼風が頬を撫で、水しぶきが顔に飛んでくる・・

7/6 11:44

滝の落ち口から、上流の樹林が覗く・・

7/6 11:47

左岸の崖を這い上がり、横から滝を見下ろす・・

7/6 11:48

6m滝を乗り越えると、すぐ目の前に現れる、崖のような滝4m・・

7/6 11:48

見上げると、左岸の明るい自然林から差し込む、明るい光・・

7/6 11:51

左岸を巻いて滝を乗り越える・・

7/6 11:52

滝の落ち口から、乗り越えてきた2つの滝を見下ろす・・

7/6 11:54

左岸の斜面から、染み出す水・・この崖の上に広いお椀状の谷がある・・

7/6 11:57

50m上流に、3mと4mの滝・・間伐された植林の倒木が覆いかぶさり、無残な姿だ・・

7/6 12:00

10m先に、2m小滝・・

7/6 12:03

さらに、30m先に、岩に挟まれた斜瀑・・

7/6 12:07

100m上流に、3段5mの滝・・

7/6 12:10

渓流の畔に、アカショウマ・・

7/6 12:11

2mほどの滝・・

7/6 12:15

さらに100m上流に、次の滝が見えてくる・・

7/6 12:16

標高800m、5m斜瀑・・

7/6 12:17

滝の正面から、取り付き・・

7/6 12:17

流れの中を登っていく・・

7/6 12:18

流れ落ちる水音と、水の運ぶ涼風が、心地よい・・

7/6 12:18

滝の上段へ、這い上がる・・

7/6 12:21

私の後から、娘も、滝を登ってくる・・

7/6 12:31

土石流跡の、谷の分岐を過ぎて、小滝を乗り越える・・

7/6 12:35

標高830m、花崗岩の崖・・

7/6 12:36

倒木の突き刺さった滝・・剥き出しの荒々しい岩肌・・

7/6 12:38

崖を乗り越えると、なだらかな斜瀑・・

7/6 12:42

50m上流に、階段状の斜瀑・・

7/6 12:45

標高850mからは、広くなだらかな谷が続く・・

7/6 12:46

200m上流に、明るい光・・

7/6 12:48

頭上を覆う木が倒され、ぽっかり開けた場所・・

7/6 12:55

谷はやや左にカーブして、花崗岩の岩肌が剥き出しの・・

7/6 12:56

滑滝のような流れ・・

7/6 12:57

やがて、大小の岩や小石が堆積した、ガレた谷となる・・

7/6 13:02

渓流の畔に、ホタルブクロ・・

7/6 13:02

アカショウマ・・

7/6 13:02

一つひとつの小さな花が、繊細で美しい・・

7/6 13:04

詰めの谷分岐・・

7/6 13:05

流れの畔に、たくさんのミゾホオズキ・・

7/6 13:06

ミゾホオズキの花・・

7/6 13:07

クマイチゴの実・・

7/6 13:09

右手の詰めの谷を溯る・・

7/6 13:29

ブナ林帯に入る・・

7/6 13:30

緑濃い、ブナの森・・

7/6 13:35

ブナの森を登っていく・・

7/6 13:42

回数登山掲示板の広場に・・

7/6 13:42

ヤマアジサイ・・

7/6 14:44

山頂売店で昼食後、タカハタ道から下山・・

7/6 14:46

ブナの大木を見上げながら、尾根を下る・・

7/6 15:44

タカハタ谷の渓流を下る娘・・

7/6 16:15

ツツジオ谷を出て、林道脇に、ハナイカダの実・・

撮影機器：

DMC-FT4 Panasonic

装備

個人装備

半袖Tシャツ 長袖Tシャツ ズボン 靴下 ゲイター 防水手袋 軍手 レインウェア 折り畳み傘 ストック 日よけ帽子 虫除けスプレー（ハッカ水） 着替え 靴 ザック 昼ご飯 行動食 飲料 地図（地形図） コンパス ヘッドランプ 予備電池 筆記用具 常備薬 保険証 携帯 時計 タオル ナイフ カメラ

感想

arajin

　余りにも早い真夏の到来に、体が慣れず、先日、石ブテ東谷を歩いた時も、沢を離れてから大日岳までの登りがきつく、何回も立ち止まって、息を整えなければならなかった。娘を連れて歩いたこの日、これなら体の負担も少ないだろうと、登り始めがすでに標高500m、谷を登り切ればすぐ山頂売店というシチュエーションの、妙見谷を歩くことにした。
　気温と日差しだけは真夏なのだが、沢に入ってもアブはおらず、まだイワタバコの花も咲いていない。なんだか、季節感がちぐはぐで、ピンと来ない。沢に入ると、気温は22〜23℃、山頂と変わらない涼しさだ。沢に咲く花は、アカショウマとミゾホオズキ、そしてヤマアジサイ・・花の感じる季節は、まだ真夏には程遠い。