天狗岳2016春(オバチャン単独テント泊)


- GPS
- 32:00
- 距離
- 9.7km
- 登り
- 883m
- 下り
- 869m
コースタイム
天候 | 4/2 晴れ(無風)夜中に風強まる 4/3 曇り/霧(風強い)→曇り時々晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
●アルピコバス 茅野駅 10:25 → 11:15渋ノ湯着 往復割引¥2000 渋の湯11:25→12:30茅野駅(最終 渋ノ湯 14:55 ) http://www.city.chino.lg.jp/www/contents/1409013988006/index.html ●交通費合計 2590×2=¥5180 バス¥2000 合計¥7180 |
コース状況/ 危険箇所等 |
渋の湯登山口からいきなり凍結。橋を渡ったところでアイゼン装着。黒百合ヒュッテまでは6本爪はチェーンアイゼンで大丈夫なようですが、コース前半は凍結個所が多いので気をつけてください。 天狗岳、春先のお天気が良く無風の時はハイキング感覚で登れます。ただ風が強くガスってる状態だと難易度が上がりますので、初心者の方は天気予報と相談してトライする事をお勧めします。 |
その他周辺情報 | ●渋御殿湯日帰り入浴 ¥1000(午前10時でしたが入館できました) ●黒百合山荘テント ¥1000 |
予約できる山小屋 |
黒百合ヒュッテ
|
写真
装備
個人装備 |
ハードシェル
オーバーパンツ
ピッケル
ストック
ビーニー
グローブ(予備含む)
サングラス
ゴーグル
フェイスマスク
時計
iPhone
カメラ
テント
銀マット
サーマレスト
シュラフ
シュラフカバー
防寒着(薄手化繊)
ダウンパンツ
テントシューズ
ヘッドランプ(2)
テルモス
プラティパス
水
バーナー
ガスカートリッジ
ライター(2)
コッヘル
カップ
フォークスプーン箸ナイフ
食料
非常食
行動食
ビニール袋
保険証
医薬品・テーピング
ティッシュ
替え靴下
グルーミンググッズ
シェラカップ
1/25000地形図
コンパス
計画書
お風呂セット
|
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備考 | ・整形外科から貰っていた痛み止めの薬・湿布薬 |
感想
ソロで雪山、しかもテント。。行けるのかワタシ?今シーズン自分の中に蓄積したもので行けるはず!赤岳では緊張感Maxで楽しむどころではないと思われるので、目的地は天狗岳とした。昨年も登っているのでおおまかなルートは頭の中に入っている。ただ時期がビミョーで、登る人は多くはないはずだ。本当の意味でのソロになってしまう可能性もある。
昨年の黒百合ヒュッテ泊ではテントも多く賑やかだったが、今回はたったの4張り。関西の山岳会・渋の湯から一緒だったナイスガイふたりがそれぞれソロテン・ワタシ、だ。雪ではペグは使用不可能なので、渋の湯からの道すがら拾ってきた枝をアンカーにする。(途中ナイスガイにそれは何ですか?と不審がられた)
夜中、穏やかだった風はヒューヒューとうなり始め、時たまテントの生地をしならせる。明日登れるのだろうか?風の音で何度か目が覚めた。
朝4時。山岳会のおじさまたちが昨夜「4時起床・5時半出発!」と話していたのを聞いて、自分のタイムテーブルもそれに合わせる事にした。朝支度を整え、見渡すと山岳会のテントがない!慌てて尋ねると今日は高見石に下りるそうだ。目算が外れる。若い方のナイスガイに何時に出るの?と聞くと、「昨日登っちゃいました〜!」マジかよ!残されたのはもうひとりのナイスガイだけだ。
彼にストーカーして登り始める。風は強い。ガスで視界は悪いが薄曇りで天気は悪くない。前日痛めた左足付け根の痛みは今は無い。新しいアイゼンの重さも昨日よりは感じなくなっている。雪は締まっていて歩きやすい。風だけが不安材料。彼とはおよそ10-20mほどの距離を保って歩いて行く。
樹林帯を抜け、雪原を歩く。傾斜が急になった箇所でストックをピッケルに持ち換える。風は強さを増しフェイスカバーを上げる。途中の標識(天狗の奥庭への分岐?)で敗退が頭をよぎるが・・・いや待て待てまだ諦めるな!富士山の風と同じ程度じゃないか!さらに進む。ナイフリッジの通過で先行者が煽られてるのを見て覚悟し、耐風姿勢で進む。その先は岩のトラバース、確かここを過ぎるとてっぺんのはず。。おお!天狗の標識が見える!嬉しくてつい上へ上へとルートを取るが、上へ行くと道が無くなる。マズイマズイと来た道を降りルートに戻ると天狗はすぐそこだ。ナイスガイとハイタッチをしたかったが、彼はクールな性格なようで、それは無かった。
ガスで展望もなく強風のため、西天狗には行かずに下山しましょうかね、と、彼に先行して貰い下山することにした。
下って行くと雪の斜面で雲が切れる。一気に展望が開ける。西天狗が見える!本気でここから登り返そうかと悩んだ。下山途中、ソロの男性、小屋泊のカップルやグループ、最後にガイド山行とすれ違い、黒百合に着いた。
テントを撤収してもまだ9時前。ひとつ前のバスに乗れそうだが・・・渋御殿湯でこの時間で立ち寄り入浴可能か?ヒュッテでのんびりしてから下山にするか?悩んで一か八かで下山、10時には下界に到着し、ありがたいことにお風呂にも入れて頂けましたm(_ _)m。
(ナイスガイさん、ありがとうございました!m(_ _)m)
**********その他感想************
・厚手のタイツに薄手のストレッチパンツでハイクアップ。上はアンダーシャツ(P社キャプ4)のみ。気温が高く汗だくだった。
・テントは丸い換気口を閉じずに過ごしたので結露なく朝もサラサラだった。マイナスになっても一桁前半だと思う。寒くはなかった。
・スコップを持ち合わせないので園芸用のそれをザックにぶら下げて行ったが、春でひとりなら十分だと感じた。
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