関川水系 黒沢

2025年07月12日(土) [日帰り]

• GPS: 10:34
• 距離: 10.0km
• 登り: 764m
• 下り: 764m

コースタイム

日帰り

• 山行: 9:35
• 休憩: 0:56
• 合計: 10:31

距離 10.0km 登り 764m 下り 764m

7:48 笹ヶ峰バス停
7:50 笹ヶ峰登山口
8:53 9:20 黒沢橋
14:35 14:50 黒沢丸太橋
15:14 15:15 富士見平分岐
17:06 17:18 黒沢橋
18:12 18:13 山小屋明星荘
18:17 笹ヶ峰バス停
18:19 ゴール地点

天候

晴時々曇

アクセス

利用交通機関：

自家用車

『笹ヶ峰野営場駐車場』に停めました。
キャパ121台、到着時あと残り10台分もない程度。
『火打山登山口駐車場』はキャパ30台で、到着時は満車、ここに停めるには登山前日に到着しないと到底無理。
とはいえ『笹ヶ峰野営場駐車場』もすぐ向かい側にあり、登山口駐車場にはおトイレがないので、かえって野営場駐車場に停めた方がいいかもしれません。
野営場駐車場直近のキャンプ場管理棟に自販機もあります。
入域料500円は任意であり、休日は登山口に収受員が常駐しています。その場合paypayでも支払い可能です。納めると記念木札がもらえます。

写真

7/12 7:41

(ka)今日はここから！

どうも！ハーネス着けたらかすちんです！

(S)百名山ブランドの駐車場はすごい。

(ka)百名山駐車場に来てるけど百名山に登るとは言っていない！

7/12 7:47

(S)出発！
10年振りくらい3度目の登山道、木道地獄という印象だったけど、今は花を探しながら登るから、むしろワクワク（＾ω＾）

(ka)多くの登山者は早出したのでしょう。静かでいい雰囲気。

7/12 8:13

(S)イチヤクソウの花を見れない件、今年も継続。

(ka)でもほら、こないだ初めてのベニバナは見られたからさ……

7/12 8:28

(S)オニノヤガラも、終わった花かこれから咲くか、って状態でしか発見していない。でもうれしい（＾ω＾）

(ka)今日も回るか？ランカウンター。

7/12 8:27

(S)さといもみたいな根っこが少し見えていた！
背が高いランなのに実に不安定で不思議な生態。

(ka)ランの根っこなんてそうそう見られないから衝撃。

7/12 8:47

(S)ミヤマカラマツ、これからたくさん咲きそう。

(ka)あちこち群生中。

7/12 8:50

(S)古い森、すばらしい。

(ka)すごく清々しくていつまでも歩いていたくなる。

山を歩くようになって6年くらいになったと思うけど、なぜみんな夏になると高い山へ出かけるのかようやく最近理解できた。

なんと、涼しいんですよ( °Д° )

7/12 8:52

(S)黒沢橋に到着、この辺から入渓。

(ka)標準CTでも1時間前後だし、沢に降りて水浴びできたりするから休憩適地でもあり、ここにきてたくさんのハイカーが滞留してた。

7/12 9:00

(S)過去の経験から、これで平水くらいかと思った。

(ka)「平水だな」って言ってたからそういうもんだと思ってた。

7/12 9:00

(S)好みの渓相だけど、冷たいなぁ。

(ka)そんな悠長な感想で素っ気なく流さないでいただきたい‎( ꒪⌓꒪)

死ぬほど冷たい！
足が痺れる！
浴びたら本気で死ぬ！

7/12 9:01

(S)コンロンソウが花盛り。

(ka)冷たすぎる水に日和って薮に突っ込む！

7/12 9:21

(S)ミゾホオズキは今が旬。

(ka)夏なんだなー♪

7/12 9:22

(S)これぞ沢の情緒。

(ka)そうそう！これこれ！

だけどなにこれ。
真っ白すぎてとても登れないぞ。

7/12 10:13

(S)ちょっとしたナメもある。

(ka)えー♡天国ー♡

と思いつつヌメってそうなナメを避けて再び薮に突入すると薮の向こうにすたすたナメを歩くSMセンセイが見えたのであった。

7/12 10:16

(S)この沢は基本的に巨石ゴーロで構成されている。難易度は単純に累積標高と距離だけで判断出来ないので、初沢の人と入渓するには注意が必要に思う。初めて出てきた滝っぽい滝。3段15mくらい。

(ka)水を避け過ぎ巻きまくったら藪でおそろしく時間をロスしていることに気付く。

完全なるルーファイミス( ；ᗜ； )

7/12 10:22

(S)ヌメってはいるが、沢はそういうもんだと思っていないと登れない。水線はおもしろそうだけど冷たくて死にそうなので、右岸側の登れそうなところから登った。

(ka)いくつか予習した記録もそうしているようです。

イケイケの若い子は水線突破もしてたみたい。

7/12 10:22

(S)とてもきれいな滝だと思う。

(ka)この滝は見てみたかったから、すごくうれしかった(*≧∀≦*)

7/12 10:28

(S)フリーで登ったが、落ちれば無事では済まないので、念のため灌木で支点を構築、ロープを投げてビレイした。

(ka)もちろんフリーでチャレンジしたけど細かいスタンスに立ち込めない！

修行が足りん！

7/12 10:33

(S)下段2条2m、上段3条2mくらい。巨石が水流を複雑に分割。

(ka)こういう段差なら登れるのである。

7/12 10:34

(S)シャワーで登れる水温、水量ではないので、場所によってはボルダリングのようになる。

(ka)巨岩ばかりだから越えた先がどうなってるか分かんないわくわくがすごい。

7/12 10:36

(S)入渓が少し遅くなったので、困難な部分は潔く巻く。

(ka)折り重なる巨岩に泥が詰まってるからときどき踏み抜く恐怖！

7/12 10:38

(S)ここも15mくらいあるかなぁ。

(ka)すごくいい滝ー❀.(*´▽`*)❀.

7/12 10:39

(S)巨石が織りなす景観は美しい。

(ka)ごくり(; 'ω')

7/12 10:48

(S)ロープを出したまま歩いていたので、せっかくなのでここもカムを一発打って登ったが、基本出さなくてもいいとは思う。というか、万が一を考えると全て出すことになるし、全て出さなくても登れる。時間と考え方次第かなぁ。

(ka)めちゃくちゃ階段状だから本来、フリーで行かなくちゃダメなんだと思う。

7/12 10:54

(S)次はリード交代。泥が絡んだ急なフェース。フォローで登ったが見掛けほど簡単じゃない、悪い泥が詰まったプチルンゼだった。別の場所からも普通に登れるんじゃないかな。

(ka)はい。実は少し戻ったとこの右岸側に巻道っぽいのは見えた。

でもここは登らなきゃ(๑•̀ •́)و✧

久々のロープワークにパニくって半べそになったのはここだけの話。

7/12 11:42

(S)とにかく巨石の沢。その分景観はすばらしい。

(ka)写真を撮れなかったけど、沢幅いっぱいに宇宙船みたいなCSが乗ってるとこあって、死ぬほど感動した！

あとくまさんのクソデカうんちにも感動した！

7/12 11:53

(S)コアニチドリとかウチョウランを少し期待していたけど、ウマい話はそうそうないね（笑）
イワカガミはまだきれいに咲いていた。

(ka)ジップロックに入れたiPhoneを取り出すのが煩わしくて撮影はすべてSMセンセイにおまかせ。

7/12 11:55

(S)ツガザクラは今が一番いい時みたいで、そこら中の岩に大群生。

(ka)ヤシオツツジみたいのも咲いてたり、よく分かんないいい香りも漂っててほんとにステキな沢。

7/12 11:59

(S)ルート取り次第で掛かる時間が大幅に変わる。

(ka)通常、慣れてるパーティーなら4時間以内に沢パートは終えてる印象。

ソロの人も入ってる模様。

7/12 12:10

(S)空がひらけて傾斜が緩んでくると日本庭園のような風情も感じられる。

(ka)こういうところはじゃぶじゃぶタイムを楽しめる。

7/12 12:17

(S)まだまだ続く巨石帯。

(ka)良い空だなあ。
道の駅あらい辺りで雨に降られて焦ったけど沢日和になってよかった。

7/12 12:47

(S)河原歩きのような距離を稼げるところはほとんどない。

(ka)滝らしい滝は少ないけど、なにしろ常に大岩登り。

楽しい。

7/12 12:50

(S)イースター島のモアイ像のような奇岩。こういうのを登れたらさぞ楽しいんだろうなぁ。

(ka)ビバークしながら黒沢ボルダー開拓できそうなくらい登れそうな巨岩がいっぱい。

7/12 12:51

(S)日陰でたまに見られるタニギキョウ。

(ka)他のとこで見るものよりとても小ぶりで愛おしい。

7/12 13:03

(S)似たトンボが多くて同定不可能。サナエトンボ科の何かかなぁ。目の色がとてもきれい。

(ka)そういえばイワナもいたんだよね♪

7/12 13:05

(S)常に手を使っていないと登れない沢。

(ka)本能のまま、四肢をフルに使って登りまくる。

ニンゲンはドウブツなのである。

7/12 13:15

(S)下山時たくさん咲いていたけど、沢でしか撮らなかったミツバオウレン。

(ka)今年はたくさん会えてよかった。

7/12 13:30

(S)両側が低くなって終盤に入ったかなー。

(ka)だね！

空がどんどん近付いてきて胸が高まる(ง⸝⸝ᵒ̴̶̷ωᵒ̴̶̷⸝⸝)ว🎶

7/12 13:51

(S)カスティーナ博士が選んだ「沢でカップ麺作戦」が大当たりで実にウマイ。塩分補給も出来ていいね。

(ka)ほとんど補給しないで一気に歩いたので登山道に出る前にお食事タイム。

わたしはカレー味をチョイスしたんだけど、あまりの美味しさにインド人天才かと思った。

7/12 14:06

(S)気付けば沢水の温度が緩んでいた。湿原が水源だから日光で暖められた水が流れて来ているのかと予想。

(ka)なるほど、気付けば股下くらいまで浸かってもぜんぜん寒くない。

7/12 14:08

(S)人が加工したかのような丸太があった。

(ka)このさらに上には明らかに木道だったであろうものも転がってた。

7/12 14:13

(S)この辺りの標高ではもうそろそろ雪も見納めかな。

(ka)あと一息！

7/12 14:19

(S)不意に詰めが終了した。と同時にこのロケーションに言葉を失う！

(ka)ふわあーーーーーーーーーーーー☆*:.。. o(≧▽≦)o .。.:*☆

7/12 14:16

(S)最終的な脱渓地点。これ以上は藪がかぶってきて快適に登れないようだった。

(ka)藪漕ぎゼロ！

突然、巨岩帯が終わったと思ったら目の前に登山道！

7/12 14:20

(S)詰めが終了すると余裕復活なカスティーナ博士。

(ka)ジップロックを投げ捨てた感動的瞬間であった。（泣きながら拾いました）

7/12 14:23

(S)そしてすぐ登山道に合流。手を使わないでよくなった（´ω｀）

(ka)ドウブツからニンゲン、爆誕・:*+.\(( °ω° ))/.:+

7/12 14:40

(S)なんか久しぶりなハクサンフウロ。咲いたばかりなのかきれいな状態。

(ka)美ケ原高原以来？

7/12 14:41

(S)最近見ることが多いハクサンチドリ。藪の中でもがんばっていた。

(ka)たくさん咲いててウッキウキ。

7/12 14:43

(S)カメムシだけどカッコいい。オオツノカメムシ。

(ka)入渓直後にどこかで触れてしまったらしく、しばらく臭かった。

7/12 14:44

(S)沢を詰めてこの景色、これはすばらしい！

(ka)あまりの天国ぶりに感極まって泣きそう( ᵒ̴̶̷̥́ ᵕ ᵒ̴̶̷̣̥̀ )

あんな巨岩まみれの沢の上はこんなお花畑だったんだあ！

7/12 14:49

(S)下山もそれなりに時間が掛かるので、少し休憩したら下山です。まだまだがんばるズダヤクシュ。

(ka)聞いてくださいよ、下山なのに登ってるんですよ……ヽ(`Д´#)ノ

7/12 15:07

(S)途中にこれまた久しぶりなハクサンコザクラ。

(ka)はじめまして！かわいいね！

7/12 15:10

(S)毒毛虫のヨシカレハ。登山道真ん中の岩の上を大急ぎで歩いていた。

(ka)強く生きろよー。

7/12 15:12

(S)とてもきれいなミヤマカタバミ。マイヅルソウとゴゼンタチバナに圧されて少数派。

(ka)ピンクの筋入りは初めて見たよ。

7/12 15:14

(S)まだがんばりますかのサンカヨウ。
大部分は大きな実を付けていた。

(ka)でも見頃のあってお買い得！

7/12 15:14

(S)かつては到着して空いていれば予約も不要だった高谷池ヒュッテだけど、今や土日の小屋泊やテント泊は熾烈な争奪戦のようだ。

(ka)富士見平とはこれ、いかに(* ᐕ)？

7/12 15:15

(S)これも低山では咲かないキヌガサソウ。懐かしい。

(ka)おおーーーーーーーーーーーーーーーー(((o(*゜▽゜*)o)))♡

憧れだったこの花！

いよいよわたしも「登山してるんですよー」って胸張って言える。

7/12 15:24

(S)キヌガサソウの子分のようなツマトリソウ。

(ka)え、ちょっと美しすぎる。
代表写真、これでいいんじゃないかと錯覚する。

7/12 15:36

(S)下山途中で2〜3株あったかな？

(ka)だね。あんまりおっきいんでほんと、びっくり。

7/12 15:49

(S)簡易おトイレテントが設置されていた。このテント自体盗まれなきゃいいけど。

(ka)登山口に携帯トイレ売ってたね、そういえば。

7/12 15:50

(S)巨大なヤグルマソウの群れ。

(ka)カニコウモリらしき花は準備中。

7/12 16:16

(S)いつの間にかガスガスで何にも見えないね！

(ka)時間も時間だよね。

7/12 16:24

(S)けっこうたくさん咲いていたコケイラン、この株はまだまだきれい。

(ka)回る、回る、ランカウンター\( ´ω` )/

7/12 16:27

(S)激降ってきたのに、ここからさらにコレか（´ω｀;）

(ka)登山道だと思って舐め腐ってたら、クライムダウンしたくなるような岩下りでゲッソリ。

どうやら「ババ返し」なる難所だった模様。

7/12 16:30

(S)うれしい発見、ショウキラン！

(ka)よっしゃーーーーーーーーーーー♪───O（≧∇≦）O────♪

7/12 16:30

(S)いつも山に来るたび、ショウキランショウキランと言い続けてきたが、ここで感動の初対面。

(ka)ランの中でも神出鬼没と言われるだけに、いつかは見たいと願ってた。

7/12 16:30

(S)山に入っていればそのうちすぐ見れるだろうとタカをくくっていたけど、ずるずると引っ張り続けていた。ようやく課題解消。

(ka)キバナノショウキランだともっとカシューナッツ感があるんだよね！

それにしても見逃さなくてよかった。

7/12 16:48

(S)堰を切ったかのようにバカスカ咲いているコケイラン。

(ka)実はさ、コケイランモドキってもあるらしいよ？

7/12 16:58

(S)ギンランは何株かあったけど、さすがに終了。

(ka)なぜか一輪だけ咲き残り。

7/12 17:05

(S)ようやく入渓地点が近付く。登山道から登った沢が見えてくる。

(ka)え、入渓そうそう薮に逃げなかったらこれ登ることになってたのかな？

登山道からまる見えじゃん。

7/12 17:07

(S)黒沢橋に戻ってきたー！

(ka)だがここは地獄の門。

7/12 17:16

(S)ここからの下山はほぼ修行と化した。

(ka)あらゆる人々に追い抜かされ、あげく「大丈夫？」と心配される始末。

米子沢の下山もこんなだったな_(　_´ω`)_

7/12 18:02

(S)往路では閉じていたトンボソウ？が開き始めていた。

(ka)オニノヤガラに変化なし！

7/12 18:07

(S)疲労困憊である！

(ka)長岡市の中学生、強過ぎだろ( ꒪ͧд꒪ͧ)

火打山を日帰り登山して、下山したらキャンプファイヤーしたらしいですよ、奥さん。

7/12 18:16

(S)駐車場はさすがに車がかなり減っていた。

(ka)ただいまー！

からあげ棒とコーラが欲しいです！

撮影機器：

TG-4 OLYMPUS CORPORATION

iPhone XS Apple

感想

SM100C

言い方によっては反感を買うような内容になってしまうが、山にルールやマナーがあるのは非常にナンセンスだと思っている。
登り優先、挨拶を交わせ、山頂標識記念撮影は並べ、登山道を外れるな、早出早着、弾丸登山禁止、軽装登山ダメ…枚挙にいとまがない。

人との接点があるからそんな下界にあるような窮屈なものを持ち込み、はみ出したものを非難したりすることになる。
山の中では自由であるべきで、自由とはその人の倫理観でそれぞれ行動出来るものであって然るべきものだ。

皆多かれ少なかれ日常の中で理不尽なルールやマナーの中で生きており、はみ出した行動や思考についてはすぐ非難の対象となって、時として社会的評価が下がったりする。

そんなつまらぬものを山に持ち込むのはボクはまっぴらごめんである。
正確に言えば、そんなことが起こり得る山には行きたくないということだ。
ボクが沢を大好きな理由のうちのひとつはそこにある。
もちろん、誰とも鉢合わせしないという保証はないが、よほどの人気沢でない限り、誰にも会わずに済む。

以前、剱岳に登った時に、山頂標識の記念撮影で大行列が出来ており、適当に脇から撮って下山しようと思っていたら、みんな並んでいるんだから並べ、というようなことを言われたことがある。
そんなに自分たちのみで写りたいもんなんだろうか、というか、そんな写真にどんな価値や意味があるんだろう。人だけ入れ替わって皆同じ山頂標識の写真、ボクにはいまだに理解出来ない。出来ないが、そんな人が多いことは知っていて、そういう時は（滅多にないが）写真を撮らずに邪魔にならぬようさっさと下山することにしている。それがボクの倫理観だ。

極端に言えば、山では強ければ生き、弱ければ死ぬ。それだけだ。
軽装だろうが徹夜で登ろうが、強ければ無事降りて来られ、弱ければ途中で死んでしまうだろう。そういうものまでルールやマナーで解決しようとする現状はおかしいと思う。

TVでは軽装登山者を映し出し、いわゆるマナー違反、ルール違反をさらし上げて遠回しに非難し、世論の反感を煽るが、山を何も知らないことが一瞬でわかってしまう好例だと思っている。

ボクは本当に弱い登山者で、えらそうなことを言えるような実力はないが、弱いなら弱いなりの山を選択出来ることが山を楽しむ重要なポイントではないだろうか。
強がらぬこと。エスカレートしないこと。自慢優先にならぬこと。欲望優先にならず、倫理観を育てること。

イヤ本当にえらそうだなぁ(笑)

kastin52

ぼくパンクロックが好きだ。

この文の次にどんな言葉が続くかご存知の方は、わたしと同世代ならばそれなりにいることと思う。

ブルーハーツというバンドの「パンク・ロック」というタイトルの曲で、おそらく当時わたしは中学生だったと思う。

当時のわたしは小学生の頃からの筋金入りのビートルズオタクと言っても過言ではなくて、巷で流行っていたアイドルだとか歌謡曲についてはほとんど知らない。

ずっと後になって、例えば松田聖子の「天国のキッス」が細野晴臣の作品だと知ったりして歌謡曲も捨てたもんじゃないと思ったのはまた別の話だ。

とにかく、ひねくれて、背伸びして、人が知らないような音楽や映画をこっそり鑑賞して悦に入るようなイヤな中学生だ。

甲本ヒロトという人もパッと見、シド・ヴィシャスのパクりなんじゃん？と思って、ちょっと小馬鹿にした。

ぼくパンクロックが好きだ。
中途半端な気持ちじゃなくて。か。

ジョン・レノンはそうやって死んでいったんだぜなんて、嘯いてみたり。

何年もたって甲本ヒロトはこう歌っていた。

夏の匂いとキミの匂いが
混ざりあったらどきどきするぜ

「青春」というこの曲はブルーハーツではなくハイロウズというバンドに名を変えていたけども甲本ヒロトそのものだ。

このとき甲本ヒロトはたぶん40歳前後。
世間的には充分オッサンだし、さんざん稼いで欲しいものなんてたいてい手に入れたことだろう。

そんな金持ちのオッサンが未だにこんな青臭い言葉であの頃のまんまのしゃがれ声で歌っている。

これはまちがいなくパンクだし、あの頃の歌ってた中途半端な気持ちじゃないってことが痛いほど分かった。

だってわたしだってパンクロックが好きだし、どうしたってそんなわたしは普通に生きていくことができなかった。

年ばっかり取ってしまって、もうあとにも引けなくてヒロトみたいな財産もない。

だから神さま、山の中でくらいは思いっきりパンクでいさせてください。

コメント

nukayama

お二人様、お疲れ様でした。
同じ日に黒沢に行かれたのですね。
記録を懐かしく拝見しました。
2018に体調崩す前の最後の沢登りでした。
黒沢はアプローチ、詰めの藪漕ぎ無しと入りやすい沢ですよね。
相当水は冷たかったようで、下りは辛かったようて。
分かります、冷え切ったヒザ、反対に折れるかと思うほど痛い😵😵😵
またの沢登りの記録待ってます、

2018の黒沢
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1532186.html

SM100C

nukayamaさんこんにちは！
夏にもここに行かれていたんですね、今記録拝見しました。
初級の沢で滝らしい滝は2〜3本、しかも高いものはなくてロープがほぼ不要ってことで、景色もいいはずだし、花も期待できる！ってことで行ってみました。
そしたら巨石群は予想以上に長く、かなり疲れました（´ω｀;）
この時期だしヘッデン下山にはならないだろうとタカをくくって行きましたが、けっこう危うい時間で自分でもビビリました！
しかしこの沢、詰め上げた時の感動は言葉になりませんね（´ω｀）
さすがの火打周辺の山でした。

nukayamaさんの同日レコ「例の花」、本当は先週見に行く予定にしていたんです。
でもあまりに体力に不安があるし日帰りじゃどの道ダメ、かといって小屋は高いしテントは重い…
ってことで苦渋の決断で中止にしていました。
もっと体力戻さないとダメダメです(´ω｀;)
まったくもってうらやましい記録でしたよ！

kastin52

nukayamaさーん！過去レコ、拝見しました。

変わってないようで、少しちがって、過去の記録ってすごくおもしろいですね。

わたしがロープ出してもらった階段状のとこ、ちゃんと水流あって滝になってたんですね。
巨岩沢だからちょっとした流れで変化するんですかね。

甌穴もあった！あった！

おっしゃる通り、入りやすいし短いし藪漕ぎゼロだし詰めた先は天国だし下山は登山道だし素晴らしい沢でした。

しかし、今のわたしの体力だとあの巨岩越え沢はほぼ限界💦
去年、ヤド沢（中退）でも痛感したんですけど。
もうちょい歩きパートが欲しかった……

けっこう近いところをお互い歩いているのでいずれどこかでばったりしたいなーと思っていたので今回のニアミスはとっても残念！

とはいえ今回お会いしたらかなりぼろ雑巾姿を晒すことになったので、結果オーライ(* ᐕ)？

コメントうれしいです！