万葉の道から吉野山へ☆(宮滝からさくら満開の吉野を周回しました♪)
- GPS
- 05:35
- 距離
- 12.4km
- 登り
- 573m
- 下り
- 588m
コースタイム
天候 | 薄曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
タクシー 自家用車
大和上市駅から宮滝バス停までタクシー移動 (2200円) |
コース状況/ 危険箇所等 |
《宮滝バス停⇒水分神社》 バス停前に案内図あり。柴橋から吉野川を渡り、吉野山を示す標板に従って車道を歩きますが、随所に石碑や案内板もあるので迷わないです。 車道終点から万葉の道に入りますが緩やかな道で歩き易く、木道やベンチで良く整備されているので危険箇所はありません。ただ岩がガレ気味だったり渡渉箇所もあるので街歩きの靴は不向きです。御園集落からの道と合流してからの道から中千本や如意輪寺、上千本や水分神社方向への分岐があります。分岐からひと登りで水分神社手前の好展望地に出るので休憩を推奨します。この場所から水分神社に登るのに10分かからない程度です。 《水分神社⇒近鉄吉野駅》 大峯奥駈道ではありますが、特にお花見や紅葉のシーズンは観光客でいっぱいだと思います。休憩に適した展望台や広場も多いのでハイキングにはいいと思います。道は舗装され売店やトイレも豊富にありました。 《近鉄吉野駅⇒大和上市駅》 電車で2駅分を歩きます。バス通りは歩道はなく、交通量も多いので注意が必要です。吉野神宮駅手前の突き当りで右に折れて、吉野川を上市橋で渡って大和上市駅に至ります。 |
写真
感想
週半ばの雨で関西の桜はかなり散ってしまったようですね。
私達はちょうど1年前に吉野山にお花見登山に行ったのですが、今年の吉野山は上千本辺りがそろそろ見頃らしいので、毎年の春の恒例にしてみたい気持ちも含めて行って来ました。
去年は大和上市駅前の駐車場に車を停めて、バスで川上村の西河に移動してから蜻蛉の滝経由で吉野山最高峰の青根ヶ峰に登り、そこから吉野の桜を見ながら下って吉野駅〜上市駅まで歩いて戻るコースでした。
今回は前回歩かなかった宮滝から万葉の道で上千本に出るルートを計画しましたが、上市駅からの始発バスが去年は7時29分だったのに、ダイヤ改正があったようで今は8時30分になっているようです。少しでも早い時間に下山したいので、上市駅からタクシーで宮滝に移動しようと思います。
早朝6時前に大和上市駅に着くと曇り空ですが、去年は雨が降っていたので贅沢は言えません。終日300円のコインパーキングに車を停めてバス停に移動すると、事前に調べた通り杉の湯方面行きの始発は8時30分になっています。予定通りタクシーに乗車して宮滝バス停近くで降りました。
バス停付近にある風水百珍の里案内図の看板を確認して歩き始めます。
古い小学校跡のグラウンド前に宮滝遺跡の石碑があり、随所に案内板や石碑のある史跡巡りの道が続きます。吉野川に架かる柴橋からは、青根ヶ峰の山裾を流れる象(きさ)の小川からそそぐ夢のわだが良く見えました。
途中の分岐や突き当りには吉野山と書かれた標板があり、民家が点在する集落を抜ける様に舗装された車道を進んで行くと、朱塗りの本殿が鮮やかな桜木神社があって、神社の周囲の桜の木が見頃で綺麗でした。
やがて車止めのある車道の終点があり、どうやらここが宮滝登山口で万葉の道のスタート地点になるようです。標板に従って右に曲がると、足元に広い駐車場を見下ろしながら山道に入って行く道になりました。
万葉の道は緩やかで歩き易く、杉の木立から明るい陽射しが差し込んで、象(きさ)の小川(現在の喜佐谷川)のせせらぎを聴きながら歩くとても気持ちのいい道です。途中の分岐を少し下ると、万葉集にも謳われた落差15mの高滝があり、岩肌を分岐して流れ落ちる姿を目の前で見れました。
滝の上部から象の小川を渡渉して、丸太のベンチや綺麗な木橋もある良く整備された道を登って行けば御園集落からの道に合流します。車も通れそうな幅の広い道を更に進むと3方向の分岐路に出ました。標板に水分神社と記された三叉路の中央の道に進み、少し急に感じる小径を登って「さくら咲競プロジェクト」と書かれた看板のある展望地に出ました。
唐突に開いた視界からは上千本から下千本に至る斜面を見下ろす好展望地で、一目千本の名に相応しい濃淡のある桜を一望しながら休憩されている方々が沢山居られました。私達も見晴らしのいい斜面に腰を降ろして小休憩しましたが、時間はまだ8時半にもなっていないのに、既にここまで登って来られてる方が多かったのは少し驚きました。でも後からのこの日の混雑ぶりを考えると、この時はまだ全然人は少なかったと思います。
展望地から少し上に登って水分神社に立ち寄って境内を拝観しました。
去年は混雑の中で登山スタイルが浮いてる気がして、水分神社から吉野駅までどこにも寄らず一気に下りてしまったので、今年こそはゆっくり見て歩きたかったんです。幸い去年よりも登山スタイルの老若男女の姿が増えたような気がして心強かったです。水分神社から花矢倉展望台に寄りましたが、最初の咲競プロジェクトの看板からの眺望の方が良かったです。
去年はお昼ご飯を食べた上千本のベンチに着きましたが、時間はまだ午前9時です。それならばと道沿いで販売していた鮎の塩焼きを朝食として頬張りました。恐らくは朝の開店直後に鮎を焼き始めて、私達が最初のお客だったんじゃないかと思うんですが、きっと予想以上に美味だった鮎に歓喜の声を上げながら貪る私達は、恰好のサクラになっていたと思います。
今日は日本一の桜を見ながら厳かに世界遺産を巡ろうと計画していた私達でしたが、ここから食べ歩きのスイッチが入ってしまったので、ここからのメインは葛餅とみたらし団子と柿の葉寿司でした(笑)
お店選びも去年の経験があるので、ここのお店は美味しかったとか、あの辺りにあのお店があった筈と食べ歩く効率も良いのです。
もちろん竹林院や吉水神社、金峰山寺蔵王堂・仁王門と前回は見れなかった主要処も時間を掛けてしっかり拝観する事が出来ました。特に金峰山寺は秘仏本尊の特別ご開帳期間という事で、桜より多いんじゃないかと思える程の大勢の人で賑わっていました。
下千本から七曲りを下りる頃には時間は10時半を過ぎて、人の数はピークを迎えて広い道幅いっぱいに坂を登る人の波ですれ違うのも一苦労です。
吉野駅前にはケーブル乗り場に並ぶ長蛇の列で凄い事になってました。
去年と同じお店で桜ソフトクリームを買って、今からあの人でいっぱいの中に登って行くのは大変だなと他人事ながら心配してしまいます。
休憩のあと時間は11時を過ぎたばかりで大阪方面へ向かう電車は混雑なく乗れそうだったのですが、買い食いでかなりカロリーオーバーになったので去年と同じく上市駅まで歩く事にしました。吉野駅からの道は歩道のない車道を歩くので少し怖いですが、道すがらに見れるタンポポやレンゲソウの群生がとても綺麗でお気に入りの道なんです。
やがて吉野駅からゆっくり歩いて50分程で上市駅に到着しました。
今日は快晴ではなかったものの、まずまずのお天気で去年より人が多かったですが、去年も歩いて耐性が付いていたせいか気持ちの余裕もあり、混雑の割りにはスムーズに歩けました。来年以降も桜の季節には、また違うルートを考えて吉野を歩きたいと思います。
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する