八丁坂から比叡山



- GPS
- 05:32
- 距離
- 8.8km
- 登り
- 756m
- 下り
- 768m
コースタイム
天候 | 晴れ&曇り&小雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
写真
感想
比叡山は地元でもあるので毎年何度か登るが、メインは東面からが多いので今回は西面からの、秋元町八幡神社からである。ふるさと前というバス停から神社にお詣りしてから、裏山に登るような神社脇の横道を進むと、以前はなかった茫々の草で背丈が高いのと密集が難儀だ。密集の僅かな疎の部分の草を分け分けしながら、GPSの軌跡を確認しつつ右に左にと高度を少し稼ぐと左(北側)は植林の端で何とか足を置く場所が良く見える斜面になった。更に北にトラバース状に進むと下から杣道風の溝道が現れて、ホッとして休憩だ。ここは次のバス停である登山口がすぐ下に見える境界尾根である上に、植林は当然ながら下草がないので、登山口側から登れば楽勝にここに到達できるではないか?と先ほどの苦戦を回避する方法の一つだと新たな情報だ。
しばらくは古道に導かれて緩やかな斜面をゆっくり進むと、左には昨日の雨の影響で水量を増やした流れがある。傾斜が少しずつ増えて来ると小さな流れを横切って側面は岩を抱えた斜面となり、ヘツリ状態や渡渉で何とか足の置ける場所を探しながらである。踏み跡は殆どなく赤テープも見当たらないので、GPSの軌跡を確認しつつ歩きにくい石のゴロゴロと倒木との戦いだ。右上に林道らしきものがありそうな気配なので無理してグズグズの斜面を上がると廃林道に近い広い道があった。すぐ向こうが西山峠らしいが、小沢を登らないといけないので止めにして、この林道を少し行った場所で休憩だ。ここは乾いた林道なので、先ほどからメンバーの多くがヒルがいると言っていたので、ここでヒル検査と退治に専念した。最近は比叡山にもヒルはいるが、昔はほとんどいなかったものだ。比良でもいなかったのに、最近は見かけることが増えて来た。鈴鹿は春を過ぎたら行けないよ、と言っていたが、今や比良比叡も同じになってしまった。これも温暖化で、北へ北へとヒルも生息域を伸ばしているのだろう。
林道を歩き始めて、ここならヒルも大丈夫だね、と言っていたら、誰かのズボンについているというので、皆で確認する始末であった。樹林から出たら暑かろうと思っていたら、陽ざしは雲に隠れて、厚い雲が覆いだしていた。北部が見渡せるカーブに差し掛かると大原の町が俯瞰出来て、瓢箪崩山が目の前に見えた。横高山と水井山が一緒の山のようにピークを重ねている。もうすぐ昼なので、ツツジ平の展望台でランチにしようかな?と考えていると、小糠雨のような小さな粒が僅かに判るほどだが降って来たので、今日は雷雨予報も出ていたことより、急遽根本中堂の休憩所に変更して、西塔からの道と合流して阿弥陀堂脇から根本中堂広場に急いだ。
ランチの休憩所ではエアコンは起動していないが涼しいほどでやはり標高が高いから気温も低いのだと実感した。幸いと雨は直ぐ止んだようで下山開始頃には陽ざしが再び現れた。いつものように本坂を下りだしたが、メンバーが本坂のすぐ北脇の尾根に五輪塔が沢山あって、更に本坂のようなゴロゴロでなく歩きやすいとの提案に踏み跡のある尾根に向かった。初めはアップダウンが少しあるが、道は杉の葉で覆われてクッションで快適だ。そして、初めての五輪塔を目にすると、次々とそれは現れるのであった。もう飽きたという頃にはその五輪塔に誰が飾ったのか、沢山の石や花や飾り物を並べていた。それが最後で本坂に合流して、京都側からの比叡山ハイクは終了だ。
日吉神社鳥居から直ぐの茶屋でビールで喉を潤していたら、もの凄い大粒の雨だ。軒をたたく音と屋根から落ちる雨粒が酷い程だ。ツツジ平でランチして大比叡に登っていたら、この雨に遭遇は確実だったろうと胸をなでおろした次第だ。運が良かったのさ。
”八”、”永",”山”、”竹な”、”竹む”、”長”、”嶋”、”兵”
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する