世界一の立ち枯れ街道(雁峠〜燕〜古礼〜水晶〜雁坂峠)ドキューン〜作場平から


- GPS
- 13:29
- 距離
- 19.8km
- 登り
- 1,369m
- 下り
- 1,372m
コースタイム
- 山行
- 12:53
- 休憩
- 0:37
- 合計
- 13:30
天候 | 梅雨明け 快晴青空 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年07月の天気図 |
アクセス |
行動時間 13時間半 標高範囲 1300m〜2100m 山で会った人 ランナー30人 登山者15人 スマホカウント 40000歩(記録 満足度 90% お勧め度 立ち枯れフェチのみ 観光 奥多摩湖 |
写真
感想
ヘロヘロおやじ最終章 NO55
世界一の「立ち枯れ街道」(雁峠〜燕〜古礼山〜水晶山〜雁坂峠)ドキューン〜作場平から
立ち枯れはシラビソだけじゃなくて、ダケカンバもそうなる。樹林のミイラ化。あまりに乾燥地形で、山火事じゃないぞ、立ち枯れだ。京都を吹く風が、恵那を越えて、飯田から南アルプスを越えて、甲府盆地からさらに奥秩父に当たる。湿度ゼロ。一年中、雪も降らない。その乾燥気候で、山は部分で立ち枯れる。世界遺産といってもいい。そのど真ん中を歩いていく。エクスタシーでもある。
作場平を5時前に出て、笠取小屋へいく。7時に着くが小屋番もまだ登ってくる最中だが、この人気テント場には、今日の客が早くも泊り態勢にはいっている。通過して雁峠へ。ここからローカル線になって、倒木も放置されて、おでこにゴツンと当たることも。
こんな草ッパラの峠がどうして存在するのか。樹林が生えない。土壌がマグネシウムか。秩父は不思議である。
ここから急登して燕山へ向かう。梅雨明けして天気がいい。そのすっきりした稜線から、南アの聖〜赤石〜荒川が見える。その先で塩見〜北岳〜甲斐駒も。天下を取ったようだ。
燕あたりから、立ち枯れが出てくる。芸術である。下って古礼山は、立ち枯れの乱立。ここはエジプトのミイラかと思う。下って水晶山も行くことに。この辺りも満載。
そもそも唐松とかシラビソの高木だから中間に葉っぱがない。わずかに頂点だけ。その植生の弱さに、乾燥風が当たって、夏でもないのに、樹林は一年中乾燥性の熱中症と同じことになる。少ない葉っぱでは、青年期以降の樹林は乾燥に耐えられずに、腐る前にミイラ化して立ち枯れる。この荒廃したよう不貞腐れた風景は、樹林の再生を促す。日本のパウダースノー並みの世界遺産になる。立ち枯れに触って抱き着く。ポコポコして幹に中身がない。踊り子さんには触らないで、見るだけの方がエクスタシー。
どうせなら雁坂峠まで下る。あの峠は下りといっても、登って峠になる不思議。
昼なって飯にするがすでに7時間。いや今日は分水嶺トレールのマラソンやっていた。深夜0時に奥多摩駅出て、9時頃にトップはこの辺りに来ていた。ゴールは清里で制限3日。トップは今日中にゴールする。その後30人くらいにあった。
さあ帰ろう、来た道戻るが気は案外かるい。水晶登り返して、古礼巻いて、この辺りから、続々ランナーがくる。中央値では、将監峠泊らしいが。
雁峠に戻って、ランナー3人いたが、私も休む。ここへ直接くる亀田の林道は歩いたことないがいずれ。
少し登って笠取小屋。オヤジがいて立ち話。林道から幹線くだる。
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