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Yamareco

記録ID: 8445026
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沢登り
石鎚山

瀬場谷上流域遡行〜東赤石山〜床鍋谷下降

2025年07月20日(日) [日帰り]
 - 拍手
GPS
09:46
距離
13.1km
登り
1,437m
下り
1,432m

コースタイム

日帰り
山行
9:00
休憩
0:47
合計
9:47
距離 13.1km 登り 1,437m 下り 1,432m
6:18
3
スタート地点
6:21
6:26
45
7:11
7:16
181
10:17
10:42
50
11:32
27
11:59
12:06
33
12:39
12:40
19
12:59
134
15:13
15:16
32
15:48
15:49
16
天候 曇り時々雨
過去天気図(気象庁) 2025年07月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
昨日よりは若干水量減ったようだがまだまだ厳しそう、という以前にここから入渓するつもりはサラサラ無し(笑)
昨日よりは若干水量減ったようだがまだまだ厳しそう、という以前にここから入渓するつもりはサラサラ無し(笑)
登山口のトイレは地元の方々のおかげ?きれいに清掃されていた。外の水道がちょろちょろで、すぐに止まってしまうのでご注意ください。
登山口のトイレは地元の方々のおかげ?きれいに清掃されていた。外の水道がちょろちょろで、すぐに止まってしまうのでご注意ください。
クルマは発電所前に停めさせていただいた。(隣の民家のおばさんに確認済み)
クルマは発電所前に停めさせていただいた。(隣の民家のおばさんに確認済み)
東赤石登山口の看板のところから登っていく。
東赤石登山口の看板のところから登っていく。
瀬場分岐で筏津からの道と合流
瀬場分岐で筏津からの道と合流
ここを回り込むと・・・
ここを回り込むと・・・
対岸に八間滝がものすごい音を響かせていた
対岸に八間滝がものすごい音を響かせていた
滝の直登を避け小さく高巻けない場合は一般登山道に巻き上げるとのことのようだが、真下を見る限り、とても巻き上げてこられるように見えなかった
滝の直登を避け小さく高巻けない場合は一般登山道に巻き上げるとのことのようだが、真下を見る限り、とても巻き上げてこられるように見えなかった
瀬場谷を左岸に渡り返す橋。ここから入渓する淡い期待があったが・・・
瀬場谷を左岸に渡り返す橋。ここから入渓する淡い期待があったが・・・
どう登るかアイコンタクトしてみる・・・飛び込んで淵を泳ぎ滝壺に這い上がって右岸を高巻き・・・う〜ん増水時に初見ソロでやるべきではない、と諦めた
どう登るかアイコンタクトしてみる・・・飛び込んで淵を泳ぎ滝壺に這い上がって右岸を高巻き・・・う〜ん増水時に初見ソロでやるべきではない、と諦めた
登山道から覗いてみるが、尋常ではない水量に感じられた。自分の力量では避けて正解だったと感じた
登山道から覗いてみるが、尋常ではない水量に感じられた。自分の力量では避けて正解だったと感じた
一般道をぐんぐん登る
一般道をぐんぐん登る
そして第2の入渓ポイントである右岸への渡渉地点。人によっては脱渓地点からの入渓。瀬場谷の核心部を全部巻いてしまったことになるが、気にしない(笑)
そして第2の入渓ポイントである右岸への渡渉地点。人によっては脱渓地点からの入渓。瀬場谷の核心部を全部巻いてしまったことになるが、気にしない(笑)
沢靴に履き替えて踏み込む。なかなかいい感じ
沢靴に履き替えて踏み込む。なかなかいい感じ
水量もあるため意外に楽しい
水量もあるため意外に楽しい
かんらん岩の滑滝が続く
かんらん岩の滑滝が続く
腰程度の淵と滑が交互に続く。渓相林も美しい。広島にあったら入門者向け人気の沢となること間違いないと思う
腰程度の淵と滑が交互に続く。渓相林も美しい。広島にあったら入門者向け人気の沢となること間違いないと思う
露岩滝の上部に落差10mはあろうか豪快に水を巻き上げながら落ちる2段滝が出てきた。
露岩滝の上部に落差10mはあろうか豪快に水を巻き上げながら落ちる2段滝が出てきた。
直登不能、左右切り立っていたので右岸から巻き上げた
直登不能、左右切り立っていたので右岸から巻き上げた
落ち口から見下ろしたところ
落ち口から見下ろしたところ
続いて2条の10m滝。ここも直登は無理、右岸から巻き上げると・・・
続いて2条の10m滝。ここも直登は無理、右岸から巻き上げると・・・
あれっ、先行者がいる、と思ったらなんのことはない、登山道だった(笑)
あれっ、先行者がいる、と思ったらなんのことはない、登山道だった(笑)
1300mを越える標高での沢登りは初めてだが心配した水温も思ったほど冷たくなく積極的に浸かりながら登れた
1300mを越える標高での沢登りは初めてだが心配した水温も思ったほど冷たくなく積極的に浸かりながら登れた
多段滝。高さはあるがホールド豊富で水心を気持ちよく登れた
多段滝。高さはあるがホールド豊富で水心を気持ちよく登れた
登山道が左岸に渡り返し、赤石山荘に向かって沢沿いから離れる地点
登山道が左岸に渡り返し、赤石山荘に向かって沢沿いから離れる地点
いよいよ源流域かと思ったが、まだまだ滝が続く。これは直登
いよいよ源流域かと思ったが、まだまだ滝が続く。これは直登
こちらは右から越えた
こちらは右から越えた
ここも好きなように登れた
ここも好きなように登れた
ここは右の岩のエッジに立ちこんで流心を越えていく
ここは右の岩のエッジに立ちこんで流心を越えていく
まだまだ続く
登るにつれガスが深くなり小雨も降りだした。
登るにつれガスが深くなり小雨も降りだした。
10mの2条の滑滝は左を直登できそうだったが、下部に釜が無いため右岸から巻き上げた
10mの2条の滑滝は左を直登できそうだったが、下部に釜が無いため右岸から巻き上げた
周りを見渡すと下草の無いすっきりとした景観。鹿の食害だろうか?
周りを見渡すと下草の無いすっきりとした景観。鹿の食害だろうか?
源頭部に近づくにつれ傾斜が増してきたが、登るのは容易
源頭部に近づくにつれ傾斜が増してきたが、登るのは容易
どちらを行くのか悩ましい所はGPSで確認した
どちらを行くのか悩ましい所はGPSで確認した
1600m近くまで来たがまだ水流がある
1600m近くまで来たがまだ水流がある
1650mまで来ると稜線が見えてきた
1650mまで来ると稜線が見えてきた
全く漕ぐこともなくピッタリ石室越に飛び出した。
全く漕ぐこともなくピッタリ石室越に飛び出した。
稜線を伝い視界が開けたところで小休止
稜線を伝い視界が開けたところで小休止
かんらん岩の上で沢道具を解く
かんらん岩の上で沢道具を解く
晴天の下、赤石の縦走を楽しめるかと思ったらこの天候。昨日より悪い
晴天の下、赤石の縦走を楽しめるかと思ったらこの天候。昨日より悪い
雨が打ち付けるがどうせ濡れているから関係ない
雨が打ち付けるがどうせ濡れているから関係ない
風雨が強かったため稜線上はやめ右から巻いた
風雨が強かったため稜線上はやめ右から巻いた
どなたかが持ち上げた写真を撮ってもらいたいと言っていた岩かな?
どなたかが持ち上げた写真を撮ってもらいたいと言っていた岩かな?
ここを登りきると
ここを登りきると
鉢巻山。以前訪れた時の快晴景観を思い出しながら通過
鉢巻山。以前訪れた時の快晴景観を思い出しながら通過
履き替えたトレランシューズのイボソールが滑りまくる。これならば沢靴のまま縦走した方が良かった!
履き替えたトレランシューズのイボソールが滑りまくる。これならば沢靴のまま縦走した方が良かった!
東赤石山 エビラ方面眺められなくて残念
東赤石山 エビラ方面眺められなくて残念
三角点ピーク通過
三角点ピーク通過
樹林帯を下り切ると・・・
樹林帯を下り切ると・・・
ここまで下るとガスも取れ、瀬戸内海が見えた
ここまで下るとガスも取れ、瀬戸内海が見えた
この看板地点から下山開始
この看板地点から下山開始
床鍋谷源頭部渡渉地点。ここで沢靴や衣類を清める
床鍋谷源頭部渡渉地点。ここで沢靴や衣類を清める
一旦床鍋谷から離れるが、徐々に沢筋に近づく
一旦床鍋谷から離れるが、徐々に沢筋に近づく
偵察のため床鍋四電巡視路分岐から沢筋に降りてみる
偵察のため床鍋四電巡視路分岐から沢筋に降りてみる
初心者向けを謳うだけのことはあり瀬場谷よりは心なしか優し気な感じがした
初心者向けを謳うだけのことはあり瀬場谷よりは心なしか優し気な感じがした
対岸の山は東光森山だろうか?
対岸の山は東光森山だろうか?
ヤカンがかかった廃屋を抜けると
ヤカンがかかった廃屋を抜けると
登山口を示す標識が建っていた
登山口を示す標識が建っていた
高知伊予三島線に合流し起点に向かう
高知伊予三島線に合流し起点に向かう
晴れてきたものの銅山川はまだこの水量
晴れてきたものの銅山川はまだこの水量
ラウンド完了
【おまけ】空いた時間で筏津坑を見学
【おまけ】空いた時間で筏津坑を見学
明治時代に反映を極めた
明治時代に反映を極めた
その入口部分を公開していた
その入口部分を公開していた
かつてのドリルの跡などもそのまま残っていた
かつてのドリルの跡などもそのまま残っていた
説明板によると、第4通洞を通じマイントピア別子の炭出場まで繋がっていたという
説明板によると、第4通洞を通じマイントピア別子の炭出場まで繋がっていたという
岩盤を掘削した重機の数々
岩盤を掘削した重機の数々
なかでも目を引いたのがこの車両
なかでも目を引いたのがこの車両
せいぜい高さが胸丈程度しかないのだが、かつて「かご電」と呼ばれ、日浦〜東平間の通勤、通学に使われていたと言う。真っ暗な狭い坑道をどんな気持ちで通過したのだろう
せいぜい高さが胸丈程度しかないのだが、かつて「かご電」と呼ばれ、日浦〜東平間の通勤、通学に使われていたと言う。真っ暗な狭い坑道をどんな気持ちで通過したのだろう
別子山と新居浜を結ぶ唯一尾公共交通機関だった
別子山と新居浜を結ぶ唯一尾公共交通機関だった
当時の過酷ではあるものの活気に満ちた生活を想像しながら筏津を後にした
当時の過酷ではあるものの活気に満ちた生活を想像しながら筏津を後にした

装備

個人装備
Tシャツ 長袖インナー ソフトシェル タイツ ズボン 靴下 グローブ 雨具 日よけ帽子 ザック 行動食 非常食 ハイドレーション 地図(地形図) コンパス ヘッドランプ GPS ファーストエイドキット 携帯 時計 タオル カメラ ロープ ハーネス ヘルメット 確保機 ロックカラビナ クイックドロー スリング 渓流シューズ ルート図 ネット 熊鈴 防水袋 トレイルシューズ

感想

https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-8435654.html に続く別子ツアー2日目。今日こそ沢を登ることにしたが、床鍋谷、瀬場谷とも水量の多い下流域は難しそうで、上流域の傾斜が緩く脇に登山道が通っておりより安全と思われる瀬場谷を選択。

入山早々登山道から八間滝を見下ろすと、凄まじい轟音を立てていた。皆さんが巻いている右岸壁もチェックしながら歩くが思った以上に傾斜がキツく木の間隔も疎で、どう見ても巻けるように見えない。そうこうするうちに900mの橋で対岸に渡り返す第1の入渓ポイントにやってきた。
水量が減っていれば入渓したかったところだが、相変わらず激しく流れており断念。左岸の一般道から垣間見るも予想通りの厳しさ。

結局第2の入溪ポイントである登山道が右岸へ渡り返す1230m地点より入溪。水量は相変わらず多いものの、傾斜が緩いことから快適に遡行できる。所々に滝があり楽しい。難しい滝も2〜3あったが、容易に巻くことができた。なにより、中央構造線特有のかんらん岩の織り成す滑床風情がとても美しい。源流域もスッキリとしており、全く漕がずに主稜線まで到達することができた。

核心部をパスしたこともあって予定より早い。相変わらず雨交じりの悪天であるが、権現越まで縦走することにした。春に縦走した時には何の問題も無かったが、今回はガスに閉ざされたためか何度か踏み跡を見失いかける。また、履き替えたトレランシューズの滑ること。かんらん岩にイボソールが全く効かない。こんなに滑るなら沢靴のまま縦走した方が良かった(笑)

折角の東赤石を眺望無しで縦走し終え権現越しまで来るとガスが晴れてきた。昨日に続き1400m前後より上はダメなようだ。日差しの戻った床鍋谷を偵察しながら下って終了。

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