前常念岳 リベンジにお付き合い



- GPS
- 11:24
- 距離
- 11.5km
- 登り
- 1,473m
- 下り
- 1,472m
コースタイム
天候 | 曇り 下山時雷雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
3:10 安曇野穂高発 4:00 三俣 森の広場P着(第一駐車場満車) <復路> 15:30 三俣発 16:10 自宅着 |
コース状況/ 危険箇所等 |
問題ない 岩場注意 |
その他周辺情報 | ほりでーゆー四季の郷 宿泊・食事・日帰り温泉(三俣への入り口にある) シャクナゲの湯(穂高温泉郷)など多数 アルプス安曇野公園 |
写真
感想
2025年(令和7年)7月24日(木)
前常念岳 リベンジにお付き合い
前常念岳にこだわるN氏。
昨年、私が急に同行できなくなり前常念岳へ向かったN氏だったが雲行きが悪くなり途中で引き返している。
三俣からの前常念岳へ、険しい道のりを乗り越えての登頂にリベンジとの強い思いに同行することにした。
常念岳でなく前常念岳だ。
常念岳に登った人でも、前常念岳に登っている人は少ないと思う。
私は記録を辿ると6年前に登っているものの久しぶりだ。
一週間前に北穂へ向かい横尾から引き返すことになった足の調子を見ながらだ。
真っ暗な中、三俣駐車場に到着する。
なんと既に満車(昨晩既に満車だったとのこと)、下の森の広場駐車場へと戻り歩き始める。
N氏からは、4時に三俣から歩き始めるとの連絡が入っていた。
きちんと場所も決めておけば良かったのだが、暗闇の中満車状態で歩き始める人もいてN氏が見つけられない。
三俣はラインもつながらず、結局落ち合うことができぬまま、4時を過ぎN氏は歩き始めたのだろうと思い込み、後を追うつもりで登り始めた。
昨日の午後の雨で濡れる登山道、ことに木の根が多いので注意して歩く。
6年前には木の根の段差にこれほど難儀しなかったと思うほど前に進まない。
そこに足の調子も悪いので耐えて歩幅を狭くゆっくり行くしかなかった。
光が差す稜線が近づいてくるのを励みに一歩一歩。
尾根に出ると比較的なだらかな登山道が続くと記憶していた。
気軽に歩くつもりが、意外と傾斜がきつく感じるのだ。
やはり歳を重ね体力が落ち同じ登山道でも別物になっている。
アルミの梯子を登り切ったところから岩の急登が始まる。
一歩目から岩のどこを通れば良いのか迷う。
登り切ることができるのか不安にもなる。
マーク、矢印を見つけながら大きな岩をよじ登り、バランスをとって岩の足場を慎重に定め登り続けた。
周囲は真っ白になってきたが、時々遠くの雲が流れ穂高の山並みが眺められた。
薄い青空に雲間から一瞬見られた雪残る穂高岳はえにも言われぬ光景だった。
それは前常念岳にたどり着いたときにもご褒美として現れた。
さて前常念岳に着いたもののN氏がいない。
えっ!
後から登り始めたようで暫く避難小屋前で待つことにした。
登ってくる方に様子を聞くと、N氏らしき人を抜いてきたとの情報を得た。
待つこと数十分。にこやかに山頂へ登り着いたN氏。
私を三俣駐車場でだいぶ待ってから登ってきたとのことだ。
連絡の不十分さが引き起こした行き違いだったが、無事山頂で合流できたのは幸いだった。
どうしても登りたかった前常念岳に昨年のリベンジがなった瞬間だ。
山頂周囲は白くなり、しばし休憩後二人でゆっくり下山した。
痙攣、膝の痛みを気にしながら、善くぞここまで歩いてきたと思う長く険しい道のりだ。
想定はしていたがゴロゴロと雷が鳴り始める。
雷鳴は近くはないので心配は無かったが中腹辺りから雨が降り出した。
N氏の前常念岳へのリベンジは思わぬ岩の山頂での合流。
自信を得た登頂は、次の山へつながると話をしながらの下山。
最後、雷鳴と雨降りに合い忘れられない前常念岳となった。
ふるちゃん
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