モンゴル フブスブルク湖北のロシア国境にあるサリディク峰
アブハチ
その他1人 
体力度について
- GPS
- 12:00
- 距離
- 20.9km
- 登り
- 1,656m
- 下り
- 1,642m
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- 山行
- 12:01
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 12:01
| 天候 | 快晴 |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2025年07月の天気図 |
| アクセス |
写真
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感想
任地BH（バガノール)に戻って来ました。改めて感想というか、サリダク峰登山についてお話しします。
1，ハンフまでのアプローチ
ムルンまで
首都ウランバートルからムルンまでは、国内線で行くか長距離バスで行くか、はたまたエルデネトまで夜行列車で行き、そこから車をチャーターしてムルン（チャーターするなら一気にHanx（ハンフ）までがイイかな？
�…控�離バス
バスターミナルはUB郊外のドラゴンバスターミナルで、発車時刻は午前の8時と15時、18時、20時、21時がありますが日によって微妙に異なる場合もあるので確認すること。
乗車時間は休憩込み（食事休憩含む）で13時間前後です。つまり、朝の8時出発以外は夜行ということです。
ちなみに、バスは、ダルハン・エルデネト・ボルガンと経由して行きます
➁国内線
毎日運航していないので、よく確認してください。また早めに予約しないと席は取れないのかな？？（利用していないので分かりません）2時間くらいのフライトです。
�Ｌ觜堽鷦屐�チャーター
上記で長距離バスが夜行列車の終点エルデネトを経由しますが、帰りのムルン発のバスでエルデネトに下りた乗客はいましたが、UB発のバスでエルデネトから乗車した乗客はいませんでした。（エルデネトのどこで乗るというか、バスが止まるか決まってないような気がします）
ムルンからハンフ（フブスブルグ湖の北東の位置）まで
旅行会社を通じてランドクルーザー等の車がチャーターできれば最高ですが、（利用していないので想像で語っていますよ）
普通は、ロシア製のバンです助手席に一人、2列と3列〈向い合せ）に8人（要するに4人ずつ）計9人の乗客を乗せます。
きちっと、9人乗せて発車します。
私の場合、ドローンGH（ゲストハウス）のオーナーがナンバープレート○○○○のバンに何時にどこどこで乗るようにと手配してくれました。
これ、多分個人だと無理だと思います。
実際、午後の1時に乗って（助手席）、乗客が揃って出発したのは午後の4時でした。
そして、ここが大事なところ
ムルンからハトガル（フブスブルグ湖の南岸）までは舗装道路のため、約100�劼竜�離を1時間半で行きます。
そして、このハトガルからハンフまで（要するにフブスブルグ湖の右半周に相当）は140�劼竜�離ですが、これが悪路で平均時速20km/hくらいでしょうか。簡単な物理計算で7時間です。
つまり、ムルンからハンフまでは12時間かかると思ってください。
ちなみに私の場合、往路は20�卻振僂�らいでしたが、復路のドライバーは飛ばすことと飛ばして25〜30km平均で走っていましたね。助手席に座っていたので、寝ていないときは恐怖するあ感じました。
往路は、4時にムルンを出発して、ハンフに4時前に着きました。ここからドローンGHまで1時間半かかるのにどうするんだろう？と思っていたら、ハンフの宿泊施設（ドローンGHが管理）で仮眠して、10時にドローンGHに着きました。
ドローンGHではなくても、ハンフの宿泊施設に泊まる必要性はあります。（ハンフには沢山の施設があります）
2 ドローンGHもしくはハンフの宿泊施設から登山口まで
ここは乗合いタクシーがないので、それぞれの宿泊施設からの送迎となりますが、1台車をチャーターする関係で値段はかかります。
3 さて、やっと登山です。
登山口はいくつかあると思います（想像で語っています）基本モンゴルは草原なので、走ろうと思えばどこでも走りますからね。
そして、ここの区間も宿泊施設の車のチャーターとなります。
4 さてさて、今度こそ登山開始です。
私の場合、自分の立場上《ガイドを付けること≫となっていましたので、ガイドを付けました。実際は宿泊施設（ドローンGHのオーナーの娘さん（写真の通り）でした。
樹林帯を最初歩くのですが、一部湿地帯があるので、ここの足取りも重要かと思います。（踏み跡は無数にあります。勿論ここだけではないですが、標識案内はありません。（ときにオボー（日本で言うところのケルン）がある場合もありますが）
樹林帯を抜けると、後はどこでも歩くことができます。が、まあ、踏み跡がある場合はそれに従います。
かなり上部に来て、リッジラインが見えます。私たち2人を追い越していったロシア人とワンチャン（犬ね）は、このリッジラインではなく、沢状のところを登っていくのが見えました。
で、我々はリッジラインを行くのですが、ところどこ大岩があり、3点支持を余儀なく必要な個所もあります。勿論、浮石もあります。
日本の場合だと、細かく登るルートを白ペンキで示し、浮石がある場合×マークがあったりなんかしますが、モンゴルの場合ある訳がないですから。
こういう岩場の経験のない人は、厳しいでしょう。岩場ですが、踏み跡があるようなないような、こういうルートファインディングは例えば、日本の北アルプスの涸沢からのザイテングラードとか前穂高北尾根（ルートはないが踏み跡がしっかりついているところが多い）しか登ったことのない人は苦戦すると思いますよ。
リッジラインと書きましたが、本当に人一人しか通れないようなリッジラインはほんの数mあったぐらいです。リッジ（尾根）の左側に寄ると、左下にもの凄い高度感がありますから、注意してください。
ドローンGH側の予定では、
6時にGHを車でスタート
6:30 歩き出し開始
14:00 山頂着
20:00 クルマの迎え地点（登山開始地点）着
21:00 GH着の予定だったようですが、
私たちの場合
12:30 山頂着
18:30 登山開始地点着 でした。
最近、日本のニュースをみると、60歳以降の遭難事故が多発していますね。
疲労で行動不能？なんて、なに？ と思いますね。
私の場合、4時間以上の登山が予想される場合、必ずツェルト（FT社のツーロング）を持参し、エマージェンシーシートや補助食、救急用品も必ず持参しています。
（こんなの、持参していて当たり前なんですけどね）
7/26のサリディク峰山頂は私たち2人の他らみんなロシア人（総数6人〜8人、よく数えていない）
このサリディク峰はロシアの中で標高が3番目に高い山なんだそうです。地図を見ると、ロシア側からの点線（要するに登山道というか踏み跡）がありますが、この日のロシア人はみんなモンゴル側からの登山でしたね。
彼ら、ロシア人たちからしたら、それなりの登山意義を持っていると言っていいのでしょう。
最後に、
自分はが遭難（この日想定できることは、浮石による転倒による捻挫骨折等かな？）しないとしても、山頂にいたロシア人たちの誰かがそういう場面になったら救助する必要あるじゃん！ と思いましたね。
幸い、私たち2人がとっとと下山しましたけどね。
長くなりましたが、サリディク峰を登山予定の人に少しでもお役に立てればと書きました。
最後、と言っておきながら、
バヤン ウルギー（モンゴルの一番西)のマルティン峰の方が楽（歩行時間はあるけどね）だし、氷河は眼下に見えるし、
モンゴルでどれか一つ上げろと言えば、マルティンピーク（4050m）ですかね。（あ、1年前に登っています）
モンゴル内の最高峰フィテン峰はクレバスがあり、それなりの装備と費用も別格にかかります。
最後の最後の最後
インスタ動画はアップ済ですが、これからインスタ360撮影機材の編集作業に取り掛かり、ユーチューブ動画を作成予定です。お待ちくださいね。
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