大日ケ岳 前谷


- GPS
- 04:00
- 距離
- 3.3km
- 登り
- 265m
- 下り
- 276m
コースタイム
- 山行
- 4:01
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 4:01
天候 | 晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
その他周辺情報 | 満天の湯 |
写真
感想
岐阜のSさんにお誘いいただき大日ヶ岳の南を流れる前谷で沢登り。大日ヶ岳は初夏や秋の東縦走路歩きや冬の山スキーで、年に2回以上は訪れる縁の深い地元名山。それなのに山の南面を流れるこの谷に、これほどの美渓があるとは!今まで意識したことがなかった。Sさんによると、ここは「労ぜず美しい景色に会えるベスト2」だそうだ。確かに、石徹白へ抜ける県道314から直ぐに入渓でき、300mほど続く美しい滑滝を歩いたら、取水口で脱渓して林道を下ることもできるし、気を付けてそのまま沢を下ることもできる沢ハイキング。
とはいえ、この谷を大日ヶ岳まで登り詰める、もしくは上部で脱渓して尾根に上がるとなるとなかなか手強い沢のようだ。いろいろレコを拝見したが、脱渓後の藪漕ぎと稜線までの距離が半端ない。まあ想像はつきますよ、typemoonさんが整備される前の東縦走路が、凄まじい笹薮の海だったところを見てますから(笑)それにこの沢は、水後山や鎌ヶ峰を擁する主稜線と東縦走路のある南尾根との間に大きな谷を形成しているので、脱渓してどちらかの尾根へ上がるにしてもとても遠い。それなら山頂まで登り詰めればよいのだけれど、南側の山頂直下にネマガリタケの激藪があるこことを知っていると躊躇する。そんな訳で、今回は下見?涼みの沢ハイキング?の名目で、お昼終了予定で向かった。
まずは魚帰橋からスタート。いきなり県道からドボンするのかと思ったら、カーブの先に作業道が少し沢の方に延びていて、そこを降りて入渓する。すると、いきなりブッシュの中にシカの頭骨立派な角2本添えが転がっていた。今年は雪が多かったから、あちこちの登山道で生き倒れたであろうカモシカの跡とか、今回のような骨をたくさん見る。帰りに拾っていこうとのことで残置(持って歩けんし)、沢に入る。直ぐに県道の橋の下、そこから延々と滑滝が続く。だいたい300mくらいかな?ひたすら美しい滑歩きなんだけど、橋から少し進んだ所にチョックストーン付きの小瀑あり。滝を登る人もいるらしいのだけど、大体の人はこのチョックストーンの間を抜けていくらしい。のぞいてみるとお助けロープも付いており、わりと楽に登れる。確か樽ヶ沢にもそんなところがあったけど、そっちは出口の穴からゴーゴー水が流れ込むので頭部顔面で水圧に耐えながら脱出せねばならなかったよね。こちらは垂直に抜けるだけ。
その後も気持ちの良い滑を流れる美しいトルネード水流を眺めながら取水口へ。ここまででも満足できる小一時間のハイキング。この先は景色が変わってゴーロ帯になったが、せっかくなので滝を見に行こうと、もう少し進むことに。現れた滝は3段になっていて、高さはそれほどないけど美しい。左側が階段状になっていて簡単に巻けそうな感じ。でも今日はここまでということでここから沢の中を引き返す。
取水口まで戻ると、ODSSさん(岐阜県で様々なアウトドア・アクティビティを提供展開している会社です)が参加者の方々と滑滝でシャワークライミング中。ウォータースライダーや特大スプラッシュを皆さん楽しんでいましたよ。ここまでは道を歩いて安全に入渓できるので安心。
私達もここから林道下山ができたのだけど、水から上がると暑いのでそのまま沢の中。その後は再びチョックストーンの間を抜けて入渓地点へ。無事シカの頭骨拾って満天の湯へ直行。今日も酷暑を沢の中で凌ぐという、贅沢な一日になりました!
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