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Yamareco

記録ID: 8492713
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
中央アルプス

三ノ沢岳(千畳敷〜極楽平〜三ノ沢岳往復)

2025年07月30日(水) [日帰り]
 - 拍手
体力度
3
日帰りが可能
GPS
07:57
距離
9.3km
登り
1,013m
下り
1,015m
歩くペース
ゆっくり
1.21.3
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
7:24
休憩
1:00
合計
8:24
距離 9.3km 登り 1,013m 下り 1,015m
7:44
35
8:19
8:32
9
8:41
11
8:52
8:56
134
11:10
11:48
216
15:24
7
15:31
8
15:39
15:44
24
16:08
時折GPSが変な場所に飛んでいたよう。後半はだいぶ牛歩…。
天候 ほぼ快晴。午前中から長野県南部は大気が不安定で雷注意報が出ているので登山者は注意してくださいと駒ヶ岳ロープウェイからアナウンスがありましたが、そのようなことはなく、ほぼ快晴でした。昼近くなり多少稜線を越えてくるような雲がでてきましたが、ガスる程ではなく、時折雲が上空を通過する程度。夕方になり木曽側から湧いてきた雲で、中央アルプス主稜線から三ノ沢岳が見えなくなりつつありましたが、雷雨にはなりませんでした。
過去天気図(気象庁) 2025年07月の天気図
アクセス
利用交通機関:
バス 自家用車 ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
中央自動車道駒ヶ根インターより5分程の菅の台バスセンターに車を駐車(1日800円)。平日ということもあり、05:00頃で半分程度。バス停の並びは、3台目に乗車。駐車状況等から判断して、しらび平行きのバスは逐次増便しているようです。また、しらび平からのロープウェイも通常は00と30の30分おきの運行ですが、(おそらく運行上最短の)9分毎の臨時ダイヤで運行してました。

チケットは予めネットで購入できます。購入しておくと、菅の台バスセンターで、チケット購入列に並ぶ必要はありません。乗車時にオンラインでのQRコードが必要になるので、紙出力しておくか、スマートフォンの画面コピーをしておくと良いです(しらび平は電波微弱の可能性あり)。

https://www.chuo-alps.com/chuo-alps.com
コース状況/
危険箇所等
分岐にはしっかり案内表示もあり分かりやすいです。中央アルプス主稜線から外れる三ノ沢岳分岐から先には案内表示は殆どなく、山頂標も三角点と簡単なプレートのみ。登山道は明瞭ですのて忠実に辿れば迷うことはないと思います。山頂は大岩が重なっており、三角点がある場所より大岩がある場所の方が少し高いと思われます。

三ノ沢岳分岐から先、一旦緩く高度を下げた後にアップダウンが始まる頃から、ハイマツの枝で進むのがやや大変な箇所が増えます。場所により胸くらいの高さまで。足元のルートを見失うレベルの藪ではありませんが、枝や葉に邪魔されますので地味にパワーを削られますし、ザックに枝が引っかかったりして、バランスを崩しそうになりますので、ザックの外付けやストラップ類には注意です。私はカメラバックもあったので、よく引っ掛けました…汗 本格的な藪漕ぎではないですが、枝で擦り傷も出来そうなので、長袖長ズボンが良いです。

特に危険箇所はありませんが、2〜3箇所お助けロープのある岩場があります。グリップの効く岩で、手がかり・足がかりもあるので慎重に行けば問題ありません。

殆ど稜線歩きとなるため、途中に水場を含めて補給ポイントはありません。また樹林帯もないので天気がよければ終始太陽ジリジリです…。太陽にパワーが吸い取られます。紫外線対策を。
その他周辺情報 菅の台バスセンター周辺にはお土産屋、飲食店等多くあります。伊那・駒ヶ根名物のソースカツ丼のお店も。下山後の体力回復には良いですね!

◆おみやげショップこまかっぱ
https://www.kankou-komagane.com/kankou/1592/
菅の台バスセンターの隣です。

◆早太郎温泉
https://www.kankou-komagane.com/spa/

◆光前寺
http://www.kozenji.or.jp/
歴史・寺社仏閣好きなら

◆マルス駒ヶ岳蒸溜所
https://www.hombo.co.jp/visiting/komagatake/
ウィスキー蒸溜所見学・マルスウィスキーや南信州ビール購入なら。
お馴染み、千畳敷の風景。ここまでスカッと晴れたのは初めてかも。
お馴染み、千畳敷の風景。ここまでスカッと晴れたのは初めてかも。
南アルプスアルプス全貌。農鳥岳と塩見岳の間に富士山も見えてます。
南アルプスアルプス全貌。農鳥岳と塩見岳の間に富士山も見えてます。
白峰三山〜富士山〜塩見岳
白峰三山〜富士山〜塩見岳
足元にゴゼンタチバナがちょこちょこ。
足元にゴゼンタチバナがちょこちょこ。
増便中のロープウェイがやってきました。
増便中のロープウェイがやってきました。
極楽平までワシワシ登ります。整備されているこの石段嫌い。登りは良いのですが、下りは膝に来る…。
極楽平までワシワシ登ります。整備されているこの石段嫌い。登りは良いのですが、下りは膝に来る…。
ウサギギク。極楽平までに結構咲いてました。
ウサギギク。極楽平までに結構咲いてました。
チングルマの果穂。
チングルマの果穂。
少し上がると千畳敷駅が。その向こうは伊那前岳ですかね。
少し上がると千畳敷駅が。その向こうは伊那前岳ですかね。
八丁坂よりは楽ですけど、やはり主稜線に登るのって大変ですね。
八丁坂よりは楽ですけど、やはり主稜線に登るのって大変ですね。
イワツメクサ。
チングルマの果穂とコメススキ。
チングルマの果穂とコメススキ。
極楽平〜。主稜線に上がると早速見えました、三ノ沢岳。
極楽平〜。主稜線に上がると早速見えました、三ノ沢岳。
木曽の御嶽山も。裾野が広い。
木曽の御嶽山も。裾野が広い。
三ノ沢岳分岐まで絶景のゆるゆる登り。
三ノ沢岳分岐まで絶景のゆるゆる登り。
おっと、ライチョウさんではないですか。
おっと、ライチョウさんではないですか。
お子さんを見張るお母さま。
お子さんを見張るお母さま。
さて、三ノ沢岳分岐からの三ノ沢岳。結構でかいし、一度大きく下りますね…汗 ってことは、帰りも登るわけですね…大汗
さて、三ノ沢岳分岐からの三ノ沢岳。結構でかいし、一度大きく下りますね…汗 ってことは、帰りも登るわけですね…大汗
伊那谷もよく見えます。
伊那谷もよく見えます。
目の前は宝剣岳。
目の前は宝剣岳。
ハイマツの海の向こうに、中央アルプス主稜線と空木岳と南駒ヶ岳。そして、主稜線から離れた孤高の三ノ沢岳。
ハイマツの海の向こうに、中央アルプス主稜線と空木岳と南駒ヶ岳。そして、主稜線から離れた孤高の三ノ沢岳。
さて、三ノ沢岳に向かいます。
さて、三ノ沢岳に向かいます。
前半は緩く岩に転がる広い稜線を下ります。
前半は緩く岩に転がる広い稜線を下ります。
中央アルプス主稜線を歩く登山者と、その向こうは南アルプス、荒川三山あたりかな?
中央アルプス主稜線を歩く登山者と、その向こうは南アルプス、荒川三山あたりかな?
チングルマの果穂と三ノ沢岳。
チングルマの果穂と三ノ沢岳。
三ノ沢岳。でかいですねー。下って登りますねー。
三ノ沢岳。でかいですねー。下って登りますねー。
この辺りから、だんだんハイマツの邪魔が入るように…。
この辺りから、だんだんハイマツの邪魔が入るように…。
お助けロープのある岩場も何箇所か。
お助けロープのある岩場も何箇所か。
岩の陰に、ゴゼンタチバナ〜。
岩の陰に、ゴゼンタチバナ〜。
ケルン。このルートの中で一番分かりやすいポイント。三ノ沢岳分岐から一本道(三ノ沢岳山頂で実質行き止まり)ということもあり、案内標はありません。このあたりから暑さでヘロヘロに…。
ケルン。このルートの中で一番分かりやすいポイント。三ノ沢岳分岐から一本道(三ノ沢岳山頂で実質行き止まり)ということもあり、案内標はありません。このあたりから暑さでヘロヘロに…。
振り返ると、中央アルプス主稜線!意外とこちら側から見るのは初めて。
振り返ると、中央アルプス主稜線!意外とこちら側から見るのは初めて。
山頂手前のお花畑。だいぶ見頃は越えた感じですね。
山頂手前のお花畑。だいぶ見頃は越えた感じですね。
ハクサンイチゲも少しだけ。
ハクサンイチゲも少しだけ。
シナノキンバイはまだ残ってました。
シナノキンバイはまだ残ってました。
ムカゴトラノオ。
ムカゴトラノオ。
もう少しで山頂です。
もう少しで山頂です。
山頂〜!三角点とプレートのみ。
山頂〜!三角点とプレートのみ。
三角点の横を少し登ると、そちらのほうが標高が高く、大岩が重なって、大岩の上で休憩できます。主稜線の熊沢岳とその向こうは空木岳と南駒ヶ岳。昼食にしようと思いましたが、食欲なく、パン1枚と水分塩分補給のみ。
三角点の横を少し登ると、そちらのほうが標高が高く、大岩が重なって、大岩の上で休憩できます。主稜線の熊沢岳とその向こうは空木岳と南駒ヶ岳。昼食にしようと思いましたが、食欲なく、パン1枚と水分塩分補給のみ。
こんな感じでくつろいでます。背景は、木曽前岳〜木曽駒ヶ岳〜中岳〜宝剣岳。
こんな感じでくつろいでます。背景は、木曽前岳〜木曽駒ヶ岳〜中岳〜宝剣岳。
ヨツバシオガマ。数はそんなに多くなく。
ヨツバシオガマ。数はそんなに多くなく。
登山道からは離れていましたが、見上げるとまだチングルマの花が残ってました。
登山道からは離れていましたが、見上げるとまだチングルマの花が残ってました。
見頃後半でしたが、ぼちぼち咲いてました。さて戻ります。
見頃後半でしたが、ぼちぼち咲いてました。さて戻ります。
ヘロヘロゆえ、体力温存しながらゆるゆる…。景色が良いのが、幸いです。
ヘロヘロゆえ、体力温存しながらゆるゆる…。景色が良いのが、幸いです。
うげー、登り返しだぁ…。
うげー、登り返しだぁ…。
あれは、最近改修されたピノキオ…じゃない檜尾岳避難小屋ですかね。凄い所に建ってますね。
あれは、最近改修されたピノキオ…じゃない檜尾岳避難小屋ですかね。凄い所に建ってますね。
檜尾岳避難小屋と空木岳。
檜尾岳避難小屋と空木岳。
さー、ここを登りきれば〜
さー、ここを登りきれば〜
三ノ沢岳分岐!ここからはしばらく楽々稜線。
三ノ沢岳分岐!ここからはしばらく楽々稜線。
お、朝いたライチョウさん。帰って来ましたよ〜。
お、朝いたライチョウさん。帰って来ましたよ〜。
なかなか良い稜線。島田娘の向こうに空木岳。
なかなか良い稜線。島田娘の向こうに空木岳。
忘れちゃいけない、コマウスユキソウ。極楽平周辺はわりと多いですね。三ノ沢岳方面にはいませんでした。
忘れちゃいけない、コマウスユキソウ。極楽平周辺はわりと多いですね。三ノ沢岳方面にはいませんでした。
タカネツメクサ。
タカネツメクサ。
チシマギキョウ。あまり多くはなかった。
チシマギキョウ。あまり多くはなかった。
ガスが上がってきて、三ノ沢岳がおどろおどろしい感じに。
ガスが上がってきて、三ノ沢岳がおどろおどろしい感じに。
極楽平。ここから膝に来る石の階段。
極楽平。ここから膝に来る石の階段。
登山道脇のミヤマアキノキリンソウも綺麗ですね〜。このあと無事千畳敷駅へ。
登山道脇のミヤマアキノキリンソウも綺麗ですね〜。このあと無事千畳敷駅へ。
下山後は、駒ヶ根インター先の明治亭で、駒ヶ根名物のソースカツ丼とそば。
2025年07月30日 17:54撮影 by  SOG02, Sony
7/30 17:54
下山後は、駒ヶ根インター先の明治亭で、駒ヶ根名物のソースカツ丼とそば。
撮影機器:

感想

毎日暑いので、涼を求めて、日帰りできる程度でそこそこ標高の高い山はないかと考えていましたら、以前から気になっていた中央アルプスの日本百高山でもある三ノ沢岳を思い出し、実行へ。アップダウンはそこそこあるものの、標高は高いし涼しいだろうから、中央アルプス主稜線から片道2時間半なら何とかなるだろうと計画。

そうしましたら、距離の割には細かなアップダウンが多く、しかも全く木陰のない炎天下で補給も出来ないためヘロヘロになりました。水分は、電解質も含めて3リットル+少々。暑さでどんどん体の水分が奪われていくのが分かる状態でした。最終的には400ml程残すことにはなりましたが、夏場の炎天下はもう少し余裕を持って行くべきでした。

結局、三ノ沢岳からの戻りは大幅にペースダウン。体がオーバーヒート気味(熱中症一歩手前?)で、天気もよく絶景ではあるので牛歩戦術で景色を楽しみつつ(そんな余裕あったか!?苦笑)、涼しい谷風が来たり、雲の陰になったら(午後は時折雲が出てくるようになりました)、長袖をめくり、帽子を取り、ひたすら放熱。行きは快速でしたが、帰りは全員に抜かれたっぽく、たぶん最後尾。戻りの後半には、放熱が功を奏したのか何とか回復して、主稜線への上りをこなし、ロープウェイの時間内には十分間に合いました。自宅冷凍庫に入っていた凍らせたパウチのアクエリアスを持って行くべきでした。もともと暑さにはかなり弱いですけど(以前、針ノ木雪渓の下りの最後の蒸し風呂のような樹林帯でヘロヘロになりました…)、温暖化で私のような暑さ耐性のない人間にはキツい世の中になるなと思った山行でした…。

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