麦草岳 コガラ登山口から


- GPS
- 07:00
- 距離
- 9.5km
- 登り
- 1,401m
- 下り
- 1,401m
コースタイム
- 山行
- 5:31
- 休憩
- 1:29
- 合計
- 7:00
天候 | 晴れ時々曇り 気温12〜20℃ 最大風速4m/s |
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過去天気図(気象庁) | 2025年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
危険箇所はありません。 7合目の避難小屋からは少し斜度が増します。 |
その他周辺情報 | 車で30分程度で、小黒川SA近くの産直市場グリーンファームへ。 |
写真
ところが、以前の駐車場が巨大なキャンプとなっている( ゜Д゜)!!
そして人だらけ!!そうとうに繁盛しているようだ。
緊急医療情報センターへ連絡して病院を探すが、高蔵寺の徳洲会病院と春日井市民病院を紹介される。徳洲会病院は電話に出ず、春日井市民病院は、腹痛と下痢対応しかできず、胃洗浄などの対応はできないとのこと。そこで自分で調べて、愛知医科大学病院へ連絡すると、胃の洗浄も可能ということで車を走らせた。
血液検査の採血と点滴の間に、さらにAIとヤフーで検索する。タマゴダケモドキではないことを祈りつつ。すると、タマゴダケモドキにしてはちょっとオレンジ色すぎる・・・。でも症状は一緒。発症時間はちょっと速すぎる。ヌルヌルもあった・・・。
装備
個人装備 |
レインウェア上下
薄手半袖短パン
帽子
サンダークロス
飲料4.0L(0.5L消費)
カメラ
スマホ
ヘッドライト(レッドレンザーMH5)2個と予備電池2個
スーパーグリップ
エマージェンシーキット
ツェルト(juzaのEMシェルター)
パン2袋とおにぎり1個(パン0.5袋とオニギリ600kcal消費)
クマスプレー
ナイフ
クマ鈴とホイッスル
トレランポール
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感想
登山口がえらいことになっていた。冷水公園という名前になって、スキー場跡地が巨大なキャンプ場へ大変身。キャンプ代は無料だが、水道、トイレが完備されている。これは凄いことだ!登山の方は登山口のキャンプ場に前泊していくのも良いだろう。ここまでの巨大キャンプ場で無料、しかも設備がしっかりしているところを自分は知らない。ただ、夜はうるさいのだろうか?
登山者目線だけで、静かなお山が好きな方にとっては、迷惑そのものかもしれないが、遠征登山の方や、ここのキャンプ場設立の背景をしらべると、ここは地元貢献など大変意義がある施設だと思う。なんでも、ここの水利権を外資に買われそうになったところに、地元の有志が頑張って、一大キャンプ施設を作ったそうだ。こういった元スキー場跡地は全国に散在する。ここをお手本に頑張って地元にお金が落ちるようにできたら良いかも・・・と思った。ここに来られる登山者の方は、一度でよいから施設を覗いてみて、ちょっとでよいから設立の背景も調べてほしい。
追記:今後の皆さまのお役に立てればと思い備忘録として記録する。
<摂取後の対応について>
・コガラ登山口から麦草岳へ向かう標高2160m、針葉樹林帯にてタマゴダケと思われるキノコを採取。翌日、きれいに水洗いしてキノコ虫を取り除き、5分ほど水にさらした後、鍋に入れて食す。サイズは5cm程度。これを二人で半分づつ。
・食後40分程度で、お嫁様が突然の腹痛と下痢。5回ほどトイレへ。その後も腹痛が続くが、激痛というほどではなく歩行は可能。やや気持ち悪い。
・食後5時間後、きやさんからのコメント(心から感謝いたします)でAIで検索。タマゴダケモドキと形態が酷似し、この場合、時間が勝負で死に至ることもあると認識。愛知県救急医療情報センター(058-81-1133)へTEL。高蔵寺の徳洲会病院(056-851-8711。電話通じず)と春日井市民病院(0568-57-0057)を紹介される。ただし、どういった対応ができるかは、直接確認するように言われる。電話が通じた市民病院では、腹痛・下痢の薬の対応のみで、キノコ対応の胃洗浄(AIで必要と記載あり)は不可との返答。ここはきちんと聞かないといけない。聞かないとちゃんとした情報はもらえない。かなりいい加減で、病院まかせにすると命にかかわると理解する。
・さらに調べて、愛知医科大学(0561-62-3311)へTEL。胃洗浄も可能ということで接種後、6時間で入院のための衣類などまとめて病院へ。
・病院にて、タマゴダケモドキと推測されるキノコを摂取した時間、アマトキシンという毒が含まれること、時間経過と症状、重要な対応ポイントを伝える。AIのChatGPT5(試験運用)では、病院で行うべき検査、処置の流れまで示してくれたので、それを伝える。
・血液採取後、点滴の行いながら、ChatGPTでも検索。ベニテングダケの幼菌の白点がないものであることがほぼ確定。症状も標高もすべての状況が一致し、安堵する。
・採血・血液検査と点滴で、約1.5万円(初診、紹介無し)×2人=3万円。
<今回の事案で学んだこと>
1.キノコ対応やマダニ対応など、普通の病院ではレアケース。そのため、適切な判断、対応は病院まかせだと、ほぼ期待できないと痛感した。対応としては、まずは自分で調べて、適切な病院を選択することが最低条件。その上で、医師への情報提供が重要。自ら現状と症状を整理して、原因を推測し、その対応なども調べて、医者へ伝えないと命を拾い損ねるだろう。医師でもキノコは素人だから。ちなみに、名古屋市周辺在住ならば、愛知県医科大学が比較的ましだろうが、緊急外来であるため、どこの病院でも、専門医はほぼ間違いなくいないと思った方が良い。このため、患者がしかるべき情報を伝えることが大事だと考える。徳洲会病院は、、、(^.^;。察してください。
2.AIでの情報収集は相当に役立つ。特にPerplexityはWEB上の情報を収集して適切な返答をしてくれ、さらに深堀りしてくれるため、GPTやGeminiと比較して各段に良い情報をくれる。1日数回は無料でディープラーニングもしてくれるため、通常の無料AIとは段違いの性能。ディープラーニングでは、写真添付して同定をすることもできる。ChatGPTは今一だが、今回はこちらも利用した。たまたまGPT5を試験運用していたらしく、今回は有益な深堀情報も得ることができた。タマゴダケモドキとベニテングダケの幼菌の画像を合成して、特徴を良く抑えてわかりやすく比較することもできていた。これならPerplexityより一回り以上、良い返答がもらえる。今後に期待だ。
<タマゴダケ、タマゴダケモドキ、ベニテングダケについて>
1.タマゴダケ
傘は赤色で条線(スジ)がある。
柄は黄色。ヒダとツバは黄色〜橙色(重要ポイント)。
標高は0〜1500m。落葉広葉樹林帯。2000mを越える針葉樹林帯での生育は難しく稀。無毒でおいしい。
2.タマゴダケモドキ
傘は黄色で条線(スジ)がない。赤色はない。傘はガサガサ。
柄は白〜黄色。ヒダとツバは白色(重要ポイント)。
標高は0〜1000m。落葉広葉樹林帯。2000mを越える針葉樹林帯での生育は難しく稀。猛毒。アマトキシンという毒。食後6〜24時間後に嘔吐、腹痛、下痢などの症状。その後、症状が治まり回復期がくるが、その間に、肝臓、腎臓を破壊し続け、24〜72時間後に重篤症状がでて最悪死亡。時間との勝負で、速やかな胃洗浄が有効。回復期は危険のピークが近づいていると認識すべき。アマトキシン系中毒は、発症から48時間以内の治療開始が生死を分ける。
3.ベニテングダケ
傘は赤色〜橙色。幼菌は特に橙色。白点がないものもある。傘はヌメリあり。
柄は白色。
標高は1000〜2000m。亜高山帯〜高山帯の針葉樹林帯。
食後、30分〜3時間程度で症状が出始める。嘔吐、下痢、腹痛、軽度〜中程度の脱水。めまい、ふらつき、幻覚。意識混濁、興奮、眠気、言動混乱。重症化しると、けいれん、呼吸抑制、まれだが命にかかわる。多くは数時間〜半日程度で回復。
コメント
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早速ですが写真51タマゴダケではないような…、下側に卵の殻残ってました?
キャンプ場には私も驚きましたが無料なことやその経緯は全く知りませんでした。あそこの水は私も好きで無くなくてホッとした記憶あります。美味いですよね〜
食後1時間くらいでお嫁様(そう呼べと命令されている)が突然の腹痛、下痢で、その後のきやさんの写真指摘。スマホで調べて、タマゴダケモドキだったら、、、と青くなり、病院直行でした。その後の症状やキノコ形態、採取標高などから、ベニテングの白点のない幼菌と判断。2人で医療費3万出費事なきを得ました(笑)(泣)。ご指摘、ありがとうございましたm(_ _)m。重ねてお礼いたします。
キャンプ場は、YouTubeでも色々と紹介してますね。
食べたんですね、さすがグリーンさん。私はある程度自信もって持ち帰ってもナメコやクリタケ以外ならもう一回調べますよ。
やっぱりベニテンでしたか!、オレンジ色のも多いです。
無事だったから書かせてもらいますが、ベニテングダケはキノコの王様で毒を承知で食べる人もいるくらいのキノコです。かなりの美味と聞きますがどうでしたか?
ちょっとだけ羨ましいです!(^.^)
ベニテング、そうらしいですね。一応、多少は念押し確認したのですが、判断甘かったです。自分は無症状でしたが、傘はツルッとして、茎は歯ごたえあり、結構なお味でした(笑)。タマゴダケよりも美味しかったですよ。無毒化して是非!水溶性の毒ということなので、水で良く洗って少しさらしていたのも良かったかもです。でも、その毒が旨味成分の塊ということで、おいしいとの評判なのですよね。弱毒化、無毒化せずに食べたら、もっとおいしいのでしょうね。
ここは自分もずっと来ていなかったのですが、登山モチベ低下により、久々に日帰りピストンでゆっくり行ってきました。すると新たな発見やものの見方の変化、自分の膝や足首の劣化状況や筋力低下を感じたり、ちょっとしたトラブルもあり、登山口でのキャンパーとの会話など、刺激もありました。懐かしさや変化も受け入れつつ、再訪するのも良いものですね。
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