[合宿] 夏山合宿A 葛根田川本流〜北ノ又沢左俣右沢(沢登り)



- GPS
- 21:43
- 距離
- 28.4km
- 登り
- 1,314m
- 下り
- 1,315m
コースタイム
- 山行
- 5:37
- 休憩
- 0:33
- 合計
- 6:10
- 山行
- 13:07
- 休憩
- 0:17
- 合計
- 13:24
天候 | 曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
□ 葛根田川は癒し系の川でした。北ノ又沢はルートミスしたため、藪漕ぎ等で大幅に時間をロスしました。 |
写真
感想
参加者:H野(CL・装備)、A井(SL)、M関(食料)、IK田(食料)、M澤(会計)、S石
[コースタイム]
□ 7月25日(金)晴れ時々曇り
白岡駅東口6:55⇒久喜IC⇒東北道⇒長者原SA(昼食)⇒盛岡IC⇒ジョイス雫石店(買い出し)⇒滝ノ上温泉14:50
□ 7月26日(土)曇り
滝ノ上温泉7:00→標高660m地点7:30−7:40→葛根田川入渓8:00→大ベコ沢出合8:25−8:35→標高720m地点10:05−10:15→中ノ又沢出合11:10−11:20→葛根田大滝上12:15→北ノ又沢、滝ノ又沢出合13:05
□ 7月27日(日)曇り
北ノ又沢、滝ノ又沢出合5:47→北ノ又沢→標高900m地点6:50−7:00→左沢、右沢分岐7:30→休8:07−8:20→20m滝、10m壁、藪漕ぎ→大場谷地11:55−12:05→八瀬森分岐15:55−16:05→小畚山17:00−17:05→三ツ石山荘19:05
□ 7月28日(月)曇り
三ツ石山荘5:30→滝ノ上温泉8:00-9:10⇒盛岡IC⇒前沢SA(昼食、会計)⇒久喜IC⇒白岡駅東口15:55
[CL所感]
「葛根田川」は癒しの渓として名高い。私は2000年代に盛岡在住のS石さんと葛根田川本流と上流の沢をくまなく遡行した。70歳となった現在、あゆむの仲間と沢登りを楽しむことをメインに20年ぶりの「葛根田川本流〜北ノ又沢左俣右沢」を計画した。
東北北部は7月19日頃に梅雨明けして、葛根田川の水量は少なく、渡渉に気を遣う箇所はなかった。近年大水が出たのか、北ノ又沢、滝ノ又沢出合のテント場は倒木等で荒れていた。しかし、河原で焚火を囲み、至福の時を過ごした。
遡行図を持参しなかったため、20m滝を大きく巻きすぎ、一本西の沢を詰めたため、泥壁登りと藪漕ぎで、大場谷地着が約2時間遅くなってしまったのは反省点である。
【7月25日】
白岡駅東口をA井車で岩手県に向けて出発する。長者原SAで昼食をとり、盛岡ICで高速を降りる。ジョイス雫石店で買い出しをして、滝ノ上温泉滝観荘(素泊まりのみ)へ。温泉に入り16時頃から夕食のカレーライスを作りながら、前夜祭を行った。
【7月26日】
盛岡在住のS石さんと合流して、7時に滝ノ上温泉を出発する。林道を終点まで歩き、踏跡をたどって葛根田川に入渓する。最近雨が降ってないらしく、水量は少ない。大ベコ沢出合までは、河原を右に左に渡渉しながら進む。右岸にロープが張ってある岩を超え、「お函」は左岸を水線通しに進む。
大石沢出合を過ぎ、中ノ又沢出合で休憩し、葛根田大滝で記念撮影する。滝は右の踏跡から巻く。巻道は以前より荒れていて、沢への下降にロープを張る。北ノ又沢、滝ノ又沢出合に13時5分に到着する。以前ここは砂地で快適にテント場だったが、倒木等で荒れていた。
一段上の台地にタープとテントを張り、15時頃から河岸の砂地で焚火を囲んで宴に入る。A井さんとM澤さんは北ノ又沢へ釣りに出かける。本日の釣果はイワナ10匹だった。イワナの塩焼きに舌鼓を打ち、取り留めのない話をして、宴は19時30頃に終了する。
【7月27日】
4時起床、5時47分出発。北ノ又沢に入り、15分ほどで8m滝で出会う左俣に入る。7時30分に右沢に入り遡行を続ける。源頭近くの20m滝を大きく巻きすぎ、正規ルートの1本西の沢に降りてしまう。検討せずにこの沢を詰めたため、泥壁登りと藪漕ぎで、大場谷地着が約2時間遅くなってしまった。
12時5分三石山荘に向けて出発する。裏岩手縦走路に出るまでの登山道で、アブやブヨにたかられる。所々湿原があり、オオバギボウシ、クルマユリ、ニッコウキスゲが咲いていた。16時頃に縦走路に出て、ミネウスユキソウに励まされ、ヘロヘロになって19時5分三石山荘に到着する。
三石山荘の水場は枯れており、桶に溜まっている水を煮沸して使用する。夕食・朝食6人分の水しかなく、贅沢に水を飲めないので、宴は早く終わり、21時30分頃就寝する。
【7月28日】
4時起床、5時30分出発。速足のA井さんとM澤さんはあっという間に視界から消えてしまう。
M関さん、S石さん、H野のカメ足3人組は黙々と歩き、2ピッチで8時に滝ノ上温泉に到着する。A井さんとM澤さんは7時に着いたそうだ。滝観荘の温泉に入り、9時10分頃、埼玉に向けて出発する。15時55分白岡駅東口に到着して、合宿は終了する。熱中症を心配したが、3日間とも曇りがちの天気で、カンカン照りとならなかったことに感謝する。
[感想]
H野(CL): 葛根田川大滝と20m大滝の巻道は、20年前に遡行した時より荒れていました。この山域に慣れすぎていたため、詳細な遡行図を持参しなかったのと現場でメンバーとの意思疎通が図れなかったのは大反省です。焚火を囲んでの酒とイワナ、仲間との語らいは至福の時でした。あり
がとうございました。
A井(SL):葛根田川は10年位前に前山岳会で、行った記憶があり懐かしい思い出参加させて頂きました。
渇水状況で、遡行するには有り難いでした。遡行計画がCLとの、確認検討不足で、詰めで右往左往して時間が掛かってしまい申し訳ありませんでした。次回は、遡行図を参加者皆さんで共有した山行を心掛けます。とても良い楽しい合宿が、皆様のお陰で出来ました。ありがとうございました。
M関:葛根田川二股の幕場は激変していました。大きな倒木、水は濁り岩魚の魚影はなくガッカリでした。(上流部で岩魚10匹釣り上げたA井さん、M澤さん)二股から稜線に出て三石山荘まで13.5時間歩きました。山荘の水場枯れていてもどうにか6人分水確保でき本当に良かったです。
クルマユリ、ウスユキソウ、ギボシ等の花々の慰められ、適度な曇り空の天候に恵まれ3日間行動できました。H野、S石、A井、IK田、M澤さん大変お世話になりました。感謝いっぱいです。(滝ノ上温泉入浴2回でき筋肉疲労軽減しました)
IK田:無事に帰れたのは皆様のご尽力のおかげです。私にとっては技術、体力ともに限界を超えていましたが、体を引っ張り上げてもらい、荷物を持ち上げてもらい、やっと草原に出た時は、もうこれで、根曲がり竹から解放されたのだ・・と心よりホッとしました。本当に感謝しかありません。ありがとうございました。
M澤:今回の合宿は「沢登り講習」「渡渉講習」に続き、いよいよ本番の沢登りでした。講習の中で、自分のできることできないことがある程度わかっていたので戸惑うことなく行動できたと思います。様々な体験を通して少しだけですが沢を理解できました。夏は沢がいいですね。
S石:葛根田川沢登りに参加させていただき、ありがとうございました。楽しかったです。20数年前、H野さんと数回この沢を遡行しており、大変懐かしかったです。当時はまだ若く、スイスイと飛ぶように遡行した記憶がありましたが、今回は、身体がドシドシと重く、皆様に着いて行くのが精一杯で、体力の衰えを痛感しました。久し振りに沢の中に泊まり、沢の音がとても気持ちよかったです。特に、A井さんの塩焼きのイワナの美味しかったこと、最高でした。
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