利尻山(鴛泊ルートピストン) ※東京から3泊4日、アクシデントあり



- GPS
- 11:10
- 距離
- 12.5km
- 登り
- 1,571m
- 下り
- 1,563m
コースタイム
- 山行
- 9:07
- 休憩
- 1:56
- 合計
- 11:03
天候 | 登り始めは晴れ 8合目から山頂までは曇り、霧 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
船 飛行機
稚内→利尻島 フェリー ホテルから登山口までは、ホテルの送迎があります。 |
その他周辺情報 | 宿泊先: アイランドインリシリというホテルに3泊しました。設備もサービスも素晴らしく、大変お世話になりました。 トイレ: 登山口にとてもきれいなトイレがあります。(なんとウォシュレット付) 登山道にはトイレはなく、トイレブースが3箇所あります。登山口に携帯トイレ回収ボックスあり。 |
写真
感想
はじめに。
この日、下山中に転倒して左足に怪我(膝下の裂傷、足首の捻挫)を負ってしまい、応急処置にあたり、通りがかった方々に大変助けていただきました。
おかげでなんとか自力で下山ができ、その後病院で救急処置(傷口の洗浄と縫合)をしていただき、翌日には東京に戻ることができました。
その場では十分なお礼もできず、お名前も伺えませんでしたので、この場をお借りして、心から感謝をお伝えしたいです。
本当に、ありがとうございました。
今回、幸運にもいくつもの奇跡的な出会いがありました。
•転倒直後、傷口の洗浄用にと未開封の2Lペットボトルの水を分けてくださった方
•消毒と圧迫の応急処置をしてくださり、下山中も何度も傷の様子を診てくださった看護師の方
•ガーゼや大きめの絆創膏(そして甘納豆やお菓子)を分けてくださったご夫婦
その他にも、大丈夫?荷物を持とうか?など、たくさんの方々に温かい言葉をかけていただき、とても心強かったです。ありがとうございました。
完全に自分の不注意にも関わらず、、ご心配とご迷惑をおかけして、申し訳ありませんでした。
宿泊していたホテル「アイランドインリシリ」の方にも、登山口から病院まで送っていただき、また少しでも晩ごはんが食べられる時間に帰れるようにと、救急処置後に、病院まで迎えにきていただきました。
利尻国保中央病院で救急の対応をしていただいた医師と看護師の方も、傷口にかなり砂が入り込んでいたため、縫合前にかなりの時間をかけて、丁寧に洗浄をしていただきました。おかげで、その後の経過も順調です。
たくさんの方に助けていただき、なんとか東京に帰ってくることができました。
今回の経験と教訓をいかして、次はわたしが誰かの力になれたらと思います。
✳︎ ✳︎ ✳︎ ✳︎ ✳︎
毎年恒例の「山の日」遠征。
今年は、日本最北端の百名山・利尻山に挑戦しました。
ちょうどこの期間、本州は雨模様でしたが、利尻は天候に恵まれ、アクシデントを除けば最高の遠征に。
念のため3泊4日で予定を組み、中日の天気の良い日に登る計画でした。
この日は早朝こそ山頂までスッキリと晴れ、早出の登山者は最高の景色を満喫できたようです。
6時スタートの私たちも途中までは快晴で、海の先に礼文島までくっきり。
8合目から見上げる山頂も、雲がかかる直前で凛々しい姿を見せてくれました。
標高差1,700mに不安はありましたが、後半は雲に覆われて暑さが和らぎ、体力を保ったまま登頂成功。
ところが、山頂を後にしてすぐの下りでアクシデント発生。
急坂で右足がつまずき、前に転倒。咄嗟に手をつき顔や頭を打つのは避けられたものの、左足首をひどく捻り、膝を岩に強打。タイツが破れ、皮膚がめくれ、中には砂や小石が入り、流血。
持参の救急用品では不十分で、そこから多くの方に助けていただくことになります。
幸運にも看護師の方が通りかかり、手際よく処置をしてくださったおかげで、絶望的に思えた標高差1,500mの下りも、ゆっくり歩ききることができました。頼れる友人の励ましにも支えられ、暗くなる前に下山。
登山口ではホテルの方が待っていてくださり、そのまま病院へ直行。
せっかくの利尻山の思い出が怪我で上書きされたようですが、実はそれ以上に、山の雄大さや人の温かさが胸に残りました。
「登れてよかった、そして帰ってこられてよかった」と、今は素直に思えます。
いつか必ず、リベンジしたいです。
その日までに、もっと強く、そして優しくなっていたいと思います。
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