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Yamareco

記録ID: 85461
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無雪期ピークハント/縦走
奥武蔵

廃村「白岩」「冠岩」&有馬山

2010年11月03日(水) [日帰り]
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GPS
--:--
距離
19.1km
登り
1,430m
下り
1,416m

コースタイム

9:00名郷-9:35石灰岩採掘工場-9:54白岩(廃村)-10:30鳥首峠10:40-11:07滝入山(滝入ノ頭)-11:45橋小屋ノ頭-12:09タタラの頭(有馬山最高点)12:18-12:38橋小屋ノ頭12:52-13:19滝入山-13:47鳥首峠-14:22冠岩(廃村)15:18-16:06鳥首峠-13:38白岩(廃村)-16:57石灰岩採掘工場-17:29名郷
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2010年11月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
飯能-名郷 バス790円
コース状況/
危険箇所等
石灰岩採掘工場〜鳥首峠、鳥首峠〜冠岩はあまり歩かれていないようで、荒れている。沢の周辺は登山道が明確でないところもある。
鳥首峠から滝入山までは結構急登。部分的に虎ロープもあるが、下りは注意が必要。
石灰岩採掘工場。上に見えるのは露天掘りの現場らしい。
石灰岩採掘工場。上に見えるのは露天掘りの現場らしい。
廃村「白岩」。廃家は4軒ほど残っていた。
廃村「白岩」。廃家は4軒ほど残っていた。
鳥首峠。昔の写真では木の鳥居があるが、現在はなし。
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鳥首峠。昔の写真では木の鳥居があるが、現在はなし。
滝入山山頂。三角点あり。
滝入山山頂。三角点あり。
滝入山の山頂の西側は木を伐採してある。見晴らしはいいけど。右の木に滑車でつながっているワイヤーが動いていて不気味。
滝入山の山頂の西側は木を伐採してある。見晴らしはいいけど。右の木に滑車でつながっているワイヤーが動いていて不気味。
橋小屋ノ頭。
タタラの頭。有馬山の最高点。三角点もある。
タタラの頭。有馬山の最高点。三角点もある。
タタラの頭周辺は紅葉がきれいだった。
タタラの頭周辺は紅葉がきれいだった。
冠岩の廃村。廃家は3軒ほど残っていた。
冠岩の廃村。廃家は3軒ほど残っていた。
冠岩。このお宅はかなりきれいで、時々持ち主が出入りしているのかもしれない。清水も引かれている。
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冠岩。このお宅はかなりきれいで、時々持ち主が出入りしているのかもしれない。清水も引かれている。
撮影機器:

感想

鳥首峠を挟んで東西にある廃村「白岩」と「冠岩」を訪ねてみるのが第一目的の山行。全然頂上を踏まないのも寂しいので、有馬山にも行く。

石灰岩採掘工場までは舗装道、工場の横から登山道開始。しばらくは工場のトロッコのレールに沿っていくが、30分ほどで廃村「白岩」到着。4軒ほど廃家が残っている。村から上を見上げると、露天堀の採掘場が見える。白岩〜鳥首峠間の道は荒れぎみで、思ったよりきつめだった。
峠からは有馬山へ。時間をみてどこまで行くか決めようと思っていたが、まだ10時半なので予定どおりタタラの頭まで行くことにする。峠からの登りが急登できついが、ちょっとふんばるだけで高度が稼げるので、実はありがたかった。滝入山の手前あたりから西側が開ける。一見よさそうだが、山の斜面の木が全部伐採されていて、その枯木が放置されている様子はなんだか木の墓場のようで、私は好きになれなかった。また、このあたりから張り巡らされたワイヤーが出てきた。多分木の運搬などに使っているものなのだろうけど、遠くで操作しているのか、周辺には誰もいないのにカラカラ動いている。かなり不気味。それに結構登山道に迫っているところもあって、うっかりザックなどが触れようものなら裂けそうだし、ワイヤーくぐる時に突然動きだして首が落ちたらどーするんだ?とかなり不愉快な気分になる。
滝入山から先は快適な稜線歩き。小さなピークをいくつか過ぎたところで橋小屋ノ頭。有馬山の最高点ではないが、ちょっと開けた感じで休憩しやすいためか、立派な山頂標識がある。帰りにゆっくりすることにして、タタラの頭へ。タタラの頭は最高点なのにしょぼい標識だけでちょっとかわいそう。でも三角点はある。この辺り、紅葉がきれいだった。
ピークは踏んだので、あとは適当に休みながら鳥首峠をめざす。滝入山〜峠間の急登は、下るにはきつかった。途中虎ロープはあったものの、かなり気を使った。
13時47分鳥首峠着。当初の予定では、峠から冠岩をめざし、そのまま浦山の方へ抜けるはずだった。浦山から秩父駅への最終バスが4時だったので、時間的にも大丈夫だろうと思った。道も下りだ。峠から冠岩の道はかなり荒れていて、特に沢の周辺の道が不鮮明。が、特に問題もなくほとんど予定どおりに冠岩に着く。3軒ほどの廃家が残っていた。うち1軒はかなりきれいで、時々持ち主が出入りしているような感じだった。庭に清水も引いてあって、私もいただく。
14時半、あと1時間もあれば浦山に余裕で着くはずだった。が、ここで大アクシデント。村からの道が明確ではなかった。村だけあって、道がいくつかあって、それに従っていったところ、ちょっと分かりづらくなり、なんだか木のピンクテープに沿っていくことになった。地図も、その辺りはちょっと沢を巻くような感じになっていたし。しかし、道?はだんだん荒れてきて、なんだかえらく大変な登りになってきたのだ。しかし、適当なところにピンクテープがあったりしたので、それに従った。そして、迷った・・・。小一時間しても明確な道に出ない。今から考えれば、もっと地図をよく読めばよかったのだ。沢の出合あたりに道があるはずなのに、なんで登っていったか?まあ、テープがあったからなんだけど。3時もすぎると谷合いはいっきに夜の気配が漂ってくる。今の時点で道が見つかっていないようでは、最終バスはやばい。乗り遅れた場合は浦山口までの約6kmを歩くことになる。鳥首峠に引き返すとしてもギリギリだ。確実な方を取るべく引き返すことにした。登り返すのはきついが、4時半前にはなんとか峠に着くだろう。そこからは下り。ヘッデンは持っているし、なんとかなりそうだ。まず、冠岩の集落へ戻る。下る時は尻セード状態。冠岩出発15時18分、鳥首峠着16時6分。大分暗くなってきたが、ヘッデンを使うと広角な判断が鈍るの、できるだけ使わないで行くことにする。ここからは下りだから、サクサク行こうと一歩を踏み出す。が、足の爪と膝が痛い×××。サクサクは諦め、確実に行くことにする。採掘工場が見えてきた。「あー、ここまでくれば大丈夫!」と思った瞬間コケて太腿を激しくぶつけた。油断するな、ということだ。5時前になんとか車道に出る。どっぷり暮れていたが、ヘッデンは使わないまま名郷着17時29分。バスもまだあった。

<本日の教訓>
・地図はよく読め!
・目印テープ(リボン)は道標とは限らない(林業関係のマークの場合あり)
・ハイキングの時はハイカーの目線で見るべし
  (冠岩ではサワヤの目線で判断していたように思う。尻セードで下るようなところが普通の登山道とは考えにくい。サワヤは高巻きとかで、あれ位普通に行くけど)

PS。最後にコケた時に巨大な(直径8cm位)アザを作ってしまった。空から見たサンゴ礁のようだ。

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