鉾取山(中野東駅〜鉾取山〜原山〜天狗防山〜安芸中野駅)【広島県広島市安芸区】


- GPS
- 03:59
- 距離
- 9.1km
- 登り
- 856m
- 下り
- 874m
コースタイム
- 山行
- 3:27
- 休憩
- 0:32
- 合計
- 3:59
中野東駅 627 ― 国道2号 633 ― バイパス下分岐点 642 ― 平原登山口 646 ― ロープのある渡渉箇所 723 ― 舛越峠 730/735 ― 峠と山の中間点 747 ― 北まわりコース分岐 804 ― 鉾取山山頂 807/814 ― 北まわりコース・南まわりコース分岐点 820 ― みはらし広場 824/829 ― 南まわりコース分岐点 831 ― 林道・鉾取山登口 837 ― 原山への分岐 839 ― 電波塔 848 ― 原山山頂 849/855 ― 迂回路・591峰方面分岐点 911 ― 迂回路と天狗防山ルート合流点 916 ― 林道越 919 ― 天狗防山 922/924 ― 天狗防展望地 927/935 ― 展望ポイント 951 ― バイパス柵沿い 1005 ― 成岡登山口 1007 ― 神田第2踏切 1018/1020 ― 安芸中野駅 1023
●行動時間 3:56
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
(広島駅〜中野東駅) 中野東駅―平原登山口―舛越峠―鉾取山―みはらし広場―原山―天狗防山―成岡登山口―安芸中野駅 (安芸中野駅〜広島駅) ●登山口へのアクセス ○平原登山口(中野東駅から) ・中野東駅は橋上駅になっており、東側へと降りる。駅前の道を東へ東へと進み、国道2号を渡った先で左手の生活道へ。標示も見ながら進んで行くと国道バイパス下に登山口方面への案内標示があり、それに従い細道へ。コンクリート製の階段を上り、いったん下るとその右手に「平原登山口」がある ・登山口付近に駐車場は見当たらなかった ○成岡登山口(中野) ・安芸中野駅前に横たわる旧山陽道を北東側へ。道なりに「神田第2踏切」でJR山陽本線を渡り、さらに瀬野川、国道2号を渡る。道なりに進み国道バイパスに近づいところでバイパス下をくぐる細道へ。それを道なりに進むと最後の墓地脇に「成岡登山口」がある ・登山口付近に駐車場は見当たらなかった (いずれの記述も2025.8現在) |
コース状況/ 危険箇所等 |
○平原登山口〜舛越峠〜鉾取山 ・沢筋を登る。標示は途中散見されたが、枝道などに案内もマーキングもないため、紛らわしいこともある ・沢筋から離れ始めたあたりでは下草がよく伸びており、コースが分かりにくい。しかも足下に大きな石があるところやへつり道なのに草だらけといったところもあるため、慎重に歩を進めたい ・舛越峠からの頂稜の道は道幅もあり明瞭。木段や誘導ロープが整備されている区間もある。山頂付近はハイキングコースもあるようで、山頂周りを歩く「北まわりコース」などもあるようだ ・鉾取山は見晴らしが利かないが、すぐ先のみはらし広場まで行けば、海田湾越しに宮島方向を望むことができる ○鉾取山〜みはらし広場〜原山〜天狗防山〜成岡登山口 ・鉾取山からみはらし広場を越え、林道にある「鉾取登山口」まではハイキングコースとなっており、道幅、木段、さくなどが整備されている。分岐には大きめの道標も設置されている ・林道から原山、天狗防山方面は山道となるが、案内標示は要所にある。ただし、成岡登山口へと下降する場合を考慮した標示になっているので逆向きの場合に分かりやすいのかは不詳 ・天狗防山から成岡登山口のうち標高220mから400mにかけては急な尾根の細道になっており、ロープも複数設置されている (いずれの記述も2025.8現在) |
その他周辺情報 | ●買う、食べる ○中野東駅付近 ・東側の駅前ロータリーにコンビニが一軒。国道2号交差部のやや北側にも一軒 ・飲食店は駅近くの道筋沿いにあるようだが、営業状況は不詳 ○安芸中野駅付近 ・安芸中野駅にの駅コンビニはなくなってしまった。駅前の県道を北東側へと進めば200mほど先にも一軒ある ・飲食店は駅前食堂などいくつかあるようだ ●日帰り温泉 ・安芸中野の近くにはないようだが、距離的に近いのは、府中町みくまりにあるスーパー銭湯「安芸の湯」。そのほかにも広島市内には銭湯が複数ある (いずれの記述も2025.8現在) |
写真
感想
暑熱の中、安芸アルプスへと向かった。夏の暑さを少しでも回避するため、早朝で降りきる行程とした。
この夏は北アルプス行きもキャンセルし、どうにも冴えない。街中にいると熱中症の心配ばかりしている。前回のように、今にも降りそうな空模様の中をかいくぐるように山に行くのが関の山だ。今回も最高気温の比較的落ち着いた日を選んで早朝登山を心がけた。
中野東までの電車の中でふと見ると、天神川駅でもいかにもハイキングのような出立ちの方々が降りていく。遠方の山から帰ったところか、それとも水分峡方面に向かうのか。
中野東駅では、山に行きそうなのは一人だけだった。東側の駅前広場に降りると、ちょうど町内会の清掃活動中。挨拶をして歩き始める。
正面に鉾取山を見据えながら舗装路を行く。国道バイパスを越えるまではあまり高度を稼がないので、標高差の殆どを後半で登ることになる。峰の側面から登るのだから当然ではあるが、斜度のある登りになりそうだ。
国道バイパスをくぐり、平原登山口へ。登山口からは山道に入るがしばらくは道幅のある斜路を行く。テーピングなどはないだが、枝道が時折ある。本道ではないかもしれないと思いつつ、流れに近い踏み跡を進んでみるが、案の定沢筋の中で踏み跡が曖昧になる。上部に延びている本道へは別の枝道で登ることができたのでよかった。
流れを離れ始めたあたりからは下草が目立つようになる。道筋は辛うじて感じ取れるが、悪いことにも草の中には大きな石がゴロゴロしている。足下を慎重に探らないと歩けない。
さらにその先へと行くと、へつり状の斜面道になる。今度は足下が斜めになるため歩きにくい。加えて蜘蛛の巣が頻繁に眼前に現れるようにもなり、どうにも進みにくい。通常よりも神経を使いながら歩を進める。
どうにか舛越峠に到着したが、今日はいつもよりも発汗が多い。温度湿度の問題か、体調によるものか。いつもよりも水分は多めに持ち込んだが、やはり夏場に行く低山では、普段とは違うことに気を遣ってしまう。
峠からは道筋は明瞭になる。植林帯の広い斜面登りもあるが、それとて方向性が定まっているので迷うほどではない。峠からは安芸アルプスの頂稜のはずだが、まだ登りが続く。木段や誘導ロープも現れ、結構急な登りもある。やがて山頂部のハイキングコース分岐が現れ、そのすぐ先で山頂に到着。山頂部には眺望はない。
山頂部では一息ついただけで先へ。みはらし広場に期待して進む。このあたりは道幅もあり道取りも穏やかなので歩き易い。樹林も薄く明るい。
みはらし広場もそんなに視界が開けてはいない。狭い隙間からは、海田湾から似島を見ることができる。その先には宮島があるはずだが、霞がかっており見えないようだ。
みはらし広場からも緩やかな道取りが続き、やがて林道に顔を出す。ここが「鉾取山登口」とされるところだ。林道に出て左へと進むと、100m程度も歩けば原山への山道が分岐している。
ここからは細い山道が続き、10分も歩くと電波塔が現れる。電波塔の柵に沿って進むと原山山頂。山頂は頂稜コースを数メートル外れたところにある。
頂稜の道に戻って先へ。ここからは一気に高度を下げる。斜度もある。下げきったところで591峰方面とそれを巻く道が分岐している。ほんとうは591峰のピークも踏みたくなるところだが、今日の体長はそれほどよくないので、迷わず巻き道へ。まさに巻き道と行ったへつり道を進み、天狗防方面への道と合流。いったん林道へと降りるが、登り返して天狗防山へ。この山頂はコースの途中のようで、あまり山頂感はない。すぐ先にある展望地まで進み休憩。この展望地からは、黄金山、日浦山が見える。
展望地から最後の下降へ。最初は植林帯を縫うように降りていくが、それを過ぎると痩せた尾根の急下降が始まる。沢筋に辿り着くまで標高差200m以上を一気に下降する。途中何度かのビューポイントがあるが、瀬野川を挟んで対峙する日浦山や蓮華寺山の居並ぶ様を見ることになる。谷底のようになった瀬野川沿いにはJR山陽本線が通っており、時折、列車の音が響いてくる。後に盾のような蓮華寺山があるからであろうか、距離の割には列車の音がよく聞こえる。
一気の下降の後は、比較的緩やかに登山口へ。登山口からは舗装路を歩いて安芸中野駅へ。
駅に着いた頃にはぐったりだった。水分不足によるもののようには思うが、やはり夏に低山に行くのはあまり好ましいことではないと改めて認識した。
さて、次はいつアルプスに行くことはできるであろうか。
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