中ア・コガラ登山口から木曽駒ヶ岳往復


- GPS
- 09:54
- 距離
- 13.6km
- 登り
- 1,687m
- 下り
- 1,686m
コースタイム
- 山行
- 8:20
- 休憩
- 1:34
- 合計
- 9:54
天候 | 曇り時々晴れのち霧のち晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
七合目避難小屋から8合目までの山の斜面のトラヴァース区間は、細かいアップダウンがあって体力を消耗する。 |
その他周辺情報 | 木祖村のスーパーマーケットまると(TJARの聖地…苦笑)で、カットスイカを購入。 |
写真
装備
個人装備 |
Tシャツ
アームウォーマー
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
雨具
靴
ザック
ザックカバー
行動食
飲料
ライター
地図(地形図)
ヘッドランプ
予備電池
筆記用具
日焼け止め
ロールペーパー
保険証
時計
携帯
タオル
サングラス
携帯トイレ
|
---|
感想
木曽駒ヶ岳をコガラ登山口から福島Bコースで日帰り往復して来た。私が木曽駒を福島Bコースで登るのは3回目で、25年ぶり! 今回木曽駒を登るにあたって、歩いたことがないコースも検討したけど、ロープウェイを除いて時間的に一番早く登って降りて来れる福島Bコースの往復に、結局、落ち着いた(苦笑)。
朝3時に起床し、着替えを済ませて3:10には『キャラメルハウス』(自宅)を出発。安房トンネルを抜けた先の釜トンネル入口から木曽駒頂上までは、『トランスジャパンアルプスレース』(以下、TJAR)のルート(笑)。ロープウェイが出来てから昔からの登山道が次々と廃れていってる木曽駒だけど、TJARがある限り福島Bコースは安泰(笑)。登山で来るのは25年ぶりだけど、木曽駒高原に来るのは2018年のTJARの応援しにクルマで来て以来。TJARの選手たちは最短ルートを採ると思うケド、木曽駒に初めて登った時は大原公民館から徒歩だった(https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-4019037.html)ので、土地勘のある大原公民館のほうに迂回して木曽駒冷水公園に移動。かつて木曽駒高原スキー場だった木曽駒冷水公園は、無料のキャンプサイトがウケてか、キャンパーで大にぎわい。一番奥まで上ったところにある登山者用駐車場にクルマを入れる。周囲はキャンパーたちの色とりどりのテントが並んでいて、登山者の場違い感が半端無い。25年前に来た時(https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-3057090.html)は第7駐車場にクルマを入れたけど、どこが第7駐車場だったのか、もう分からない(苦笑)。
6:37に駐車場を出発。登山口から福島Bコースの廃林道の登山道に入る。長らくクルマが通っていないようで、ひと1人分のトレイルを残して両側が草ボウボウな区間もある。未明に雨が降ったようで、草に雨露が付いてるのがイヤらしい。場違いな簡易舗装と真っ白なガードレールが出てくると、幸ノ川渡渉点はすぐ先。ピンクテープに誘われるように幸ノ川の河原に下りて、渡渉箇所を探す。上高地封鎖に至った大雨の後数日しか経ってないうえ、朝も雨が降ったからか水量は多め。過去2回の山行で、幸ノ川の渡渉に手こずった記憶が全く無いため、今は水量が多い状態なんだろう。ロープが2本渡されているけど、それは使わずに自分の能力で渉れそうな箇所を探し、上流側にポイントをみつけて靴を脱がずに渡渉成功。そのまま尾根に取り付く。ジグザグ電光型に上っていくと、標高1,700 m付近で尾根に乗る。その先に4合目の標識があり、ここで休憩。
4合目からは林のなかを尾根沿いに上ってく。朝の雨から天気は劇的に回復はしないようで、雲に覆われている。暑くないので、助かる。30分ほど歩いて、4.5合目の力水。最近の雨もあり、ちゃんと水は流れてた。ここで給水し、なおも先を進む。ここら辺で初めて登山者とすれ違う。避難小屋で寝泊まりしたと思しきこの男性登山者から、朝20人ぐらいの登山者が登ってった…と教わった。みんな日帰りだとしたら、その20人とすれ違うことを覚悟してたけど、結果からいうと、そんなに多くの登山者とすれ違うことは無かった。5合目に8:37に到着し、休憩。『Softbank』でも電波が入ったので、留守番の弟子(妻)にLINEで連絡(苦笑)。4合目から5合目は小1時間かかったけど、6合目には30分も経たないうちに到着。この辺りから亜高山帯の林。ずっと上り一辺倒だったけど、6合目より先、七合目避難小屋の手前辺りからは細かいアップダウンが始まる。全く展望が得られなかった見晴台まで来ると小屋は近く、9:44に七合目避難小屋に到着。
25年前に来た時は避難小屋は焼失しており、鉄筋の骨組のみが残る状態だったから、今の建屋をみたのは今回が初めて。今ふうの太陽光発電装置を備えた快適な小屋だけど、オーヴァーユースのため事実上トイレが使えないのは残念…。後から来たソロのかたに、麦草岳に行くかどうか訊かれたけど「行かない」とソッケない返事をしてしまった私(苦笑)。日帰りなので、行ってる時間が無いネ。七合目小屋を出発し、頂上を目指す。今回の山行にあたって25年前の記録を改めて読み返したところ、七合目小屋から8合目にかけてのトラヴァース区間についての記載をみて、要注意区間だとマークしてた。自分の当時の記録を見返すまで、そんな区間があったことすら忘れてた(苦笑)。七合目避難小屋からはしばらくはフツウの登りだけど、10分もしないうちに登っては降り、登っては降り…を繰り返す。ここに来てようやく晴れ間が覗くようになり、これから登る木曽駒と脇の玉の窪小屋がみえるようになる。玉の窪小屋までの坂は一気に登れそうにみえるけど、その基点までが遠い…。7合半の山姥は岩がゴロゴロする歩きにくい場所。岩と岩の間に落ちないように注意が必要だけど、TJARの選手は夜だろうが雨だろうがここを通過すると思うと、感心する(もっとも、十分に下見するんだろうケド…)。さらに、かなり年季の入った木製桟橋帯を通過し、10:37に水場のある8合目に到着。
8合目から先にも山姥のような岩ゴロゴロ地帯を通過するけど、こちらのほうが歩きやすい。陽が差すようになり、木曽駒と玉の窪小屋がよくみえた。けど、この日展望が一番よかったのはこの時で、頂上部は次第にガスに覆われ始めた。ああ…。トラヴァース区間が終わると、玉の窪小屋への厳しい登り。すっかりガスに覆われて真っ白になるなか、登山道にも水が流れる付近で揚水ポンプの残骸を見送り、先行する男女ペアを追い抜き、何名かの登山者とすれ違う。突然目の前に、九合目の玉の窪小屋が現れた。時間的には休憩の頃合いだけど、一気に頂上を目指す。宗教的遺構や鳥居を見送り、頂上木曽小屋のほうへ進む。木曽駒ヶ岳神社奥社の前を通過すると、登山者でにぎわう木曽駒ヶ岳頂上に、12:13に到着。ロープウェイ経由で多くの登山者が登ってるので、これまで目にした登山者数を一気に凌駕する数の登山者をみた(苦笑)。
頂上周辺はガスガスで展望は望めない。予定ではもっと早く頂上に着くつもりで、大幅に時間を押してることもあり、さっさと下山開始。下りは、8合目、見晴台、力水を休憩ポイントとし、4時には幸ノ川渡渉点に降り立った。上りの時には全く気付かなかったけど、丸太が1本渡してある。ストックがあるひとなら渡れるだろうけど、ストックの無い私には無理。上りの時にはそこまで配慮しなかったけど、万が一の渡渉失敗に備えて『iPhone』を携帯トイレの袋に入れて防水(苦笑)。下りも飛び石で渡渉に無事、成功。あとは木曽駒冷水公園に戻るだけ。茶臼山登山道分岐の車道に出た途端、背後からトレイルランのお兄サンが凄い勢いで飛び出して来て、ビックリ! 登山者用駐車場に戻るとクルマはガラガラ。朝居たクルマの殆どが出払った勘定になるものの、そんなに多くの登山者をみた記憶は無いんだケド…(苦笑)。
机上の計算ではもっとラクに登って降りて来れるハズだったけど、行動時間がギリギリ10時間以内に収まるなど意外に時間がかかった。やはり、七合目避難小屋〜8合目付近のトラヴァース区間がクセモノかな。
帰りに、TJARの聖地と呼ばれる(笑)『スーパーマーケットまると』で、カットすいかを買う。買い物を終えてクルマに戻ると、TJARの練習のかたが、『まると』の前を通過。さすが!(笑)
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
いいねした人