徳本峠越えで上高地へ


- GPS
- 33:16
- 距離
- 30.7km
- 登り
- 1,653m
- 下り
- 831m
コースタイム
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2010年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
帰り 新島々行きバス乗車 |
コース状況/ 危険箇所等 |
残雪期核心の峠沢の取りつきが見つけにくい。あとは道中「サル」が多い。 |
写真
感想
華々しい今シーズンの開幕戦である山行の結果を書きたいがタイトルを決めるのが今回はとても難しい。敗北と考えれば敗北、成功と思えば成功だし。。目的から整理していかないと決着がつかないので順に整理しよう。
目的、概計画
5/2早朝、新島々より入山。残雪の徳本峠を超えて上高地に入り穂高の山々や岩壁をみて日帰り風呂に入ってできればその日のうちにバスで帰る。ただし面白かったらその日のうちに帰らなくてもよい。つまり3日は予備日である。
結果
5/2 15:00徳本峠核心部、峠沢の取付点が発見できず(ビバーク決定後わかったが)正規ルートの約150m南西標高1,800mで雪上でのビバーク決定。翌朝5:30峠沢を330m直登し7:00無事に峠頂上の徳本峠小屋着。朝食。ここから上高地、明神まではルートに全く問題なく、沢下りでは尻セードを楽しみながら下った。バス乗り場とは逆方向だが、小説「栄光の岩壁」や「氷壁」の舞台「徳澤園」をピストン。山の写真を撮ったりしながら観光客でごった返す上高地を満喫。日帰り風呂にも入ってさっぱりした身体で無事自宅に戻った。
・道を誤った時点の状況
1)慣れない雪歩きで体力消耗。雪クタクタでアイゼンがかからない。
2)ほぼ現在位置はわかってる。誤った原因もわかっている。
3)参考にしていた他人の踏み跡も間違っていてUターンしてた。
4)時間は15:00。結果的に日没は19:00ころだった。
5)天候晴れ。気温は低いが防寒があるので問題ない。
6)近場に2つのパーティ(計5名)がいた。
7)彼らも迷っていた。一組はビバーク準備、一組は登る決断。
8)ここに集ってる人は残雪期のコースを知らない。
9)登る組の人と取り付きを探索。約5分後に正規ルートを発見した。
10)テントを張った手前今更撤収する気力なし。むしろ泊まりたい。
11)初日だから当然食料、燃料は売るほどある。
12)見渡す限りの雪原なので水も売るほどある。
考察
日照時間が長くなったとはいえ15:00頃までに目的地に到着していないのはそもそも計画があまい。雪山(残雪期含む)は読図が必要で夏道にある目印など無いものと思わなくてはいけない。明け方の寒気で雪が締まり体力モリモリの万全な状態で登攀した方がいいと判断したことや一応雪崩を警戒したビバーク位置の決定などよかった点もあった。一方で天候悪化、危険な箇所との遭遇、近所に人がいなかった場面だったらどういう結果になっていたか自分の行動を再点検する必要がある。残雪期の入門編としてはまずまずな結果だと思うのだが。。。
レポートでは最悪の最後に結論。
「超楽しかった」
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