鳳凰三山 青木鉱泉〜


- GPS
- 09:58
- 距離
- 15.6km
- 登り
- 2,041m
- 下り
- 2,046m
コースタイム
- 山行
- 8:30
- 休憩
- 1:27
- 合計
- 9:57
4:06 青木鉱泉駐車場到着 19℃
4:38 青木鉱泉前出発
5:55 南精進ヶ滝到着
6:54 白糸滝到着
7:23 五色滝到着
7:50 五色滝出発
8:34 鳳凰小屋到着
16分休憩
8:50 鳳凰小屋出発
9:30 地蔵ヶ岳到着
10:01 地蔵ヶ岳出発
10:07 アカヌケ沢の頭到着
17分休憩
10:24 アカヌケ沢の頭出発
11:28 観音ヶ岳到着
6分休憩
11:34 観音ヶ岳出発
11:54 薬師ヶ岳到着
31分休憩
12:25 薬師ヶ岳出発
12:52 御座石到着
14:08 中道ルート登山口到着
14:36 青木鉱泉駐車場到着
登り歩行時間
青木鉱泉駐車〜鳳凰小屋:3時間29分 4:38〜8:34(小休憩含み、五色滝での撮影時間27分を除く)
青木鉱泉〜地蔵ヶ岳山頂:4時間25分 4:38〜9:30(小休憩含み、五色滝での撮影時間27分を除く)
アカヌケ沢の頭〜観音ヶ岳山頂:1時間4分 10:24〜11:28(小休憩含む)
観音ヶ岳山頂〜薬師ヶ岳山頂:20分 11:34〜11:54(休憩なし)
下り歩行時間
薬師ヶ岳〜中道ルート登山口:1時間43分 12:25〜14:08(休憩なし)
薬師ヶ岳山頂〜青木鉱泉駐車場:2時間11分 12:25〜14:36(休憩なし)
平面距離 15.5km
沿面距離 16.2km
記録時間 09:58:37
最低高度 1,069m
最高高度 2,831m
累計高度(+) 1,886m
累計高度(-) 1,910m
平均速度 1.6km/h
最高速度 7.8km/h
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
危険個所なし |
写真
装備
個人装備 |
Tシャツ
ソフトシェル
ズボン
靴下
グローブ
日よけ帽子
靴
ザック
ザックカバー
昼ご飯
行動食
飲料
ライター
笛
ヘッドランプ
予備電池
常備薬
日焼け止め
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
カメラ
|
---|
感想
7月中旬に訪れようと考えていたが、目的の1つタカネビランジの開花が始まったばかりで花数が少なそうだったので延期していた。
2年前には8月初旬と10月中旬に行っている。8月の時はタカネビランジが真っ盛りで多くの花を見る事が出来、10月でも僅かだが花が残っていて、紅葉を楽しめた。
2度も訪れたのは、初めてでとても気に入り、1度の山行では滝が複数、山頂も複数で頭の中で整理がつかず、早いうちにおさらいをしたいと思ったからだ。
昨年も8月中旬に行こうとしたが、台風予測の影響で青木鉱泉へのゲートが閉じられてアプローチすることが出来ず、お隣の日向山で茶を濁していた。
お盆休みは8月12日に休暇を取得し、9連休としたが前半は好天に恵まれず、後半は猛暑が戻り孫たちが帰省しても屋外で何かしようとする気にもならず過ごしていた。
17日は連休最終日で好天予報、来週は予定が入りそうで、月末にはここ30年で最早の稲刈りになるかも知れない。
8月中ならここしかないと、駐車場はやや心配だったが、青木鉱泉に向かった。
青木鉱泉の駐車場は連休で宿泊者が多いためか暗がりで見える範囲では1台分の空しかなかった。
運よく駐車出来たので、社内で朝食をとり多少明るくなるのを待つ。
昨年秋にドントコ沢の堤防に出る直前で右に進んでしたまったので注意して直進し堤防に出た。その後は大きな砂防堰堤の脇を登る。ここは草がやや茂っていた。
登った後は平坦になり、ヘッドライト無しでも歩けるようになって、ドントコ沢を離れて九十九折の急登となる。
急登を終えるとしばらくトラバース道が続く。
ここで下山者が現れ、「泊りですか?」と声を掛けられた。「いいえ、日帰りです」と答えると「どちらから来ましたか?」と聞かれたので「青木鉱泉から」と答えるとその方も青木鉱泉から来たとのこと。双方どちらかが逆方向に歩いていることになる。
すぐにスマホの地図を見て向かっている方角が正しいこと確認した。
2年前ではあるが、2度このルートを通っていて、道迷いしやすい箇所が複数あることや、どこで迷ったのか忘れておらず、確認しながら歩くことにしていた。
出会った方は車なら逆走状態で、いつから逆行が始まったのかはつかめなかったが、沢を渡渉してロープ場を登る前からのようで、しばらく一緒に歩き、沢の渡渉とロープ場の案内をする際に、ここは通っていないとのことだった。
このトラバース道はほぼ水平に北に進んで行くので、方角が分からなくなってしまったら登りなのか下りなのか判断つかないかも知れないが、途中に分岐や休憩出来る広い場所もなく右手を山側に進むだけのはずなので不思議だ。
この方には五色の滝で空撮した後とアカヌケ沢の頭で空撮した後の2度道を譲ってもらうことになった。
相手としては、先を歩いていたんじゃないの?と不思議に思えただろうから都度、五色の滝の下まで行って来ました、アカヌケ沢の頭の一番奥まで行ってましたと説明した。
自分も登山道脇の踏み跡に入って迷うことはあるが、逆行は守屋山の帰路にキャンプ場からの下山ルートが2つあり、下の合流点でもう一方のルートに入ってしまったことくらいだ。
この時は林道から右に入って下りその後ほぼ水平に進んでいた。進む方角があやしいと思いすれ違う方にすぐに尋ねて間違いを知った。
4度目の渡渉箇所で一昨年秋に左に下らず右に登ってしまい引き返したが、ここにはピンクテープが水平に張られ直進しないようになっていた。
五色滝の手前の登りでは一昨年に2度ともルートを間違えてしまったが、今回は直進しそうな踏み跡に倒木が横たわらせてあり、右に進むと通ったことのないトラバース道となった。この先は崩落個所の迂回ルートと思われるルートとなり、急な下りとなる。地面が濡れていて滑り尻もちをつきそうになった。
鳳凰の滝まで200mとの案内が出現するが、そこには行かず五色滝を目指して急登を進む。
五色滝までは登山道から脇道に進み50m程下る。途中に目的の1つ、色の濃いタカネビランジが咲いていた。
青空が見えていたので、すぐに空撮を始めようと準備をしたが、機体とコントローラーがなかなか接続出来ず、幾度も再起動してようやく離陸可能になった時にはすっかりガスで何も見えなくなってしまった。100m程上げたら滝の上流や地蔵ヶ岳が見えないかと試みたが、周囲360度と下も真っ白。鹿島槍ヶ岳山行の帰路の爺ヶ岳中峰でも同様に飛行させられるようになった時には南峰他がガスに包まれていた。
あきらめて、機体を収納したらガスが晴れて滝と青空が見えた。ピストンでなく周回なので、このまま先に進んだら後悔するだろうと思い再び一から準備してパノラマ撮影したが、撮影位置が良くなく滝の上流も地蔵ヶ岳も写っていなかった。
10分程で撮影出来る予定でいたが、50分近く五色滝に滞在してしまった。
五色滝の先は急登を過ぎると平坦な沢に出て地蔵ヶ岳が見えて鳳凰小屋が近くなる。
鳳凰小屋でエネルギー補給して、残り150cc程になっていたペットボトルに水を補給する。
鳳凰小屋の先もやや急登でそれを過ぎると歩き難い白い砂地となる。砂地の急登はきついので時折振り返るが、ガスで麓方向の眺望はない。
オベリスクと観音ヶ岳は見えている。
オベリスクの下に到着した時に甲斐駒ヶ岳はガスで僅かしか見えていなかったが、休憩している間にほぼ見えるようになった。
東側と南側の眺望はない。なので八ヶ岳や富士山は見えない。
一昨年の夏のようにガスが沸き上がって来る様子はないので地蔵ヶ岳周辺で撮影を行う。連休最終日のためか登山者は少ない。
アカヌケ沢の頭到着時には数名休憩していたたので、早川尾根の案内板を越えた奥まで移動して空撮を行った。撮影を終えて観音ヶ岳に向かおうとアカヌケ沢の頭に戻った時には誰も居なかった。少し進むと朝逆行されていた方に会って、道を譲ってもらった。
一昨年この辺りは岩場にタカネビランジがたくさん咲いていたが、今回はあまり多くない。
薬師ヶ岳までの稜線歩きはずっと南に進むので直射日光を正面から受けとても暑い。右側には北岳が見えているが、その先の南アルプス主稜線の山々はほとんど見えない。
観音ヶ岳へは大きく下り、鳳凰小屋への分岐から登り返すことになるが、赤岳のことを思うと苦にならない。
トレランのグループが複数通り過ぎて行く。このルートではトレランの方が登山者の方より圧倒的に多い。
登り返しではとても暑いが、時折涼しい風が吹いて涼しい。短時間だがまさに天然のクーラーで幸せを感じる。
ハットのひさしも地蔵ヶ岳までは濡れていたのにすっかり乾いている。
地蔵ヶ岳の眺めも一昨年秋に見ているが紅葉の時期とは違ういい眺めだ。
観音ヶ岳では360度のパノラマだったが、東側はガスで北岳の背後や左もガスでほぼ見えない。
山頂が狭いので、後続者と入れ替わるようにして薬師ヶ岳に向かった。
薬師ヶ岳には20分程で到着した。
トレランのグループが複数合流して盛り上がっている。
昼食をとり最後の空撮を終えて下山を開始しようとしたら、朝逆行されていた方が薬師ヶ岳山頂に到着した。最初に会った時以後4度目の再会だ。
樹林帯に入るまでの少しの間麓の眺望があるはずだが、ガスで何も見えず木々の間を縫うようにすり抜けて行くスラロームのような急な下りに入る。
この下山ルートははっきりと3つに分かれている。
今回3度目で少し呼び方を変えて【樹林のスラロームゾーン】、【笹原・わらび畑ゾーン】、【樹林の九十九折りソーン】と呼ぶことにする。
【樹林のスラロームゾーン】
足元は木の根と岩があり滑りやすく歩きにくい。初めて訪れた際にはトレランのグループを追いかけるため小走りしたが、前回同様にコケないよう慎重に歩く。
笹原に出るまでずっと同じような道なので、飽きてしまうのだが、「いつかは終わる」と自分に言い聞かせて歩く。少し岩が減ると、様子が変わったからそろそろ終了かなどと考えてしまい、再び岩が多くなったりする。
下山して結果をみると薬師ヶ岳から林道までは1時間40分から50分くらいで、そう長くはないのだが、一切眺望がないことと、各ゾーンでほとんど変化のない同じ様な道が続くため飽き飽きして長く感じるのだと思う。
【樹林のスラロームゾーン】では先に出発していたトレランの方3名に追いつき、道を譲ってもらった。
【笹原・わらび畑ゾーン】では笹の根が露出していてコケそうになり、笹原でも気を抜けないと思った。また、意外と急な場所もあると感じた。
薬師ヶ岳で空撮中に忘れ物を探しに一旦戻って来たトレランの女性1名に追いつき、道迷いしそうな所がないか尋ねられ、不安そうだったので、【樹林の九十九折りソーン】の中道ルート登山口手前でお仲間の男性と合流するまで後ろについて来ているか時折振り返って確認しながら歩いた。
【樹林の九十九折りソーン】は一昨年の秋と異なり落ち葉で滑る心配もなく歩きやすかった。
林道では少しだけ小走りしたが、暑くてつらいので、大きく手を振って早歩きで青木鉱泉に向かった。
ドントコ沢を渡渉してショートカット可能だが、初めて訪れた時の教訓を生かし、林道をのみで橋を渡り青木鉱泉に到着した。
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