【ソロハンモック沢泊】 大常木谷遡行〜竜喰谷下降


- GPS
- 10:03
- 距離
- 10.5km
- 登り
- 1,076m
- 下り
- 1,086m
コースタイム
- 山行
- 6:00
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 6:00
- 山行
- 4:00
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 4:00
過去天気図(気象庁) | 2025年08月の天気図 |
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アクセス |
写真
感想
■計画
先シーズンはソロメインだったので、今シーズンはできれば仲間の輪を広げたいと思って人との予定を優先していったら気がつくと週末はけっこう埋まっていた。
一緒に行ける人がいるということはありがたいことではあるが、ソロも行きたい。壮大な計画も考えたんだけど、ちょっと準備が間に合わない。ならゆるふわでハンモック泊で、ということで近場ながら水量多めで遡下降とも楽しめそうな大常木遡行、龍喰谷下降プランを選んだ。
■アクセス
丹波川、一之瀬川の支流?そんなの余裕っしょ、と思ってあまり調べずに行ったところ、林道一ノ瀬線が通行止め(※写真参照)。
グルっと回っていくと途中で曲がるのを忘れてまた通行止め。戻って今度こそ大常木谷よりやや上流の通行止め地点手前の駐車スペースまで。
もともとゆっくりスタートの予定がさらに大幅に遅れる事となっった。
■初日
初日に行程は短いので、遅くなっても問題ない。
○アプローチ
林道から尾根伝いに降りていく。ここは急だが踏み跡はしっかりしており目印のテープも豊富。
○大常木谷遡行
深い谷の中にあるゴルジュ。
いいサイズの登れる滝が出てきて面白い。千苦ノ滝以外はすべて水線突破。不動滝の上段7mは空身で登って荷物は引き上げた。
今回は開所後や前までで遡行距離は短かったが、シャワークライミングができそうなのはそのあたりまでだと思うので、凝縮された良いルート。
○千苦ノ滝(敗退)
滝の水流左から、下部は簡単に登れ、核心部は上段の数メートル。テラス上のところと、核心上部に残置ハーケン。どちらにもお助け紐がかかっており、A0は可能。
核心部はやや被っていて、ボルダリーなムーブが求められる。1手目で届く場所がスタンスとしては十分なので思い切って行って足さえ上がればいったんは立ち上がれそう。
ただ、ここは落ちるとかなり派手に落ちることになる。お助け紐を掴めば良いが、勢いよく持ってハーケンが抜けたら終了だし、そもそもが簡易的なソロシステムなので落ちることは想定していない。
メンタルさえ整えば行けるのか、このリスクは回避すべきなのか逡巡したが、結果敗退を決めた。
このとき自分で打ったハーケンを回収し忘れ、高巻き後に懸垂下降して回収。トップロープ状態で登ることになったが、敗退後のメンタルでは勝負できなかった。
○ビバーク
会所小屋跡は広くテント・タープ泊には良いが、立ち木がないのでハンモックは張れず。
少し上流側をビバーク地にしたが、少し下流の、カンバ谷を超えたあたりのほうが平らなところに立ち木があってハンモックには適していた。
薪はやや湿ってはいたが豊富。
■2日目
○大常木林道
当初は大常木山頂まで行こうと思っていたが、出発前にみた予報では昼過ぎに集中豪雨があるかもしれない。
今回の目的はゆるふわハンモックソロ泊なので目的は達成した、ということで大常木林道で竜喰谷へ。
出だしはわかりにくいが、もともと整備されたルートなので道はわかりやすい。
大常木林道から下駄小屋沢を下降した。
○竜喰谷下降
竜喰谷へは曲がり滝の直下で出合う。
大きな滝には巻き道がついているので下降でロープは出さず。
■まとめ
去年、初ソロ泊をした頃にストックしていたルート。1シーズンまたいだら、沢泊にも慣れ、ショートカットしたとはいえゆるふわ感に満ちていた。
一方で、沢でソロシステムの使い所は難しいと感じた。ロープやプロテクションで重くなった荷物を背負って長い遡行をするのもなかなか厳しいし、もうちょっと考えないとなぁ。
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