いろいろ楽しかった＆景色も良かった 高見山（香11・三重）舟戸登山口ピストン

2025年09月03日(水) [日帰り]

• GPS: 04:40
• 距離: 7.0km
• 登り: 778m
• 下り: 774m

コースタイム

日帰り

• 山行: 3:25
• 休憩: 1:15
• 合計: 4:40

距離 7.0km 登り 778m 下り 774m

8:44 舟戸登山口
8:51 8:52 蘇我入鹿の首塚
9:12 9:13 大二木茶屋跡
9:59 10:06 大峠
11:09 11:56 高見山
12:20 12:30 大峠
13:01 大二木茶屋跡
13:15 13:20 蘇我入鹿の首塚
13:20 13:24 舟戸登山口
13:24 ゴール地点

天候

曇り時々晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

三重方面から国道166号落方トンネル手前を旧和歌山街道へ右に下りていきます。
旧和歌山街道を奈良方面へ進んで行けば舟戸登山口に着きます。

舟戸登山口前のスペース（数台）を利用。
この辺りは道路、私有地の境界が曖昧なようなので、一番近い民家の方（ご高齢の男性）に一言了解を取る。現在でもこの場所であまご養殖をされているようで、仕事の邪魔にならないよう、橋の手前、小屋（Gooogleのストリートビューではワンちゃんが写っていますが、今はみんな死んでしまっていないそうです）のすぐ右に駐車すると良い。今後利用する方のためにも、下山時も一言お礼を言っておくと良いと思います。

コース状況／危険箇所等

危険個所はありません。

写真

9/3 8:43

登山口の橋の手前、小屋のすぐ右に駐車（邪魔にならないように）しました。Googleのストリートビューでは小屋にワンちゃんがいましたが、今はみんな死んでしまったそうです。

9/3 8:44

江戸時代はこの登山道は和歌山街道（伊勢南街道）と呼ばれ、和歌山〜奈良〜三重を結ぶ重要な街道だったようです。

9/3 8:44

この橋からスタートします。

9/3 8:46

橋を渡るとすぐ、蘇我入鹿（大化の改新）を祀ったと言われている五輪塔があります。

9/3 8:51

登山道の要所要所（林道との分岐等）に案内板があるので迷うことはありません。

9/3 8:57

登山者が少ないのか、大きな倒木が何か所も道を塞いでいます。

9/3 9:00

一部崩落等で狭くなっているところはありますが、元々街道だけあって、道幅は広く歩きやすいです。

9/3 9:07

ずっと木陰の中を歩くので、思ったより暑くありません。ただ風が通らないので涼しくはありません。

9/3 9:12

大二木（おにぎ）茶屋跡です。かまど跡やかわや跡が残っているそうですが、石が散らばっているだけでどこがどうなのか今はわかりません。でも昔はたくさんの人が利用したんでしょうね。時代劇の街道沿いの茶屋を思い浮かべると想像が膨らみます（笑）

9/3 9:14

ちなみにこういう林道と交差するような場所には必ず案内板があるので迷うことはまずないと思います。

9/3 9:20

今は少し荒れていますが、昔はたくさんの人が往来していたのでしょう。

9/3 9:24

こういう道を歩いていると、何かロマンを感じます。

9/3 9:36

初めて見ましたが、ヒカゲノカズラの胞子嚢が林立（りんりつ）していました。

9/3 9:40

オトギリソウの花が咲いてました。

9/3 9:42

セイタカミゾホウズキの花です。

9/3 9:46

傾斜のすこしきつい林道を歩いているような感じで、登山道を歩いているような感覚はありません。

9/3 9:53

案内板の真ん中に手書きの案内図を書いたテープが張ってあり、具体的なルートがよくわかります。おそらく案内板が新しいので、松阪香肌イレブンが始まってからですね。でも非常に助かります。

9/3 9:57

ここで旧166号線と合流します。

9/3 9:59

大峠に着きました。大きな駐車スペース（10台以上駐車可）、トイレ、ベンチもあります。
少し休憩していると、自転車に乗った若い方が来られたので話を伺うと、大阪から伊勢を今日中に往復するそうで、ちょっとびっくりしました。

9/3 10:06

ここの鳥居が大峠からの登山口です。

9/3 10:10

こちらは大峠までの登山道と違い、自然林なので雰囲気が大分違います。

9/3 10:14

ここも苔石が有名なようです。

9/3 10:21

ちょっと石がゴロゴロしていますが、登りやすい登山道です。

9/3 10:24

こちらにも苔石が。

9/3 10:27

ヤマジノホトトギスが咲いてました。中々豪華な花です。

9/3 10:29

視界が開けた場所に出ました。休憩＆展望台のようです。

9/3 10:31

台高山地が一望できます。ただ、ベンチ下の土が削れて？手前からはよじ登らないと座れません（笑）

9/3 10:32

いつか機会があれば、大峠から赤ゾレ山方面へ稜線を歩いてみたいですね。

9/3 10:32

ススキが穂を出してました。まだまだ暑いですが、秋は確実にすぐ近くまでやってきているようです。

9/3 10:40

Google先生曰く、イヌトウバナだそうです。老眼の私には花の形は全く分からないほど小さいです。

9/3 10:44

この辺りから斜面が急になり、登山道もつづら折りになります。

9/3 10:51

ヤマジノホトトギスが咲いている場所はいくつもありますが、こちらの花はとにかく妖艶です。

9/3 10:57

登山道が岩でゴツゴツしてきましたが、登りにくいことはありません。

9/3 11:00

ママコナの花期も終わりのようです。

9/3 11:04

少し雲が出てきました。暑くなくてちょうどよいです。

9/3 11:04

頂上はもうすぐです。

9/3 11:07

アキアカネとにらめっこ。トンボも人間に慣れているのかな。

9/3 11:11

高見山山頂に到着です。この立派なお社なら風雪にもびくともしないですね。

9/3 11:13

山頂脇の休憩＆展望台から見た、台高・大峯の山々です。

9/3 11:13

この展望台は山頂の東側以外は開けているので、展望が非常に良いです。

9/3 11:50

まつさか香肌イレブン挑戦中なので、やっぱりこの山名板を撮っておかないと。

9/3 11:52

おそらくこっちの方から登ってきたはず。

9/3 12:03

どんどん下っていきます。

9/3 12:05

イヌトウバナがたくさん咲いてました。

9/3 12:07

下りは景色を見ながらなので、気分が良いです。

9/3 12:26

大峠まで戻ってきました。

9/3 12:29

大峠のベンチの後ろのマムシグサの実にアキアカネが止まっていたのでそっと近づいて撮りました。

9/3 12:51

三重県側の登山道は今のところ通行には支障はありませんが、これから崩落しそうな場所がいくつもあります。

9/3 13:17

登山道から少し離れたところにある史跡です。石の中央に南無阿弥陀仏の文字が見えます。

9/3 13:19

五輪塔まではきれいな石段です。

9/3 13:20

この橋を渡れば登山口です。天気に恵まれ、たけちゃんと世間話をしながらの楽しい山行でした。ありがとう。

9/3 13:22

あのおじいちゃんが養殖しているのかなあ。たくさんのアマゴ？が泳いでました。

撮影機器：

Pixel 9a Google

感想

たけちゃん

高見山　知らなかった！関西のマッターホルン

初めての高見山。香肌イレブンは三峰山に続いてニ峰目⛰️
奈良県側からの登山者が多いとのことだが、今回は三重県側の飯高町舟戸登山口から登った。川魚養殖場がある駐車場をお借りして登山開始。橋を渡るとすぐ、旧街道(旧南伊勢街道)に入り、蘇我入鹿を祀った五輪塔があり、その先にある大二木茶屋跡などを通り一時間ほどで高見峠に到着。小休憩をして鳥居をくぐり高見峠(大峠)登山口に入る。ここからは急登の九十九折りの登山道が続くが、よく整備されており登りやすい。峠から山頂までは一時間弱で到着。山頂には八咫烏（やたがらす）を祀る祠もある。山頂の展望台からは大台ヶ原山地(台高山脈)の峰々が見渡せた。帰路は同じルートを舟戸登山口まで戻った。

日本三百名山、関西百名山のひとつ。三重県と奈良県との県境にそびえる台高山脈北端の主峰。山容が南北方向からはなだらかに、東西方向からは尖って見えることから「関西のマッターホルン」とも呼ばれているらしい。冬場の霧氷も素晴らしい光景らしいので是非また登ってみたい。

知らなかった。

三峰山や高見山の香肌イレブンの山のことはあまり知らなかったが、魅力的な山を教えて連れてきてくれるうだだんに感謝です🙇‍♂️

うだだん

今日の高見山への山行計画を立てる際、大峠から登るか舟戸から登るか迷ったのですが、古の街道歩きにも興味があったので舟戸登山口からにしました。

舟戸登山口から大峠までは昔の和歌山街道ですが、おそらく林業関係者の方も利用していると思われるので当時のままというわけではないと思われますが、所々にいろいろな痕跡があり楽しめます。五輪塔も今でこそ【山奥】というイメージですが、昔は人通りも多く、街道沿いの名所だったんだと思います。

大峠登山口からは登りやすい普通の登山道で、しばらく眺望はありませんが、途中の展望台以降は景色の良い場所がいくつもあります。

頂上のお社は立派なもので歴史を感じました。頂上直下の展望台は周囲の眺望が非常によく、今日のように他に誰も登山者がいないと、食事をしたり食後にベンチに寝っ転がって雲を見たり楽しみは無限大（大げさ）です。

いつもの単独行で修行のような登山も好きなのですが、今日のように気の置けない友人とペチャクチャ話しながらの山行もまた違った意味で楽しめます。たけちゃん（さん？）ありがとう。

コメント

かっちゃん

山登り初心者ですが、とても興味深いルートなので、経験積んでこれくらいのルートには挑戦したいなあと思いました。

うだだん

かっちゃんさん
登山道に危ないところはないので、もう少し体力をつけペースを守れば問題なく登れると思います。