【金華山】馬の背ー鼻高ー大参道ー七曲

2025年09月06日(土) [日帰り]

• GPS: 02:45
• 距離: 6.9km
• 登り: 528m
• 下り: 528m

コースタイム

日帰り

• 山行: 2:17
• 休憩: 0:49
• 合計: 3:06

距離 6.9km 登り 528m 下り 528m

8:03 鏡岩緑地駐車場
8:09 8:10 岐阜公園堤外駐車場（普通車用）第１
8:14 8:17 めい想の小径登山口
8:56 9:17 金華山
9:18 岐阜城
9:50 9:52 鼻高乗越
10:13 10:18 妙見峠
10:23 10:24 東坂登山道入口
10:34 10:39 掘割駐車場
10:42 10:46 七曲峠
10:49 10:55 七曲登山口
11:00 百曲り登山口
11:06 11:07 めい想の小径登山口
11:08 ゴール地点

天候

快晴、風おだやか

アクセス

利用交通機関：

自家用車

【鏡岩緑地駐車場】
https://www.ukai-gifucity.jp/wp-content/uploads/2017/02/83b75f2a155b56d51551cfe26c856380.pdf

コース状況／危険箇所等

前日午前までの
台風による降雨を全く感じさせない足場

写真

9/6 5:59

持久力は途中の補給、兵站が肝心だ。
太平洋戦争の日本軍の凋落を教訓に。

9/6 9:01

馬の背を上り終えようとする人が
だいたい思い描くであろうベンチ

9/6 9:17

9/6 9:36

9/6 9:40

9/6 9:51

前もそうだったけど、
なんでか小回りしてしまう。

9/6 10:40

私の代わりに「８」の字
上手に書いてきておくれよ。

9/6 11:03

9/6 11:05

こういう目してた。してた。（笑）

9/6 11:08

一周はしたものの。

9/6 11:16

向こうに見える「日中友好庭園」に
集うレイヤーさん達を数年前に
見かけたけど今はどうなんやろか。

9/6 11:17

「お母さん、なんか変なおじさんが
遊具乗ってストローちゅうちゅうしてるね。」
「あんな変なおじさんには絶対、
近づいちゃダメよ！」

幼い頃に書いた整った「８」の字、
待っちょりんさい
きっちり自分の体で何度でも
書いちゃるけんのぅ！

撮影機器：

SC-02K samsung

装備

個人装備

靴下ガッツマンPS-01 #1129547ワオナブーツワイド #1107698サポーテックタイツ #1105428サニーサイドパンツ 夏用長袖インナーおたふく手袋JW-715 あかのれん吸汗速乾長袖Ｔシャツ ヘッドタオル ランニングキャップadidas脱着後ろ垂れ付 背抜き手袋100均 #1128266レイントレッカージャケット レインパンツヒマラヤでいつ買ったか分からんヤツ ペットボトルホルダー 伊藤園健康ミネラル麦茶650ml 介護用ストロー スマホ＆スマホバッテリーホルダー スマホバッテリー バッテリーケーブル スマホ DEUTER FUTURA32 左 伊藤園健康ミネラル麦茶650ml 右 伊藤園健康ミネラル麦茶650ml 塩タブレット 濃いみかん飴 カロリーメイト（バニラ味）×２ カロリーメイトゼリータイプ フルーティミルク味 スキンベープミストイカリジンプレミアムハーブプラス100ml ヘッドライトGENTOS HW000X 単３乾電池×３ 単３乾電池×３（予備） アルコールティシュー ゴミ袋 救急セット マスク キッチンペーパー ゴミ袋（予備） タオル×２ 内 伊藤園健康ミネラル麦茶650ml 鍵束 財布

感想

Goddy

　結局、７月の終わりに同じ馬の背を上がって失速した
時と同じように上り返しを断念した。道中の時間は短縮
したが、馬の背の所要時間は変わらなかった。



　この山行計画は、自分が小学生の頃の出席番号「８」
がうまく書けずにどうしても不格好になってしまうのを
そのままにしておけずに、活字の「８」をよく観察した
結果、「８」の下の円形部分が、上の円形部分より若干
大きいことに気がついて以降、「８」を書くときは、
意識して下の円を大きく書くようにしてみたら、どうに
か格好がつくようになったというエピソードによって
いる。


　金華山で上り返しを織り交ぜたトレーニングを思いつ
いて計画していたら、こんな記憶の奥底にしまいこんで
忘れていたエピソードを思い出した訳だった。
　もともと自分ひとりのエピソードだったこともあって
今回一人で向き合うつもりでいたのだが、若者勇者に話
を聞いてもらったところ、興味を示してくれたのかどう
かは分からないが同行してくれることになった。
　今回上る馬の背は、彼にとっても上り甲斐があるみた
いだ。


　昔、10年ほど前の11月の中下旬の頃、お偉いさんから
各係のキャップが土曜朝６時の金華山に呼び出されて、
その中に私もいた。
　呼びつけたお偉いさんはちょうど今の私くらいの年だ
ったか、先頭に立ち、馬の背を事も無げにすいすい上っ
ていく。現場の先頭に立ち続けるという矜持を具現する
その背中は、ぐんぐんと私を引き離していく。ようやく
上り終えて、お偉いさんの姿を見つけた私に、
「下りはお前が先頭をやれ」
と休憩もそこそこに下りがはじまり、ほどなくして、
「邪魔だどけ」と追い越される惨めな自分を否応なしに
目の当たりにさせられる。
　そんな山歩きが三週間ほど続いて、年末の慌ただしさ
を理由に解放されたことがあった。


　金華山を上るとき、いやでも思い出す、
自分が吐く白い息とどうやっても追いつけない背中。

　そんなことを思い浮かべながら上り返す登り口に到着
した私に、上り返して「８」を書ききるのに十分な気力
と体力は残っていなかった。振り絞らない、気力と根性
で誤魔化さない。何度でも繰り返して再現可能な状態で
達成しなければ意味がない。同行者に８の字を書くこと
を託して背中を見送り、そのまま麓をまわって同行者を
待つことにした。

　あの背中は、素質やその場限りの根性や気合いだけで
成し得るはずがない。
　足の動きと無理のない姿勢に手応えを感じられるよう
になった私には、まだ足らないものがある。


　ちびっこ天下広場で遊具に乗って同行者を待ちながら
そんなことをぼんやりと考えていた。



　帰宅して入浴をすませ、
　　汁少な目、きざみ揚げとなめこの卵とじうどん
　　玄米追い飯つき
を平らげた後、久しぶりに８時間ぶっ続けで眠った。

絶望のおともに
【ヨルシカ／n-buna　夜明けと蛍】