表尾根〜塔ノ岳(敗退) ナイトハイク

2016年05月07日(土) [日帰り]

• GPS: 06:14
• 距離: 9.5km
• 登り: 1,050m
• 下り: 1,036m

コースタイム

日帰り

• 山行: 4:50
• 休憩: 1:25
• 合計: 6:15

1:34 スタート地点
2:20 2:20 二ノ塔
2:35 3:05 三ノ塔
3:16 3:16 三ノ塔地蔵菩薩
3:36 3:36 烏尾山荘
3:38 3:43 烏尾山
4:03 4:03 行者ヶ岳
4:26 4:26 政次郎ノ頭
4:34 4:57 書策新道分岐
4:58 4:58 書策小屋跡地
5:05 5:05 政次郎ノ頭
5:19 5:19 行者ヶ岳
5:39 5:39 烏尾山
6:05 6:06 三ノ塔地蔵菩薩
6:18 6:44 三ノ塔
6:54 6:54 二ノ塔
7:49 ゴール地点

コース状況／危険箇所等

興味本位でナイトハイクをする場所ではありません。死にます。

尾根なので夜間は風が非常に強く、吹き飛ばされて滑落する恐怖から終始、足が震えていました。

写真

5/7 1:32

表尾根2回目のナイトハイクへ

5/7 1:55

頭上注意の表示はココだけでしたが、表尾根は木が迫り出している箇所が多く要注意です。因みに近くに花束が2束手向けられていました。

5/7 2:14

5/7 2:19

ニノ塔

5/7 2:35

さ…

5/7 2:35

さ…さん…

5/7 2:35

さんのと…

5/7 2:35

三ノ塔着。何を伝えたいかと言うと、ブレて写真のピントが定まらないほどの強風。

5/7 2:36

避難小屋に退避。風が小屋の中まで吹き込み、ギシギシと嫌な音。敗退するか続行するか悩みます。

5/7 3:13

お地蔵さんに会うまでに、強風に煽られて桟道から落ちること数回。う〜ん。どうしよう…

5/7 3:36

でも烏尾山のピークだけはどうしても踏みたかった。前回の新茅ノ沢の沢登りで烏尾山まで詰める予定が悪天候で敗退したので。

5/7 3:37

横風の酷い痩せ尾根は、四つん這いになったり、重心を低くして風上に身体を向けつつカニ歩き。とっさに思い付いた方法で烏尾山に到着。この先も進める気がしてきた。

5/7 4:02

5/7 4:04

苦手な鎖場のクライムダウン。前回は雨、ガス、強風で視界が悪くステップが判らなかったが、今回は難なくクリア

5/7 4:19

崩落地辺りから白々と夜が明けてきた。吹き上げられる砂と小石が顔に当たって痛かった。

5/7 4:25

5/7 4:37

ふと後ろを振り返ると、聳え立つ大山と新緑の表尾根が綺麗だった。今日、唯一報われた瞬間。

5/7 4:47

こんな天候だけど、表尾根の稜線は素晴らしい。皆が絶賛する理由が解った。

5/7 4:47

そして最終目的地の塔なんちゃら岳に目を移すと…

5/7 4:51

更に5分後。もういい。帰る。

5/7 5:21

脚立を見つけると、まだ通る実力の無いVRに想いを馳せてしまう。

5/7 5:27

盛りは過ぎてしまったけど、馬酔木の森に少し心が和む。

5/7 6:09

三ノ塔山頂は相変わらずの強風。一瞬晴れてすぐガスる。

5/7 6:57

下山するに連れて嘘のような穏やかさに。うん。いつも通り。

5/7 7:48

無事下山。表尾根は面白い。また「山ぢから」を鍛えてもらいに来ますね。夜に。

撮影機器：

FinePix XP80 富士フイルム

装備

個人装備

長袖シャツ Tシャツ ソフトシェル ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 日よけ帽子 靴 ザック サブザック 昼ご飯 行動食 非常食 飲料 レジャーシート 地図（地形図） コンパス 笛 計画書 ヘッドランプ 予備電池 GPS 筆記用具 ガイド地図（ブック） ファーストエイドキット 常備薬 日焼け止め 保険証 携帯 時計 サングラス タオル ツェルト カメラ

感想

pikosuke

相変わらず危うい山行をしているけど、あの強風のなかでも、諦めずに頭を使って工夫すれば解決できる事を知ったのが大きな収穫。

今回は余力を充分に残し、塔ノ岳に掛かる雲を見てパッと撤退を決意。今までは意地でも登っていたけど、今回は自分でも驚くほど冷静に判断。敗退の悔しさが全く無かった。

自画自賛だけど、精神的にも余裕ができ、少しは成長した気がする。なんて格好いい事を言いたいけど、過去の塔ノ岳の手荒い歓迎がトラウマになってるので逃げた。