沢登り 愛知県新城市 幻の穴滝



- GPS
- 04:17
- 距離
- 4.3km
- 登り
- 69m
- 下り
- 69m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
その他周辺情報 | 乳岩峡近い。トイレは、宇連ダム事務所で借りられます。 |
写真
装備
個人装備 |
モバイルバッテリー
予備スマホ
カイロ
非常食
ファーストエイドキット
ロープ30m赤
ロープ30m白
ロープ10m迷彩スタティック
ロープ5m青
ヘルメット
環付きカラビナ
スリング
カム
ハーケン
ハンマー
エイト環
ATC
細引き
プルージックロープ
ヌンチャク
ナイフ
ハーネス
革グローブ
ウェットスーツパンツ
フローティングベスト
たわし
|
---|
感想
昨年行ったが
ダムの水位が高く見れず
そして先月、下見に行った秘境?穴滝へ
穴滝岩脈
鳳来湖周辺で見られる13枚の代表的な岩脈のひとつで
穴滝岩脈は全長約8kmという
地上に現れた日本最長の岩脈らしい。
今回の目標は
穴滝の滝すぐ横を登り
登ったら懸垂下降で降りる事
これだけ!
興味のない方には
なんでそんな事したいのか?
という自分らしいこと。笑
これは、昨年沢登りを始めた頃
グーグルマップに載っていた写真をみて
やってみたいと思っていたこと。
ちゃんと調べた訳でもないが
穴滝を見たことがある人は多いけど
ここで登攀や懸垂下降は
おそらく、誰もやったことがないハズ?では!?
間違ってたらご指摘下さい。
これだけの為に1日かける
とはいえ、8時出発で10時到着
早起きしなくていいスケジュールで。
穴滝
前回の下見で
上部からしか見ていないが
私のレベルでは
とうてい登れない場所と分かったので
到着後にまず
滝上部に支点を構築して
ロープを穴滝に落とし
ロープ登攀の準備をします。
ロープ登攀は
昨年から練習していたが
実際に行うのは
この日が初めてで緊張。
しかも足のつかない水深で
滝の水流を受けながらのスタートと
なることだろう
ロープの設置が完成したら
歩いて、ぐるっと回り込んで
湖面に降りて
穴滝の入口へ向かいます
狭い穴からきれいな水が流れ出てきております。
ここが穴滝への入り口と思われる。
泳いでこの穴に取り付いて
穴の向こう側に入り込みます
小さめの入り口穴を抜けると
ホール状になった場所に入れます。
そう、ここに穴滝は存在します!
穴滝は
宇連ダムができる以前から
名瀑として親しまれていたとのこと。
今では、限られた期間でのみ
見られる「幻の滝?」みたいな存在ではないでしょうか。
前回の下見では
上部からしか見ていませんでしたが
やはり下から見る滝は
景色がまるで違います。
ほぼ垂直の岩に囲まれた
閉塞的な空間に穴滝は流れ落ちている。
釜は、深く足はつかない。
が
ホール右側には
穴滝観賞用の場所!??
とも言えるような
とても浅い水深に棚上の場所があり
ここで休んだり
作業準備が可能です。
この場所がなかったら
撮影も含め全ての事を泳ぎながら行う必要があり
難易度はかなり上がることでしょう。
上から見る穴滝とは
まるで別世界です。
この空間から滝を見上げた人も
数少ないのではないでしょうか?
ちなみに
穴滝上部から落としたロープが
水流により入り口穴の外へ出てしまい。
しかも、入り口穴の下部水底にひっかかっており
これを取り出すのにゴーグルをつけて
作業していて分かったのですが
入り口穴水深下は、外側から見ると
三角形のようになっており
(右側は見てませんが)
下部にいくにつれて広がっておりました。
このおかげで、滝から落ちる水量全てが
狭い穴から抜けてくるというわけでもないため
簡単に泳いで入っていけたのだと思います。
とは言え
この水面上にある穴を泳ぎぬけて
穴滝にたどり着くというのは
なんともアドベンチャーな感じがして
こういうの大好きな私にとっては
「秘境」と言いたくなる場所でした。
この穴滝も周辺の景色も最高で
水も最高にきれいだし
テンション上がりまくりで
写真やら動画やら
もの凄いたくさん撮ってしまい(もらい)ました。
ありがとー友よ!
登攀開始
さて、まずは浅い棚上の場所から
滝の落ち口の向こう側に行きます。
ロープ登攀には
アッセンダーやマイクロプーリーを組み合わせて行えば
もっとラクチンで安全なのでしょうけど
ロープ登攀技術は懸垂下降時の
バックアップ技術として練習しているだけなので
そのような高価なものは持っていません💦
(欲しい・・・)
フリクションヒッチx1
スリングx2
ATCx1
カラビナx4
この組み合わせでロープを登ります。
水面に浮きながら構築するので
面倒ですが、登るのは比較的簡単。
体力筋力勝負
もし、上部でロープが切れた場合
30mX2本=60m分のロープと共に
滝落ち口の水流に巻き込まれる
フローティングベストは着ているけど
浮いてこられるだろうか?
ロープが足や体に巻き付いて
身動きがとれないのではないか?
登攀中にこんなことが
脳内をよぎり恐怖でした
ユマーリング開始
(ユマール使ってないけど、まあロープ登攀ということで)
滝の水は上から降ってくるし
泡で手元が見えません
できるだけ体を浮かせて
まずは、ATCを設置したいのですが
時間がかかってしまい
呼吸も普通にできるわけではないので
短時間で体力消耗
ATC装着でき
ようやく両手が使えるようになった
ひき続きフリクションヒッチ&アブミを
作り終えてユマーリング開始
体力筋力不足で時間かかりましたが
なんとか登攀成功し
穴滝上部に立つことができました(嬉)
友人は、ハーネスも無いし
登らないとのことで
懸垂下降で戻ります
穴滝下部へ降りて着水
無事に友人の立つ場所へ帰ることができました。
閉塞空間から最初に通った
小さめの入り口穴を抜けて
外の広々した空間へ出て
岩脈を登ったり
友人は初めてのドボンしたり
ちょっと遊んで
車に戻り
濡れたまま車に乗って
移動し別の景色も堪能してから
帰りました。
今のところ
今日の1日は
この夏一番の景色だったかな。
【動画】
友人が撮ってくれた動画を
つなげ合わせて登攀〜懸垂下降で
戻ってくるまでを作ってみましたので
よろしかったら見て下さい。
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