権現山から扇山


- GPS
- 07:25
- 距離
- 14.5km
- 登り
- 1,213m
- 下り
- 1,322m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
帰り:JR中央本線・鳥沢駅 |
コース状況/ 危険箇所等 |
コースは全体的に歩きやすく、危険・難所箇所はない |
その他周辺情報 | 鳥沢駅前の〔浜田屋食堂〕で”仙人が愛した天丼”や”甲州富士桜ポーク”のカツ丼など |
写真
装備
個人装備 |
雨具(レインウェア)
着替え
マグカップ
ポール
飲料
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共同装備 |
緑ビニールシート
シングルバーナー
割り箸
ウェットティッシュ
ゴミ袋
ケトル
水
|
感想
山梨県の権現山は、扇山とその西隣にある百蔵山と合わせて山梨県の北都留三山と呼ばれています。今回の権現山踏破により、当部は北都留三山を制することになります。健脚な人は三山を一日で縦走するようです。
上野原駅北口ロータリーの狭い発着場は、バス待ちのハイカーで溢れかえっています。落ち着きの無いO島部長が待ち並びの列から不意に横にはみ出た瞬間、歩行中の女性に激突してしまい怒られるという一幕がありました。
富士急山梨バス鶴峠行きに乗り込み初戸(はど)へ。出発前に上野原駅の駅長さんからもらったハイキングマップには、まだ知らなかったコースもありました。中央本線沿いの近郊の山もあらかた登りつくした感がありましたが、まだまだありそうです。
初戸バス停から初戸の集落へ入り、鶴川を渡って山道に入ります。道標を見落として沢沿いのコースを進んでしまい、気がついてまた鶴川へ引き返すロス。コース全般は道標が充実していて道迷いはあり得ませんが、最初のこの道標だけは、権現山方向を示す標識が死角になっていたようです。
初戸(標高420m)から権現山(1,312m)まで約900mを午前の2時間半で登ります。Kさん、次いでO島部長もストックを握り、登り道に備えます。
ヒノキの植林の中をひたすら登ります。額に汗がにじみ出て粒になって顎へ伝っていきます。1,000mを超え玄房尾根に出ると、そよぐ風の気持ちよさ。言葉になりません。
雨降山(1,177m)に出ました。ここは用竹からの合流地点でもあり、東西に稜線を大きく広げた権現山に東から登ります。いったん下って和見分岐を過ぎると北側斜面が開けてなだらかな尾根歩きとなります。木漏れ日を浴びて、落ち葉の中からいろいろな下草が伸び始めています。山菜も何種かあるのでしょうが、分かったのはぜんまいだけでした。
大ムレ権現のお社の裏からは急登です。山頂付近からは賑やかな声が聞こえてきます。一気に山頂に出ると、団体の高年ハイカーの方々がごはん中でした。12時前ですが、我等もここで山ごはんにしましょう。ところが、すぐ後ろにいたはずのO島部長の姿が見えません。10分経ち、15分経って、足を引きずりながらヨレヨレの様相で山頂に現れました。顔は苦痛で歪んでいます。ごはんを食べているおじさんやおばさんたちにびっくりされて話しかけられています。訳を聞くと山頂手前でいつもの”こむらがえり”に襲われたようです。我等はO島部長のオーバーなリアクションには慣れていますが、周りの人達は骨でも折ったのかと思ったでしょうね(笑)とにかくこの後、入念にストレッチとマッサージを施したら楽になったようです。
今日の山ごはんは、これから縦走することも考慮して、アルファ米のチキンライスとシャウエッセンのみの簡便なものに、冷たいノンアルビールです。アルファ米はお湯を注いで15分で出来上がります。一品ですが割とお腹に溜まりました。
次の扇山は、浅川峠まで約450mを下ってから再び250mを登ります。
扇山の山頂は広く、南に開けていて、威風堂々とした富士山が展望できます。14時も過ぎるとさすがに人は数人しかいません。我等も一休みして犬目方面へ下ります。ヤマツツジが綺麗に咲いていました。君恋温泉への分岐を直進し、山谷の集落へ。鳥沢駅まではまだ距離が残っています。日が長くなりました。のんびりと里山を下ります。さあ、冷たいビールはもうすぐです。
〔感想〕
薫風が心地いい。風の中に漂う春の息吹の中に、微かに夏の匂いが感じられました。
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