甲武信ヶ岳【毛木平-千曲川源流-甲武信ヶ岳-十文字峠-毛木平】
- GPS
- --:--
- 距離
- 15.7km
- 登り
- 1,341m
- 下り
- 1,330m
コースタイム
天候 | 曇 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
帰着時には満車。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
27年11月調製の国土地理院発行の地形図「居倉」を持って行ったのですが、登山道が更新されてなく、山と高原地図(2012)の方が正確でした。 |
写真
感想
山シーズンが始まりました。諸事情により恒例にしていたゴールデンウィーク登山ができなかったので、今回が夏に向けたトレーニング登山になります。
毛木平に深夜に到着し、車の中で仮眠をとって出発です。あまり眠れなかったこともあり、朝はなかなか起きれず、不安なスタートです。
しばらくの間、林道が続くのでウォーキングアップにはちょうどよい登山道です。千曲川源流の水音を聞きながら、快適に歩けます。
ナメ滝を通過ししばらく行くと、水流が徐々に細くなり、千曲川源流に到着します。登山道の右下に源流があり、水が湧きだしているところが見えます。ほんの小さな湧き水ですが、こういう水が集まって大河を作って、海に注ぎ込むんだと思うと、とても感慨深いです。このコースを選んでよかったです。
源流からは沢を離れ、尾根に向かって急登になります。でも、15分ほどで稜線に出ます。沢沿いでは天気はあまり気になりませんでしたが、稜線に出ると、ガスっていて、景色はほとんどなし。甲武信ヶ岳頂上付近も雲の中でした。
稜線を詰めていくと、樹林帯を抜け、目の前に岩山が現われます。それをひと登りすると甲武信ヶ岳の頂上です。
南側は眺望を妨げるものものなく、八ヶ岳から金峰山、南アルプス、富士山と望めるのでしょうが、今日はガスってて、どの山も見えません。残念・・・。
しばらく頂上で休憩して、甲武信小屋に向けて下ります。甲武信小屋側に下るとガスの中に完全に入り、気温も下がりました。甲武信小屋は樹林の中にあり、しかもガスっていたので、神秘的な感じがしました。
ピンバッジを購入し、巻き道を使って、十文字峠に向かいます。
巻き道から稜線に出て、アップダウンのある稜線を三宝山、武信白岩山と、岩稜を登ったり、ときには巻いたりしながら、十文字峠に向けて北上しました。
途中には、尻岩という、まあるいかわいらしい(でも巨大!!)岩が目の前に合わられました。この丸みがかった岩が、また割れてて、ほんとお尻みたいというの笑えました。それに、この岩から木が生えているのですが、長い年月をかけると岩にも木が生えるという、自然の素晴らしさを実感しました。
この稜線のコースは、アップダウンが多くあり、体力を消耗しましたが、トレーニング登山には良いコースでした。急登の大山を登り、十文字峠の十文字小屋に到着しました。
十文字小屋で昼食を摂り、毛木平に向けて下山します。
毛木平までは稜線を少し下り、尾根から沢に向かって八丁坂を下り、あとは沢沿いの道を下りていきます。
最後に沢から少し外れた樹林帯を歩きますが、その樹林帯の新緑がとてもきれいでした。これからの登山シーズンを楽しみにさせるきれいさでした。
そこから、朝歩いた林道に合流し、毛木平に到着しました。
天気予報では晴れのはずでしたが、ずーっとガスっていて景色には恵まれない山行でした。
しかし、大河の源流、ガスっている樹林帯、巨大な岩群といった、自然の創造力に出会えることができた山行でした。甲武信ヶ岳は西沢渓谷からのコースがメジャーだと思いますが、このコースはとてもお勧めです。
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