南沢山〜横川山・吉田山(戒壇不動コース)
- GPS
- 05:50
- 距離
- 12.1km
- 上り
- 1,210m
- 下り
- 1,184m
コースタイム
天候 | 曇り後晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
中央自動車道「飯田山本IC」降車 国道153号線を南下し、阿智村を目指します 昼神温泉を過ぎ、約9km先で左折すると ふるさと村自然園駐車場、 入口付近に登山者用駐車場もあります 登山口の駐車場は有料(500円)、トイレもあります 【吉田山】 中央自動車道「松川IC」降車、 県道15号線を南下し、約4km先を右折 道なりに約2km走ると隣政寺に突き当たります 寺の手前を左折すると細い林道になり (隣政寺に向かう広い車道脇に駐車して歩いた方が無難) T字型分岐を右に行くと、荒廃した路面で 東屋のある終点広場に着きます 駐車スペースは3〜4台 |
コース状況/ 危険箇所等 |
【南沢山】 標識、踏み跡がしっかりした快適なハイキングコースです 危険箇所はありません 【吉田山】 登山口から戒壇不動までは、踏み跡がしっかりしています そこを過ぎると、踏み跡がはっきりしない箇所もあります 奥の院からは痩せ尾根のアップダウンのある岩場が続き、 木の根を伝って通過する箇所があります ザレた急斜面も滑りやすく、滑落に十分注意してください 高森山分岐から山頂に至る直登の急斜面は踏み跡が微かです |
その他周辺情報 | 信州たかもり温泉「湯ヶ洞」 晴れた日に二階休憩室から見える南アルプスは絶景でしょう! http://takamori-onsen.com/ |
写真
感想
昨年秋に計画していた南信州の山々。
思いがけなく再就職して、とてもそんな計画を実行する機会も気力もなく
三月末に退職し、ようやく落ち着いた最近になって
計画を実行しようというエネルギーが涌いて来ました。
登りたい山は全部で9座、いかに効率よく登るかが課題。
一回で9座は体力的にも日程的にも無理なので2回に分け、
今回は、南沢山・横川山・吉田山・陣馬形山・高烏谷山に
一泊二日で登る事にしました。
前日、東京まで「若冲展」を見に行き、疲れており
(東京都美術館前で三時間並び、混雑の凄さに疲れました)
早朝には起きられず、急遽また計画を変更し、
午後家を出て登山口に前夜泊。
晴れの予報にも拘わらず、見上げた南沢山の稜線付近は雲の中。
来てしまったからには仕方なく登り始めた感がありましたが
(こんな風に思うのも疲労のせい?)
新緑の美しさ、自然林の優しい佇まいに癒されながら歩くうち
徐々に、本来の里山歩きの心地良さを思い出させてもらい、
歩きながら疲れが取れて行ったように感じます。
更に南沢山から横川山までの一面の笹原の道は、
晴天なら最高の尾根歩きと言えるのではないかと思う程快適なコース。
そのまま富士見台まで行ってしまいたくなります。
しかし、今日はこの後「吉田山」に登る計画。
時間的にも無理ですし、せっかくの尾根歩きも雲の中では楽しさも半減。
南沢山からの下り、雲間から次第に日が差し始め、
次々に登ってくる方々に出会いました。
これから登られる方々は、尾根から富士見台まで見渡せ、
景色を楽しめるのではないかとちょっと羨ましくなりました。
時間節約の為、高速を使って「松川」迄移動し、「隣政寺」を探します。
焦る気持ちがあるのか、道が分かりにくく感じ、
何度も路駐して地図を確認し、やっと目指す寺に辿り着きました。
寺の手前の林道は、車一台がやっと通れる広さ、
両脇から木の枝や藪がのしかかって来る、随分心細い道。
T字型交差点から先は舗装も途切れ、普通車では無理なダート!
寺への参道付近で路駐して歩いて来るべきだったと後悔したほどでしたが
なんとか、東屋のある広場に駐車して、吉田山へ歩行開始。
「戒壇不動」までは踏み跡もしっかりし、標識もあって
あまり歩かれていないとは感じましたが、心配はありません。
しかし、本当の心配はその後でした。
懸崖の戒壇不動様のお堂を後にして、奥の院へ向かう踏み跡は
俄かにあまり踏まれていない様相を呈してきました。
更に奥の院を過ぎると痩せ尾根が始まり、それだけならまだしも
アップダウンのある岩尾根が続き、
岩に生えた木の根を頼りに通過する危険箇所もあって
気の抜けないコースになり、滑落に注意しながら、慎重に通過。
前高森山分岐の直前と直後は最も急坂で険しい箇所だと思います。
分岐点で左折後、尾根を直登するのですが、一層踏み跡が微かです。
でも僅かな距離なので、とにかく頭上まっしぐらによじ登る感じで進むと
間もなく無事山頂に到着。
午後の穏やかな日差しの中でゆっくりしたい気持ちはありましたが
帰りの岩場通過を考えると落ち着かず、早々に下山開始。
緊張感のほどけたのは、登山口に着いてからでした。
こんな痩せ尾根を伝って登るコースとはつゆ知らず、
登り始めて、唯一行き会った単独の男性が振り向きざま、
「お気を付けて!」と声を掛けてくれた真意が初めて理解できました。
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