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記録ID: 875945
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ハイキング
東海

岐阜県 拝殿山 三国山 激藪漕ぎから最高の御嶽

2016年05月18日(水) [日帰り]
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imomushia その他1人
GPS
--:--
距離
16.0km
登り
940m
下り
925m

コースタイム

日帰り
山行
6:20
休憩
2:20
合計
8:40
5:40
20
深山林道
6:00
7:00
0
深山林道終点
7:00
7:20
140
拝殿山
9:40
10:20
0
三国山
10:20
10:40
220
鞍掛峠
14:20
深山林道
拝殿山へは林道途中から尾根伝いの道が存在するとは調べていたものの、林道終点まで来てしまったので「ここから行けばいいんじゃないかな」と軽い気持ちで崖を直登して尾根に出る。
三国山に着いたら本当はピストンにしようと思っていたが、踏跡ないしもう藪はイヤだという事で峠に降りる。素晴らしい御嶽が見えたのでこっちでよかった。あとは舗装路を下り下呂と加子母の境目を越え、車で通った林道に出て登り、ぐるっと拝殿山を一周するような恰好になった。
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2016年05月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
深山林道途中に駐車
コース状況/
危険箇所等
拝殿山から三国山稜線はとにかく激藪。踏跡ほぼなし。スマホのGPS頼り。
深山林道中ほどに駐車。
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深山林道中ほどに駐車。
Y氏祈祷。
しばらく林道歩き。
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しばらく林道歩き。
林道終点から適当に崖を登る。
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林道終点から適当に崖を登る。
岩ゴロゴロで危ない。
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岩ゴロゴロで危ない。
この斜度。
ようやく尾根(本来の道)が見えてくる。
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ようやく尾根(本来の道)が見えてくる。
拝殿山
ここに鳥居や関所があったとは。
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拝殿山
ここに鳥居や関所があったとは。
「???ょう三角点」?わからん・・・。
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「???ょう三角点」?わからん・・・。
人が見えるのがお分かりになるだろうか?
顔の高さ以上あるので頬にバシバシ当たって細かい傷が出来るわ目に突き刺さりそうになるわで大苦戦。
youtubeリンクに藪漕ぎの動画あり。
http://www.youtube.com/watch?v=_DokuQfs0Mo
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人が見えるのがお分かりになるだろうか?
顔の高さ以上あるので頬にバシバシ当たって細かい傷が出来るわ目に突き刺さりそうになるわで大苦戦。
youtubeリンクに藪漕ぎの動画あり。
http://www.youtube.com/watch?v=_DokuQfs0Mo
白草山方面。ほぼ見えず。
白草山方面。ほぼ見えず。
ようやく三国山登頂。Y氏が祈祷の準備をする。
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ようやく三国山登頂。Y氏が祈祷の準備をする。
快晴で暑いくらい。
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快晴で暑いくらい。
たぶん小秀山。
加子母方面と通ってきた笹藪だらけの尾根。
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加子母方面と通ってきた笹藪だらけの尾根。
三国山
山頂には何の標識もなし。これはもうカンバン作って取り付けるしかないよね?Yさん?
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三国山
山頂には何の標識もなし。これはもうカンバン作って取り付けるしかないよね?Yさん?
左側から藪の壁を割って出ました。ルートがあるなんて誰も思わないでしょう。
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左側から藪の壁を割って出ました。ルートがあるなんて誰も思わないでしょう。
一応花でも撮ろうかと思ったものの名前分からず。
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一応花でも撮ろうかと思ったものの名前分からず。
下呂側は整備された道。
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下呂側は整備された道。
鞍掛峠に到着。
ここからしか見えない素晴らしい御嶽山。地獄谷噴火口を中心に、左が継母岳、右が王滝奥の院、そして最高峰剣ヶ峰。
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ここからしか見えない素晴らしい御嶽山。地獄谷噴火口を中心に、左が継母岳、右が王滝奥の院、そして最高峰剣ヶ峰。
左右対称とはいかないまでもこれほどバランスのいい配置と角度の御嶽はここだけ。
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左右対称とはいかないまでもこれほどバランスのいい配置と角度の御嶽はここだけ。
王滝方面ゲート。
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王滝方面ゲート。
峠から下呂方面。
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峠から下呂方面。
鞍掛峠にあった雨宿り場所。大休止。
鞍掛峠にあった雨宿り場所。大休止。
峠側には三国山の手書き文字あり。
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峠側には三国山の手書き文字あり。
峠から下呂方面に谷を降り、また加子母方面に向かう。しかし長いウォーキング。
峠から下呂方面に谷を降り、また加子母方面に向かう。しかし長いウォーキング。
ぐるっと加子母側に周り、小秀山方面。どれが小秀かはちょっと・・・。
洋らん生産のカンバンが落ち、ソーラーパネルが設置してあった。
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ぐるっと加子母側に周り、小秀山方面。どれが小秀かはちょっと・・・。
洋らん生産のカンバンが落ち、ソーラーパネルが設置してあった。
ひたすら深山林道を登り車までたどり着く。ピストンせず山を一周しました。
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ひたすら深山林道を登り車までたどり着く。ピストンせず山を一周しました。
大杉のそばを通る。とても迫力がある。
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大杉のそばを通る。とても迫力がある。
付知道の駅花街道で一服した後さようなら。おつかれ。
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付知道の駅花街道で一服した後さようなら。おつかれ。
倒木をまたぐ時に思いっきりでっぱりに当たってしまった。血は出てないしそれほど痛くもないのは幸い。
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倒木をまたぐ時に思いっきりでっぱりに当たってしまった。血は出てないしそれほど痛くもないのは幸い。

装備

個人装備
雨具 行動食 非常食 飲料 コンパス ファーストエイドキット 携帯 タオル ストック カメラ
備考 草刈機

感想

「三国山行きませんか」とY氏が言うので
「ああ、あそこね、上矢作の〜愛知と岐阜と、長野か静岡の境目の?」
「違う」
「どこや」
「御嶽四門の一つでもあるぞ」
「え?どこ???」

三国山という山は全国にあるがその億千万の三国山の中でもぶっちぎりで知名度がなさそうな三国山、と拝殿山へ行ってきました。
三国山は御嶽信仰では重要な山で、美濃、飛騨、木曽の三国の境界となっています。
拝殿山にはかつて鳥居や遥拝所が建てられていたらしい。
御嶽関係者のY氏としては三門は行ったのでどうしてもラスト一門に行きたいらしい。

とりあえず動画にまとめました。激藪映像もある!




朝5時加子母サークルKに集合。
小秀山登山口方面への道を曲がり深山林道へ向かう。
途中の広い場所で車を停めて、Y氏が祈祷をした後に少々の林道歩き。
林道終点からの取り付きは単なる崖。
帰って調べてみると林道の途中から林業者用の尾根伝い道があったらしいが、終点まで来てしまったのでとりあえず軽い気持ちお気楽ハイキング気分で岩だらけの斜度の強い崖を直登する。
尾根に出て軽い笹薮を分けながら拝殿山へ。鳥居や遺跡の類は全く見当たらないものの、木にテープが巻いてありマジックで誰かの登頂記録が書かれていた。
何か書いてやろうと思ったがスマホを出す時に同じポケットに入れていたボールペンを落としてしまっていた。同じくライターも落としてしまっていた。カーマで400円のガス充填式ターボライター、拝殿山に眠る。

拝殿山からの稜線は最初軽く踏跡があったがすぐに消えて深い笹薮になる。
背よりも高く、太く、ビッシリ生えているのでかなりの時間と体力を奪われてしまった。わけいってもわけいっても青い笹。
おそらく雪の重みで斜面の下方向に向かって倒れているので、登りに対してカエシが付けられているような悪逆非道っぷり。背より高いので頬が笹の葉で削られていく。枝もまぶたを突いてくる。眼球を狙われていたら危なかった。ちょっとだけやさしい。
Y氏はハーフパンツだったのでスネにバシバシ当たって痛いと言っていた。藪漕ぎするよって言ったのに。しかしスネを負傷し靴に笹の葉が入っていても体力はY氏の方が数段上なのですぐに置いていかれる。
極悪笹達を手で分けながら踏み倒しながらいくつかの小ピークを越え、三国山山頂手前に来ると一番激しい藪になる。

全く前が見えずどこが稜線なのかも分からないまま無理矢理笹の壁(Y氏命名)をこじ開けていくと三国山山頂に着いた。なんとなく整備されておりようやく大休止を取る。
振り返って笹達の包囲から抜け出した場所を見ても、笹達が無言で整列しているだけで道も何もあったもんじゃない。やはり拝殿山三国山間の稜線は残雪期、正義の雪が悪い笹を抑えてくれている間が良いのかもしれない。あ、もちろん正義の雪達を踏みつけて。アイゼンで。12本爪で。
小秀山方面と加子母方面は見えるが、御嶽方面は木に遮られて何も見えない。
本当はピストンで来た道を戻ろうと思っていたが、(もう激藪はイヤだ)という心の声が両名から漏れていたので下呂方面の鞍掛峠へ行く事に。
計画段階で「下呂からにしますか?加子母からにしますか?」と聞いたら「加子母からにしましょう」と返ってきたので加子母側からにしたわけで、下呂側からのルートも下調べ済みでよかった。

峠への道は整備されており実に軽快。
途中、小動物が笹の中を逃げていく音がした。ウサギかタヌキかハクビシンだろう。
イノシシやクマに出くわしていたら、また来た道を戻るハメになっていたぞ。
あっさり鞍掛峠に到着。
快晴の素晴らしい姿の御嶽山を仰ぐ。
噴火口を中心に継母岳や奥の院が実にバランスの良い配置をされている。白草や小秀ではこの絶妙な角度にはならないだろう。今日は噴火口からの噴気が小さい。
こっちの道で正解だった!(激藪をまた通りたくない大義名分ができた)

めしをくってから下呂側の谷を下る。
普通の舗装林道を普通のペースで普通に下っていると、ゲートがあり、ダイヤル式のカギで閉まっていた。
実は峠に到着した時、軽自動車が一台停まっており、めしくってる間に初老の男女3〜4人が白草山登山道を降りてきて車で帰っていったんだが・・・。
つまりダイヤルの番号を知っていてゲート開けて鞍掛峠まで車で上がり、白草山へ行って帰ってきてまたゲートを閉めて帰っていった事になる。
地元民の特権階級なんだろうなぁ。番号教えろ!
あとは下呂と加子母の境界を越え、深山林道を登って車に戻る。しっかし最後は長いウォーキングだった。おつかれ。

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