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Yamareco

記録ID: 8769942
全員に公開
沢登り
蔵王・面白山・船形山

橋掛沢(新川川支流)

2025年10月04日(土) [日帰り]
 - 拍手
体力度
2
日帰りが可能
GPS
06:02
距離
11.0km
登り
704m
下り
630m
歩くペース
ゆっくり
1.21.3
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
6:02
休憩
0:00
合計
6:02
距離 11.0km 登り 704m 下り 630m
8:20
362
スタート地点
14:22
ゴール地点
過去天気図(気象庁) 2025年10月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 タクシー
作並駅より、仙台市がサポートしているデマンド交通「八ツ森号」で新川地区の舗装道路の最深部まで。前日予約が必要で時間が決まっていますが、新川地区ならどこにでも行ってくれます。
https://www.city.sendai.jp/kokyo/nikkawa.html
作並駅から初ノ小屋まで一人600円。町中のタクシー初乗り料金より安い。
コース状況/
危険箇所等
・入渓:旧新川ラインがあった八ツ森仮駅跡から下降するのが一般的ですが、今回は舗装道路終点から適当に藪漕いで無理やり川に降りました。最後は2m強滑り降りる。
・夏に来たときより水は多かったので、渡渉は若干慎重に行きました。
・橋掛沢入口の布引大滝は3段12mぐらい?の段瀑で、基本問題ないはずですが、2段目からの左岸巻きでやや立ち往生しました。滝登りと高巻きは計画的に。
初ノ小屋地区から軽く藪漕いで入渓。向こう岸には謎のログハウスが。
初ノ小屋地区から軽く藪漕いで入渓。向こう岸には謎のログハウスが。
入渓地点。最後草付きが終わって何メートルか適当に降りる。
入渓地点。最後草付きが終わって何メートルか適当に降りる。
幽谷。八ツ森仮駅跡から下降するとこの立派な節理の上流に出るので、この幽谷を見るためにわざわざ下流から川に入りました。
1
幽谷。八ツ森仮駅跡から下降するとこの立派な節理の上流に出るので、この幽谷を見るためにわざわざ下流から川に入りました。
落差1mぐらいの滝ですが、そこそこの水量が流れ込むので大きな釜。
落差1mぐらいの滝ですが、そこそこの水量が流れ込むので大きな釜。
釜と摂理。
夏来たときには干上がっていたのかもしれませんが、今回は水が多くて冷たいので絶対ドボンしないように淵をわたる。
夏来たときには干上がっていたのかもしれませんが、今回は水が多くて冷たいので絶対ドボンしないように淵をわたる。
一本目の支流、片津沢の入口。旧新川ライン時代と思われる橋がかかってます。
一本目の支流、片津沢の入口。旧新川ライン時代と思われる橋がかかってます。
片津沢の奥にすだれ滝といわれる滝があるということで、ウォーミングアップに橋梁下の少し先まで遡行しました。今日のメインは別なので出会えずじまいで引き返す。
片津沢の奥にすだれ滝といわれる滝があるということで、ウォーミングアップに橋梁下の少し先まで遡行しました。今日のメインは別なので出会えずじまいで引き返す。
次のメジャーな出合い。丸太橋がかかっている左俣は荒沢。地図によっては山田川と書かれています。例えばOpenStreetMapとか。
次のメジャーな出合い。丸太橋がかかっている左俣は荒沢。地図によっては山田川と書かれています。例えばOpenStreetMapとか。
荒沢も少し入ってみました。名前からどんなに荒れているのかと思ったけど、少なくとも最初の方はきれい。秋保鉱山の採掘場があったそうで、結構岩盤が露出してる。
荒沢も少し入ってみました。名前からどんなに荒れているのかと思ったけど、少なくとも最初の方はきれい。秋保鉱山の採掘場があったそうで、結構岩盤が露出してる。
巨大なオーバーハング岩。落石の様子から結構ボロいみたいです。
巨大なオーバーハング岩。落石の様子から結構ボロいみたいです。
三条滝。きれい。ここで引き返す。
三条滝。きれい。ここで引き返す。
今日のメインの橋掛沢が左から入る出合い。奥には布引大滝が見える。
今日のメインの橋掛沢が左から入る出合い。奥には布引大滝が見える。
橋掛沢入口。
この沢で一番大きな布引大滝。。結構でかい。一段目を左から直登して右に渡って草付きを高巻きすることに。
この沢で一番大きな布引大滝。。結構でかい。一段目を左から直登して右に渡って草付きを高巻きすることに。
一段目の落口から。
一段目の落口から。
2段目と3段目。これは私には無理。
2段目と3段目。これは私には無理。
高巻き中。が、ズルズルで足場が決まらず立ち往生。見かねてお助け紐を投げてもらう。私のように高所恐怖症で滝登りしたくない人は最初から大高巻きが吉みたいです。
高巻き中。が、ズルズルで足場が決まらず立ち往生。見かねてお助け紐を投げてもらう。私のように高所恐怖症で滝登りしたくない人は最初から大高巻きが吉みたいです。
仙山線との交差はどうなっているのかと思っていましたが、トンネル掘ってありました。歩けます。
仙山線との交差はどうなっているのかと思っていましたが、トンネル掘ってありました。歩けます。
渓相はきれいですが、植林で囲まれた沢みたいなので、倒木が多い。橋掛の由来はこの倒木か。
渓相はきれいですが、植林で囲まれた沢みたいなので、倒木が多い。橋掛の由来はこの倒木か。
ほそーい沢が続きます。
ほそーい沢が続きます。
よく登山道の横にあるような小さい流れ。苔むしててきれい。
よく登山道の横にあるような小さい流れ。苔むしててきれい。
滑の廊下。
詰め直前の見上げるほど細長い滑の斜面。写真では全く伝わりません。枯れた右俣の小さな沢地形を詰めて国土地理院の地図の点線(旧奥新川ライン?)へ。藪漕ぎなしですが、登山道もありません。
詰め直前の見上げるほど細長い滑の斜面。写真では全く伝わりません。枯れた右俣の小さな沢地形を詰めて国土地理院の地図の点線(旧奥新川ライン?)へ。藪漕ぎなしですが、登山道もありません。
三の沢を下降して奥新川駅へ。水はほとんど無い沢ですが、治山事業のためか人工物は多めです。
三の沢を下降して奥新川駅へ。水はほとんど無い沢ですが、治山事業のためか人工物は多めです。
奥新川食堂の猛犬リキ。吠えるけど友好的。
奥新川食堂の猛犬リキ。吠えるけど友好的。

感想

新川川には左から入ってくる支流がたくさんあって、どれもほとんど記録がないので、今回はクライマーなしでも安全そうな橋掛沢を歩いてきました。植林と倒木が多いですが、ところどころ可愛らしい源流渓相。
下りは三ノ沢を下降しましたが、水がなく泥濘とか藪とかで、ちょっとイマイチだったかも。怪我なく無事帰宅できて幸せ。

「橋掛沢の伝説(新川)
時は寿永四年三月二十四日のことである。平家の一族が長門の国壇の浦に滅んだ後、三位中将資成の子小松新蔵人長基は、紀伊国熊野の八庄司に隠れたが、その後文治二年春の末(秋保町長袋にある小松如来の縁起書には、永仁二年とある)羽州羽黒山を経て山寺に到り、更に権現沢へ入り、その支流中の沢を遡って道なき面白山の嶮を越え、中丸沢を下り今の奥新川の橋掛沢にさしかかったところ、谷川が雪融けの増水のため、徒歩できないので、弁慶が立木を倒してにわか造りの橋をかけて一行を渡したと伝えられている。その後この沢を橋掛沢と呼ぶようになったという。」(『宮城町誌』、1969)

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