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記録ID: 879037 全員に公開 ハイキング奥多摩・高尾

【夜間縦走改め薄暮作戦】鋸山〜御前山【C2丁】

日程 2016年05月21日(土) [日帰り]
メンバー narodniki
天候晴れ
アクセス
利用交通機関
電車バス
往路:奥多摩駅
復路:奥多摩湖BS〜奥多摩駅
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地図/標高グラフ


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コースタイム [注]

日帰り
山行
4時間39分
休憩
30分
合計
5時間9分
S奥多摩駅13:4614:06愛宕山14:0914:42天聖神社14:4715:44鋸山15:4616:01大ダワ16:0316:25鞘口山(太郎指ノ峰・大平ノ峰)16:2616:41クロノ尾山17:14御前山17:2517:38惣岳山17:4218:16サス沢山18:1718:41頂上広場18:4218:45第1広場18:55奥多摩湖バス停G
コースタイムの見方:
歩行時間
到着時刻通過点の地名出発時刻
コース状況/
危険箇所等
通常、鋸の名を冠する尾根は険しいのだが、その例に漏れず岩場や急登が連続。御前山も引き続き急登。奥多摩湖への下りは奥多摩三大急登の一。下りも気を抜けない。

写真

奥多摩駅出発は昼過ぎとなった。
2016年05月21日 13:46撮影 by XQ2, FUJIFILM
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奥多摩駅出発は昼過ぎとなった。
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多摩河畔からバーベキューの香りが。
2016年05月21日 13:50撮影 by XQ2, FUJIFILM
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多摩河畔からバーベキューの香りが。
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入山する。愛宕山、鋸山経由御前山へ。
2016年05月21日 13:51撮影 by XQ2, FUJIFILM
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入山する。愛宕山、鋸山経由御前山へ。
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既に初夏、緑も繁る。
2016年05月21日 13:57撮影 by XQ2, FUJIFILM
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既に初夏、緑も繁る。
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愛宕山頂に続く長い急な階段
2016年05月21日 13:59撮影 by XQ2, FUJIFILM
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愛宕山頂に続く長い急な階段
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愛宕山頂。夏にはここから花火が打ち上げられ、その轟音が谷間に鳴り響く。
2016年05月21日 14:06撮影 by XQ2, FUJIFILM
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愛宕山頂。夏にはここから花火が打ち上げられ、その轟音が谷間に鳴り響く。
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本仁田山を横目に上っていく。
2016年05月21日 14:21撮影 by XQ2, FUJIFILM
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本仁田山を横目に上っていく。
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同様に昼過ぎから入山した人を追い越した辺りで傾斜が急になる。
2016年05月21日 14:34撮影 by XQ2, FUJIFILM
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同様に昼過ぎから入山した人を追い越した辺りで傾斜が急になる。
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岩肌が行く手に立ちはだかる。
2016年05月21日 14:41撮影 by XQ2, FUJIFILM
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岩肌が行く手に立ちはだかる。
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天聖神社で反対方向からゾロゾロとハイカーが降りてきたので暫く小休止。
2016年05月21日 14:45撮影 by XQ2, FUJIFILM
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天聖神社で反対方向からゾロゾロとハイカーが降りてきたので暫く小休止。
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休んでいる間に東側の展望
2016年05月21日 14:46撮影 by XQ2, FUJIFILM
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休んでいる間に東側の展望
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天聖神社から先、道はさらに険しくなる。
2016年05月21日 14:47撮影 by XQ2, FUJIFILM
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天聖神社から先、道はさらに険しくなる。
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外国人も多い。この岩場でWow!と呟く。
2016年05月21日 14:49撮影 by XQ2, FUJIFILM
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外国人も多い。この岩場でWow!と呟く。
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鎖場
2016年05月21日 14:55撮影 by XQ2, FUJIFILM
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鎖場
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上がった所からは展望が開ける。
2016年05月21日 14:56撮影 by XQ2, FUJIFILM
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上がった所からは展望が開ける。
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難所は越えたが鋸山はまだ遠い。鋸尾根は何度か通ったことがあるが、崩壊等で結構道が変わっているようだ。
2016年05月21日 15:12撮影 by XQ2, FUJIFILM
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難所は越えたが鋸山はまだ遠い。鋸尾根は何度か通ったことがあるが、崩壊等で結構道が変わっているようだ。
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鋸山へ最後の急登
2016年05月21日 15:30撮影 by XQ2, FUJIFILM
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鋸山へ最後の急登
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鋸山山頂。他に憩うはただ一人。
2016年05月21日 15:44撮影 by XQ2, FUJIFILM
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鋸山山頂。他に憩うはただ一人。
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鋸山から下る。
2016年05月21日 15:48撮影 by XQ2, FUJIFILM
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鋸山から下る。
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おや、思いがけない遭遇者が。
2016年05月21日 15:56撮影 by XQ2, FUJIFILM
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おや、思いがけない遭遇者が。
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一定の距離を保ちつつすれ違い。こちらが動くとビクッとなるので動かない方が良い。
2016年05月21日 15:56撮影 by XQ2, FUJIFILM
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一定の距離を保ちつつすれ違い。こちらが動くとビクッとなるので動かない方が良い。
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大ダワ。パトカーと消防車が集結していた。遭難への備えだろうか。
2016年05月21日 16:01撮影 by XQ2, FUJIFILM
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大ダワ。パトカーと消防車が集結していた。遭難への備えだろうか。
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御前山への途上、崩壊箇所あり。
2016年05月21日 16:08撮影 by XQ2, FUJIFILM
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御前山への途上、崩壊箇所あり。
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新緑が瑞々しい。
2016年05月21日 16:17撮影 by XQ2, FUJIFILM
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新緑が瑞々しい。
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鞘口山
2016年05月21日 16:25撮影 by XQ2, FUJIFILM
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鞘口山
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静かな木漏れ日散歩
2016年05月21日 16:27撮影 by XQ2, FUJIFILM
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静かな木漏れ日散歩
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クロノ尾山
2016年05月21日 16:41撮影 by XQ2, FUJIFILM
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クロノ尾山
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大きな岩や、
2016年05月21日 16:44撮影 by XQ2, FUJIFILM
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大きな岩や、
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急傾斜を乗り越えて、
2016年05月21日 16:52撮影 by XQ2, FUJIFILM
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急傾斜を乗り越えて、
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久し振りの御前山山頂に到達。
2016年05月21日 17:14撮影 by XQ2, FUJIFILM
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久し振りの御前山山頂に到達。
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奥多摩の山々
2016年05月21日 17:31撮影 by XQ2, FUJIFILM
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奥多摩の山々
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惣岳山
2016年05月21日 17:38撮影 by XQ2, FUJIFILM
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惣岳山
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結局、奥多摩湖に下りることにした。
2016年05月21日 17:42撮影 by XQ2, FUJIFILM
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結局、奥多摩湖に下りることにした。
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急な傾斜は下りの際にも負担になる。
2016年05月21日 17:46撮影 by XQ2, FUJIFILM
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急な傾斜は下りの際にも負担になる。
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大きな岩が横一列に通せんぼ。
2016年05月21日 17:50撮影 by XQ2, FUJIFILM
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大きな岩が横一列に通せんぼ。
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日が薄くなってきた。
2016年05月21日 18:13撮影 by XQ2, FUJIFILM
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日が薄くなってきた。
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サス沢山から。夕陽が西の空に沈もうとしている。おかげで大菩薩のシルエットもくっきり。
2016年05月21日 18:16撮影 by XQ2, FUJIFILM
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サス沢山から。夕陽が西の空に沈もうとしている。おかげで大菩薩のシルエットもくっきり。
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湖が近づき、いよいよ傾斜が増す。危険と思われる箇所にはロープ。
2016年05月21日 18:33撮影 by XQ2, FUJIFILM
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湖が近づき、いよいよ傾斜が増す。危険と思われる箇所にはロープ。
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頂上広場は展望無し。また、通り抜けできず。
2016年05月21日 18:41撮影 by XQ2, FUJIFILM
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頂上広場は展望無し。また、通り抜けできず。
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日没前に第1広場に下山した。奇しくも、いつものセオリーどおりになったわけだ。
2016年05月21日 18:45撮影 by XQ2, FUJIFILM
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日没前に第1広場に下山した。奇しくも、いつものセオリーどおりになったわけだ。
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小河内ダム。奥は六ツ石山か。
2016年05月21日 18:46撮影 by XQ2, FUJIFILM
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小河内ダム。奥は六ツ石山か。
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奥多摩湖
2016年05月21日 18:47撮影 by XQ2, FUJIFILM
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奥多摩湖
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うーむ、やはり鋸尾根から御前山のコラボは厳しい。
2016年05月21日 18:50撮影 by XQ2, FUJIFILM
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うーむ、やはり鋸尾根から御前山のコラボは厳しい。
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奥多摩湖と三頭山
2016年05月21日 18:52撮影 by XQ2, FUJIFILM
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奥多摩湖と三頭山
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奥多摩むかし道を奥多摩駅まで戻ることも考えたが、ちょうどバスが来る時間だったので、ここで終わり。
2016年05月21日 18:55撮影 by XQ2, FUJIFILM
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奥多摩むかし道を奥多摩駅まで戻ることも考えたが、ちょうどバスが来る時間だったので、ここで終わり。
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感想/記録

【夜間山行計画】
これから暑くなってくると、真昼間はとても外を出歩けず、また午後、時には昼前から大気の状態が不安定となってくる。また、アルプス等の高山において日帰り山行を行うには暗いうちからの行動開始が重要になってくる。しかし、夜行性でない我々にとって夜の山というのは歌舞伎町や六本木ほどではないにせよ怖いもの。
そのため、少しでも夜の山に慣れておくため、特に丹沢方面において夜間山行を企図していたのだが、出来物ができたり、稜線において強風が予想されたりということで決行は延び延びとなっていた。
そして、この週末。直近では状況が良いように思われ、「気圧の谷」という言葉が頭に引っかかりながらも急いで夜間山行の準備を進めた。

【風雲急】
とは言っても週間天気予報では当初快晴並みの好天が予想されたところ、期日が近づくにつれ「夜から朝にかけて曇り」という予報となり、風速予測も10m前後。また、「気圧の谷」という言葉まで出てきたからには気が気ではない。月光が雲に隠れ、風雨にさらされるとなると結構厳しいものがある。過去の夜間山行の成功は、天気に依るところ大であるので、私は慎重になった。
結局、当日朝の天気予報を見て最終判断することとしたのだが、NHK朝のニュースを見てみると、日本全国をマス目状に区切った地図では箱根付近が青マス、つまり雨。気象予報士の南さんも「山沿いでは雨」と言っている。箱根付近が雨なら丹沢も雨の可能性が高い。これで、丹沢は中止。そろそろ梅雨やヒルの季節だし、今年も丹沢は敬遠だろうか。
当初、夜間山行を企図していたこともあって、朝一山行開始を旨とする私にとっては若干時間が遅くなり過ぎていた。今から他の山域といっても、日没までの時間を考えると…。
そうした中で、天気予報図を見ながら代替の山行計画が具体化してくる。奥多摩なら丹沢よりも雨の可能性が低いのではないか、明るいうちに入山して山の中で夜を迎えれば夜間山行の導入としてはやりやすいのではないか、と。
であれば、いつまでも家でぐずぐずしてはいられない。作戦区域を奥多摩に変更して早速出発だ。

【立ちはだかる急登】
13時30分頃に奥多摩駅に降り立ち、モソモソと昼食を摂った後、出発する。第一段は鋸尾根から御前山を経て三頭山を目指す。鋸の名のつく尾根、今までも歩いたことはあるので、当然険しい道ということはわかっている。また、先は長い。ゆっくりと歩を進める。ちょうど、下山時間帯であり、反対方向から山行者が続々と降りてきたため、休み休み、負担の無い山行のはずであった。
しかしながら、ゆっくり行こうという以上に体が重く感じる。これは久し振りの本格的な急登のためか、多めに携行した食糧の重み故か、はたまた最近本格山行を回避してきた結果、若干増えた体重のためか。とにかく、歩みが重く、つらい。また、空気が乾燥しているらしく、やたらと咽喉が渇く。出発前に水分をしこたま入れておけばと思っても後の祭り。必然的に水分消費が増える。
歩きながら、何故暗くなる前に消耗するような鋸山〜御前山ルートを組み込んだのか。そもそも夜間山行なのに昼から歩き始めるのはおかしくないか。という疑問が頭に浮かんでくる。

【断行か下山か】
何故、昼過ぎから歩くこととなったのかと言うと、どうせ夜は長いからということで、引いた線も長かったからである。鋸山〜御前山を組み込んだのは、最近訪れていないからついでに入れておくか、といった程度の軽い考えだったと思われる。もちろん、御前山に上ったことがある方にはお分かりいただけると思うが、御前山はついでに登るような山ではない。

奥多摩へ向かう途上、たまたまスマホで「ノモンハン戦争から学ぶべきこと」という記事を読んでいた。関東軍司令部が示達した『満ソ国境紛争処理要綱』においては彼我の戦力格差を顧みることなく「兵力の多寡、理非の如何に拘わらず必勝を期す」とされ、その強硬な方針の結果、ノモンハン事件が起きて数万の兵卒が戦死傷し、自決を強要された前線指揮官もいた。
これを山行に照らして考えると、滅茶苦茶な計画の下で戦死傷・自決するのは紛れも無い自分自身である。過去の夜間山行を振り返ってみると、今回ほど長行程の夜間山行は無く、昼間から歩き始めるというのも前例が無い。そもそも計画がよく練られているのか、水分は足りるか、身体は朝まで持つか…といった観点から夜間山行を中止して下山しようという考えが勢いを増してくる。
その一方で、「この程度でへばっていては夏山山行の成功は覚束ない」、「三頭山は残っているが、御前山を越えれば後は比較的楽」、「水分は檜原都民の森で補給できる」、「三頭山等のピークを外して歩くこともできる」という考えもあり、暫くは両論を頭の中で戦わせながら歩くこととなった。

【山行は楽しくあるべし】
御前山は本格的に山行を始めた頃の私に初めて山の厳しさを教えてくれた山であり、尊敬の意味を込めて「御前山先生」と呼んでいる。
結論は、先生の御前で出すこととした。そして、その結果は…、
「山行は楽しくあるべし」。
これまでの様子を見るに身体の調子も上がらず、士気も低下してきている。ピークを外して歩けば確かに楽かもしれないが、夜間山行においてはピークがメルクマール(指標、目印)として重要となるから、それらを外すことで山行の充実感は失われるだろう。山行は楽しくあるべきで、楽しめない山行を続けても意味は無い。
最終的には基本に立ち返って結論を出した。小河内峠へ下る分岐のある惣岳山で改めて結論を再確認し、奥多摩湖へ下る。下りということもあろうが、いささか足取りが軽くなったような気がした。

【総括】
最終的に意図せず、いつもセオリーとしているところの日没前下山になったことで、結局これが私の山行スタイルなんだよなあと、苦笑しながらしみじみと思う。
今回は結局薄暮山行にとどまったが、人の絶えた、夕陽の木漏れ日と谷間の闇の、静かさと動物達の喧騒の、山の夕べというものは、やはり良いものだ。
今後、しっかりと計画を練って薄暮〜夜間山行を実現する。

〜おしまい〜
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