霧氷が輝く後山〜駒ノ尾山縦走
- GPS
- 06:18
- 距離
- 17.1km
- 登り
- 1,378m
- 下り
- 1,103m
コースタイム
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2010年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
板馬見渓谷からの林道は、今回歩き始めたBSから約3.5km、標高差300mあり、終点には駐車場もあるが、昨年の豪雨の影響と思われる土砂崩れがあり、現在は終点まで車で入る事はできない。 駐車場から先で本格的な登山道となる。落ち葉が多いことも有り、コースが分かりにくい所もあるが、赤いペンキやテープに注意していけばそれほど問題になることはないだろう。 後山山頂から先の縦走路は中国自然歩道として整備もされており、迷う箇所は無い 千種高原スキー場に出た後は、コースは大周りをしているようだったので、ゲレンデに沿って直滑降で下ってしまった |
写真
感想
11月は終末の休日に何かと用事が入ったこともあって3日の御在所岳以来、暫く山へいけなかった。
紅葉のシーズンも終りだろうなと思いながら、兵庫県と岡山県境に連なる後山から千種高原までの縦走にチャレンジしてみた。
季節も遅いので天気が変わりそうなら危ないので、絶対晴れとの天気予報を確かめて車で家を出た(天気がもう一つなら、もっと近くの低山で紅葉を楽しむ積りだった)
夜明け早々に千種高原に到着して、下山してくる千種高原側に車をデポして、後山の登山口のある板馬見谷の松ノ木へバスで移動する。バスを待つ間、ふと後山の山頂付近を見上げると木樹が白く光っているのに気づいた。バス停付近の電光掲示板に表示された温度は摂氏1度だから稜線付近(標高1300m前後)は氷点下5度以下なのだろう。昨晩の冷え込みに木の枝に纏わりつく霧が凍った霧氷なんだろうなんて考えながら写真を撮ったりして見とれていた。
いよいよ松ノ木でバスを降りて登山を開始。誰もいない林道を一人で歩いていく。クマも心配なのでベルを二つもぶら下げて歩いていると、意外とにぎやかである。それでも途中で2匹の鹿と出会う。
林道の後半は、昨年の台風豪雨の影響だろう、路肩が崩れたり、斜面側からの落石や倒木もあって、普通の車ではとても上の駐車場まではいけないだろう。後山だけならその駐車場に車を置いてピストンしている記録を良く見たが、整備されるまでは少し下に停めるしかないだろう。
本格的な登山道は、駐車場の上から始まる。暫く登ったところに平成之大馬鹿門を経由する大甑山コースの分岐があり、今回はそちらを通った。7月に三室山へ来たときに向かいにある空山(900m)の山頂にも同じ芸術作品が建っているのを見ていたからだ。(http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-70419.html)
あの時は向こうからこちらの柱が見えなかったけど今回は天気も良く、しかも見下ろす位置にあるために肉眼でもそれらしいものが建っているのが確認できる。この大甑山というのは山というより後山の肩のようなところでピークというほどではない。でも、展望(特に北の氷ノ山、三室山を中心に西側から東南にかけての展望は優れもので、後山の山頂よりもある意味ではずっと良いと思う。
この日は、アップした写真でも分かるように空気も澄んでいて氷ノ山も手が届くような感じで望めた。
大馬鹿門と展望を楽しんでいよいよ頂上へ。未だ標高差にして300m弱ほどあるが、30分ほどで到着できた。頂上の手前くらいから、地面が氷に覆われて白く、何やら頭の上に冷たいものが降ってくるように。。何事と思って見上げると朝白く光って見えた樹氷が日の光を受けて融けて落ちてくるのだった。今年初めてのユキ(というか氷か)との出合いでした。
頂上には、三等三角点があり、既に祠はシートに包まれて冬支度が済んでいた。それ程広くは無い頂上であり、木に囲まれた感じなので展望の視野は少し制限されるが、北側の三室山・氷ノ山、東側の峰山高原や段ヶ峰などを見ることができる。
ここからは、西側へ船木山から駒の尾山へのなだらかな稜線を辿って行く、看板にはパノラマコースと書かれているが、存外背の高い笹原の切り通しになっているため、両サイドの展望は余り無い。それでも所々から南北に開ける場所が有って楽しむことは出来るだろう。駒の尾山の避難小屋を少し登ると山頂である。
ここまでのルートで誰にも出会うことは無かったが、駒の尾山の山頂で、初めて一組のご夫婦と若い男女のグループの方々と「こんにちは」の挨拶をした。
駒の尾山の山頂は広々としており、三角点の脇に方向指示を兼ねたストーンサークルがある。展望も四方に開けており、今回のコースの中では最も展望の良い場所であった。
西側の那岐山から北へ視線を振って行くと何やら雪を被った山らしきものが見えると思ってカメラの望遠で撮影。。大山じゃないかな?とそのときも思ったが、帰ってから同定してみるとやはり中国地方の最高峰の大山だった。日本海からの季節風を受けて、もうすっかり冬化粧なんですね。
後は、北側にルートを振って千種高原側に降りる。幾つか途中にも下山路はあったが、時間的に余裕が有ったのでスキー場まで縦走した。スキー場のリフトの降り場からは、どう下ったものかと考えたが、手っ取り早く右側のゲレンデを直滑降気味に下のレストハウスまで降りることが出来た。スキーをやっている時には存外感じないけど結構ゲレンデの斜面って急なんだということを実感した。
スキー場からは、車道歩きで駐車場所までテクテク歩きだったが、見上げると朝見た霧氷の名残がまだ北側の稜線には白く残っているのが見えた。
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