【大笠山〜行きはよいよい帰りは怖い〜】


- GPS
- 09:49
- 距離
- 21.6km
- 登り
- 2,133m
- 下り
- 2,136m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
途中いたるところに小さな落石が転がっているので、車高の低い車は要注意。 ブナオ峠より北側は通行止め(復旧の見込みなし) |
コース状況/ 危険箇所等 |
奈良岳から大笠山までの登山道は踏み跡がない状態で、草木で隠れていますが、 道はしっかりついています。 参考:ブナオ峠から大笠山までの登山道は3年ごとに予算がつき、 整備されます。 |
その他周辺情報 | くたくたで帰ったのでどこにもよりませんでしたが、五箇山、福光いい温泉いっぱいあるはずです。 |
写真
感想
前日(3日)、テレビのレポ−タ−として来沢する(生)壇蜜を見に行こうか、
山に行こうか迷った末の山行。
生壇蜜を見たいという煩悩を抑えての山行。
煩悩には打ち勝ったのですが、帰り道2度も道に迷ってしました。(反省)
会社の元上司で現在砺波の山岳会で活躍しているNさんに情報収集。
「ブナオ峠から大笠山まで、最近の登山道の情報あれば教えてください」
「2日前にブナオ峠から奈良岳まで行ってきました。
奈良岳から大笠山までも問題ないと思います」
グッドタイミングでした。少なくとも奈良岳までは大丈夫。
現在、何年か前の土砂崩れの影響で通行止めとなっている富山県道54号福光上平線。
約30年ぶりに五箇山側から訪れました。
ブナオ峠から北側(金沢側)が通行止区間です。
たぶん土砂崩れがなく金沢側から通行できれば距離は半分ぐらいだと思います。
(自宅から五箇山経由ブナオ峠まで66.2km)
自宅4:20発 ブナオ峠 5:42着。
車はすでに7台(だったと思う)
朝食(例によってあま〜いパン)を取って、いざ出発。
緩〜い坂をテクテク歩くと、
大門山(だいもんさん)と赤摩木古山(あかまっこやま)の分岐につきます。
元気があるうちにと大門山に。
大門山頂上、眺望はいまいち。でも白山は見えました。
次に目指すは赤摩木古山。
記憶ではここが一番気持ち良く(楽に)歩けるとこかな?
赤摩木古山からは西側に山々(人形山、金剛堂山等々)が綺麗に見えます。
遠くにはうっすらと北アルプスも。
今思い返すとここら辺は超元気でした。
次、見越山(みこしやま)。
1回下って、登り返しだったかな?
歩いているとき、実際は何か考えているんでしょうけど、
自分の中では無の境地です。
(少なくとも壇蜜のことはすっかり忘れていた)
次の奈良岳(金沢市の最高峰)まではあっという間に着きます。確か。
(今、酒を飲んでちょっと酔っ払っているのと、
年のせい昨日の記憶も曖昧ですが::)
大笠山が正面に大きく見えます。(後ろには先週登った白山も)
ここからが問題。昨年秋のヤマレコを参照させていただきました。
ありがとうございます。
登山道が草木で隠れてわかりにくい。藪こぎもあり。
登山道を確認しながら、慎重に歩きます。
途中何度か残雪があり登山道が消えていましたが、難なくクリア。
たぶんここで慢心が・・(なぁ〜んだ、思ったより楽じゃん!)
今、ビ−ル 500 ハイボールグラス3杯、酒を「飲むと元気になるな)
直下の藪こぎを終えて、大笠頂上へ!!
ちょうど下山する方がおいでました。
一言二言。
昼飯には早いけど、ばーちゃんが作ってくれたおにぎり一個とバウムクーヘン、
コーヒーを飲んでまtったり。
笈ヶ岳がすぐそこ、後ろには白山。最高の眺望です。
西側には小松、金沢の平野部。
何も考えずに書くと、ダラダラ書いてしまいます。ごめん。
さ〜あ、あとは下山するだけ。
来た道を戻ります。
途中、同じコースを登る二人の方とスレ違いました。
俺を含め3人がこのコースにチャレンジです。
順調に道を歩いて出発したブナオ峠を目指します。
今思うとGPSを持っていたのに、なぜ確認しなかったのだろうか?
油断でした。(行きが順調だったので)
下りで目の前に残雪が見えたので、「あっ、ここだ」
藪をかき分け、直進。
「あれ?道がない」
じゃあ、最後はロックで。(これで止めるよ)
ここで冷静にGPSで確認すれば・・
逆方向(大笠山の方向)に戻ってしまいました。
方向音痴の私は全く気づかず、大笠山に引き返していたのです。
気づいたのやはり残雪(確か大笠山に向かう最後)の「ところでした。
中断、ちょと早い夕食です。
再開、
この時は「狐つつまれる」そのもの。
あれ〜さっき登ってくる人と話したとこや〜。目の前の山、大笠山????
どこで間違ったん?
かなり焦った。
「ここで冷静にならねば」と思ったはわかりませんが、気を取り直して逆方向に。(ブナオ峠)
どこで間違ったか全然わからなかったので、超慎重に歩いたと思う。
「ここ歩いた」GPSの軌跡を確認しながら。
少し歩くと、目の前にさっきの残雪が。
ここで立ち止まり、周囲を良く見渡すと、左側に登山道が。
「あ〜、ここや〜〜」
左側にある登山道に。
GPS確認。
よし!
進みます。
これで終われば良かったのですが。
再び現れた大きな残雪。
GPSの奇跡を確認するも、道がわからない。
足あとは?
残雪の周りを歩いて、道を探しました。
10分ほどでしょうか?
「あった!」
左側に登ったところに登山道発見!
あ〜良かった。
本当に嬉しかったです。(ほっとした)
実は、この時先ほどすれ違った人たちを待とうかと頭をよぎりました。
奈良岳についた時には心底ホットしました。
精神的な疲れが限界に。
赤摩木古山への登りは肉体的にも限界状態。
途中何度も止まりながら最後の気力を振り絞って登りました。
もう迷う道はない。自分に言い聞かせながら、半泣き状態で歩いていた。
最後の分岐からは異常に長い道のりでした。
無事に帰れて良かった。
調子に乗りすぎた。
反省の気持ちでいっぱいです。
遭難、他人事ではない。肝に銘じます。
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