ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 89349
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
奥秩父

和名倉山リベンジ(秩父湖スタート〜山頂往復)

2010年11月29日(月) [日帰り]
 - 拍手

コースタイム

05:38 池袋発〜<西武池袋線準急>〜06:32飯能06:42〜07:37西武秩父
07:49 秩父鉄道・御花畑駅〜08:09 三峰口駅
08:35 三峰口駅からタクシー発
08:53 埼玉大学山寮で降車〜登山開始

09:59 登尾沢ノ頭の標識
10]09 前回道を間違えた地点
10:36 造林小屋跡
10:37 「この先スズタケの藪 遭難多し」表示板
11:34 「この先スズタケの藪 遭難多し」表示板
11:57 笹ツ場
12:11 二瀬(山頂)分岐
12:22 白石山(和名倉山)2036m
12:27 山頂〜分岐間の開けたところ(鹿の糞だらけ)で昼食休憩
12:54 休憩終了〜下山開始
13:02 二瀬(山頂)分岐
13:11 笹ツ場
13:59 造林小屋跡
14:31 登尾沢ノ頭の標識
15:21 埼玉大学山寮
15:35 秩父湖バス停
下山終了

<予定では・・・>
16:20 秩父湖発・川又線「大滝温泉遊湯館」行き 16:34
16:48 <三峰口線>乗り換え
17:08 三峰口駅17:26〜17:46西武秩父17:56〜西武線・池袋方面、、、
のはずが、バスが素通りしてしまうアクシデント。
イレギュラーなはからいで、
17:04 秩父湖発〜17:54西武秩父17:56〜西武線・池袋方面、、、
で帳尻はあった
天候 快晴〜晴れ  気温は前日より3〜5℃程度低かった
過去天気図(気象庁) 2010年11月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス タクシー
●入山・・・秩父鉄道「三峰口駅」下車〜タクシーで「埼玉大学山寮」まで
●下山後・・・バス停「秩父湖」→西武線「西武秩父駅」
コース状況/
危険箇所等
・前回(11/13)より降雨・降雪の影響で地面が多少湿り気をもっていたが、やはり枯葉はまだたっぷりで、足を滑らせないよう要注意のゾーンがあった。

・赤いテープの目印から目を離さぬように注意して歩けば何とかなる

・前回の道迷い(間違い)のきっかけとなった1,350m水平道の山側に2箇所「新電波反射板」へ登る口があり、比較的新しい赤いビニールテープの目印があるが、登らないよう注意したい。

<ご参考>
前回11/13の惨敗山行記録
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-87362.html
秩父鉄道・御花畑駅。平日なので通学生とハチあいました。
2010年11月29日 07:46撮影 by  SH704i, DoCoMo
11/29 7:46
秩父鉄道・御花畑駅。平日なので通学生とハチあいました。
秩父の車窓から。紅葉は終わっていますが、この山並みはそそります。
2010年11月29日 08:07撮影 by  SH704i, DoCoMo
11/29 8:07
秩父の車窓から。紅葉は終わっていますが、この山並みはそそります。
三峰口駅でタクシー営業所が開くまで時間を持て余したので、こんな記念撮影を。もちろんセルフ撮影w
2010年11月29日 08:20撮影 by  SH704i, DoCoMo
11/29 8:20
三峰口駅でタクシー営業所が開くまで時間を持て余したので、こんな記念撮影を。もちろんセルフ撮影w
登山者には「自分がえさになってはいけません」の方が説得力あるような。。。
2010年11月29日 08:23撮影 by  SH704i, DoCoMo
11/29 8:23
登山者には「自分がえさになってはいけません」の方が説得力あるような。。。
埼玉大学山寮でタクシーを降り、いざ出発。
2010年11月29日 08:53撮影 by  SH704i, DoCoMo
11/29 8:53
埼玉大学山寮でタクシーを降り、いざ出発。
吊橋にて。平日からわかさぎ釣りって、いいな〜
2010年11月29日 08:56撮影 by  SH704i, DoCoMo
1
11/29 8:56
吊橋にて。平日からわかさぎ釣りって、いいな〜
吊橋を渡って左折して、しばらくするとこの目印。ここを右に登っていきます。
2010年11月29日 08:59撮影 by  SH704i, DoCoMo
11/29 8:59
吊橋を渡って左折して、しばらくするとこの目印。ここを右に登っていきます。
尾根の右手に素晴らしい山脈の景色があるのですが、どうしても木にさえぎられて、、、
2010年11月29日 09:20撮影 by  SH704i, DoCoMo
11/29 9:20
尾根の右手に素晴らしい山脈の景色があるのですが、どうしても木にさえぎられて、、、
2010年11月29日 09:32撮影 by  SH704i, DoCoMo
11/29 9:32
日陰にはこういった氷がかなり見られました
2010年11月29日 09:58撮影 by  SH704i, DoCoMo
11/29 9:58
日陰にはこういった氷がかなり見られました
そろそろ文字が消えて見えなくなりそう。誰か新調してあげて・・・
2010年11月29日 09:59撮影 by  SH704i, DoCoMo
11/29 9:59
そろそろ文字が消えて見えなくなりそう。誰か新調してあげて・・・
2010年11月29日 10:02撮影 by  SH704i, DoCoMo
11/29 10:02
2010年11月29日 10:04撮影 by  SH704i, DoCoMo
1
11/29 10:04
次の写真とほぼ同じ箇所の、谷側にある目印
2010年11月29日 10:08撮影 by  SH704i, DoCoMo
11/29 10:08
次の写真とほぼ同じ箇所の、谷側にある目印
前回間違えた、1,300m水平道に突然現れるやたら目立つ目印。ここを右手・山側に急登して電波反射板にたどり着いたのが前回の失敗の始まりでした(涙)
2010年11月29日 10:09撮影 by  SH704i, DoCoMo
11/29 10:09
前回間違えた、1,300m水平道に突然現れるやたら目立つ目印。ここを右手・山側に急登して電波反射板にたどり着いたのが前回の失敗の始まりでした(涙)
前々、前の写真と同じく
2010年11月29日 10:09撮影 by  SH704i, DoCoMo
11/29 10:09
前々、前の写真と同じく
その目印の少し先は右に折れているのですが、通せんぼするような倒木が続くんですよね。それもあって前回、先に行こうとしなかった(←言い訳)
2010年11月29日 10:09撮影 by  SH704i, DoCoMo
11/29 10:09
その目印の少し先は右に折れているのですが、通せんぼするような倒木が続くんですよね。それもあって前回、先に行こうとしなかった(←言い訳)
約5分後に現れる、電波反射板への登り口と思われるもう1つの赤テープ群。よくよく考えたら、こんなんで山側に登る人はあまりいないか、、、(汗)
2010年11月29日 14:14撮影 by  SH704i, DoCoMo
11/29 14:14
約5分後に現れる、電波反射板への登り口と思われるもう1つの赤テープ群。よくよく考えたら、こんなんで山側に登る人はあまりいないか、、、(汗)
2010年11月29日 10:12撮影 by  SH704i, DoCoMo
11/29 10:12
奥秩父山岳会の表示板。これを見ると安心する
2010年11月29日 10:19撮影 by  SH704i, DoCoMo
11/29 10:19
奥秩父山岳会の表示板。これを見ると安心する
森林軌道跡まで、こんな感じ
2010年11月29日 10:21撮影 by  SH704i, DoCoMo
11/29 10:21
森林軌道跡まで、こんな感じ
森林軌道跡より手前で。水は出ていませんでした。
2010年11月29日 10:30撮影 by  SH704i, DoCoMo
11/29 10:30
森林軌道跡より手前で。水は出ていませんでした。
森林軌道跡
2010年11月29日 10:33撮影 by  SH704i, DoCoMo
11/29 10:33
森林軌道跡
これが噂の「一升瓶散乱地帯」
2010年11月29日 10:35撮影 by  SH704i, DoCoMo
11/29 10:35
これが噂の「一升瓶散乱地帯」
造林小屋跡。小屋っつーか、、、
2010年11月29日 10:36撮影 by  SH704i, DoCoMo
11/29 10:36
造林小屋跡。小屋っつーか、、、
造林小屋跡からの登りはキツいっす
2010年11月29日 10:37撮影 by  SH704i, DoCoMo
11/29 10:37
造林小屋跡からの登りはキツいっす
ここもやっぱり水が出ていなかった
2010年11月29日 10:37撮影 by  SH704i, DoCoMo
11/29 10:37
ここもやっぱり水が出ていなかった
前回「遭難多し!」より手前で迷ってしまったヘタレな私w
2010年11月29日 10:37撮影 by  SH704i, DoCoMo
11/29 10:37
前回「遭難多し!」より手前で迷ってしまったヘタレな私w
沢の流れはチョロチョロと、、、
2010年11月29日 10:39撮影 by  SH704i, DoCoMo
11/29 10:39
沢の流れはチョロチョロと、、、
2010年11月29日 10:44撮影 by  SH704i, DoCoMo
11/29 10:44
どこかの山岳会のバンダナか
2010年11月29日 10:51撮影 by  SH704i, DoCoMo
11/29 10:51
どこかの山岳会のバンダナか
スズタケエリアの最初の方。これなら全然漕がなくて済みます
2010年11月29日 10:57撮影 by  SH704i, DoCoMo
11/29 10:57
スズタケエリアの最初の方。これなら全然漕がなくて済みます
2010年11月29日 11:11撮影 by  SH704i, DoCoMo
11/29 11:11
こういう目印にいちいち安心(1)
2010年11月29日 11:14撮影 by  SH704i, DoCoMo
11/29 11:14
こういう目印にいちいち安心(1)
こういう目印にいちいち安心(2)
2010年11月29日 11:15撮影 by  SH704i, DoCoMo
11/29 11:15
こういう目印にいちいち安心(2)
こういう目印にいちいち安心(3)
2010年11月29日 11:24撮影 by  SH704i, DoCoMo
11/29 11:24
こういう目印にいちいち安心(3)
狭い尾根。前回のデジャヴが・・・
2010年11月29日 11:25撮影 by  SH704i, DoCoMo
11/29 11:25
狭い尾根。前回のデジャヴが・・・
数少ない眺望ポイント(1)
2010年11月29日 11:30撮影 by  SH704i, DoCoMo
11/29 11:30
数少ない眺望ポイント(1)
スズタケエリアがとうに終わってからこの表示
2010年11月29日 11:34撮影 by  SH704i, DoCoMo
11/29 11:34
スズタケエリアがとうに終わってからこの表示
突然開けた、、、
2010年11月29日 11:35撮影 by  SH704i, DoCoMo
11/29 11:35
突然開けた、、、
2010年11月29日 11:53撮影 by  SH704i, DoCoMo
11/29 11:53
ここが笹ツ場
2010年11月29日 11:57撮影 by  SH704i, DoCoMo
11/29 11:57
ここが笹ツ場
2010年11月29日 11:58撮影 by  SH704i, DoCoMo
11/29 11:58
笹ツ場の後に再度樹林帯に入るとそこは幽玄な世界が・・・
2010年11月29日 12:01撮影 by  SH704i, DoCoMo
11/29 12:01
笹ツ場の後に再度樹林帯に入るとそこは幽玄な世界が・・・
苔生
2010年11月29日 12:02撮影 by  SH704i, DoCoMo
11/29 12:02
苔生
ここでも奥秩父山岳会のプレートが
2010年11月29日 12:05撮影 by  SH704i, DoCoMo
11/29 12:05
ここでも奥秩父山岳会のプレートが
少し登りきった後に、再度開けたエリアに。若干テンション上がります
2010年11月29日 12:10撮影 by  SH704i, DoCoMo
1
11/29 12:10
少し登りきった後に、再度開けたエリアに。若干テンション上がります
二瀬分岐のところで文字が消えてしまった表示板
2010年11月29日 12:11撮影 by  SH704i, DoCoMo
11/29 12:11
二瀬分岐のところで文字が消えてしまった表示板
表示板が立木から落ちてしまって見落としやすい二瀬分岐
2010年11月29日 13:02撮影 by  SH704i, DoCoMo
11/29 13:02
表示板が立木から落ちてしまって見落としやすい二瀬分岐
この辺りは山火事の跡でしょうか?
2010年11月29日 12:14撮影 by  SH704i, DoCoMo
11/29 12:14
この辺りは山火事の跡でしょうか?
千代蔵ノ休場はこの日のように天候に恵まれたら最高です
2010年11月29日 12:14撮影 by  SH704i, DoCoMo
11/29 12:14
千代蔵ノ休場はこの日のように天候に恵まれたら最高です
なんだかんだであっさりと山頂。味気ない・・・
2010年11月29日 12:22撮影 by  SH704i, DoCoMo
11/29 12:22
なんだかんだであっさりと山頂。味気ない・・・
一応セルフ撮影も
2010年11月29日 12:24撮影 by  SH704i, DoCoMo
11/29 12:24
一応セルフ撮影も
雪はわずかに、こんな感じで残っていました。もちろんアイゼンの出番なし
2010年11月29日 12:25撮影 by  SH704i, DoCoMo
11/29 12:25
雪はわずかに、こんな感じで残っていました。もちろんアイゼンの出番なし
ランチ休憩。プロテインの試供品を食ってみたら、、、失敗でした。シェイカーがないと悲惨。
2010年11月29日 12:30撮影 by  SH704i, DoCoMo
11/29 12:30
ランチ休憩。プロテインの試供品を食ってみたら、、、失敗でした。シェイカーがないと悲惨。
2010年11月29日 12:36撮影 by  SH704i, DoCoMo
11/29 12:36
2010年11月29日 12:54撮影 by  SH704i, DoCoMo
11/29 12:54
これも有名な警告(?)表示ですね。私は家族とマイミクに登山計画書をいつも公開しています。
2010年11月29日 13:02撮影 by  SH704i, DoCoMo
11/29 13:02
これも有名な警告(?)表示ですね。私は家族とマイミクに登山計画書をいつも公開しています。
2010年11月29日 13:11撮影 by  SH704i, DoCoMo
11/29 13:11
「立ち入り禁止」の黄色いテープを数箇所で見ました。道迷い多発地帯だったのでしょう。
2010年11月29日 13:20撮影 by  SH704i, DoCoMo
11/29 13:20
「立ち入り禁止」の黄色いテープを数箇所で見ました。道迷い多発地帯だったのでしょう。
数少ない眺望ポイント(2) この日一番眺めがよかった瞬間ですかね。狭い尾根歩きの途中、黄色いプラスチック杭と切り株の上に立って撮影
2010年11月29日 13:35撮影 by  SH704i, DoCoMo
11/29 13:35
数少ない眺望ポイント(2) この日一番眺めがよかった瞬間ですかね。狭い尾根歩きの途中、黄色いプラスチック杭と切り株の上に立って撮影
造林小屋跡
2010年11月29日 13:59撮影 by  SH704i, DoCoMo
11/29 13:59
造林小屋跡
2010年11月29日 14:31撮影 by  SH704i, DoCoMo
11/29 14:31
西側に見える山々
2010年11月29日 14:51撮影 by  SH704i, DoCoMo
11/29 14:51
西側に見える山々
秩父湖。最後の下りの直前
2010年11月29日 15:10撮影 by  SH704i, DoCoMo
11/29 15:10
秩父湖。最後の下りの直前
帰ってきました〜
2010年11月29日 15:21撮影 by  SH704i, DoCoMo
11/29 15:21
帰ってきました〜
二瀬ダム
2010年11月29日 15:34撮影 by  SH704i, DoCoMo
11/29 15:34
二瀬ダム
バスが行っちゃったよ〜と「みやま商店」でおかみさんにボヤきながら市役所からの連絡を待つ・・・
2010年11月29日 16:02撮影 by  SH704i, DoCoMo
1
11/29 16:02
バスが行っちゃったよ〜と「みやま商店」でおかみさんにボヤきながら市役所からの連絡を待つ・・・
撮影機器:

感想

2週間前、11月13日(土)に準備万端、発煙筒まで持参して臨んだ和名倉山(白石山)山行は、道間違いから道迷いの深みにハマり、プチ遭難しかけて、あえなく退散を余儀なくされました。
ヤマレコ山行記録(11/13)
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-87362.html

気を取り直して、情報収集も怠らず、再挑戦の機会をうかがっていて、天候、仕事のスケジュール、体調ほか調整して、11/29(月)に代休をとってリベンジを決行。

しかし、のっけからズッコケ。何と自宅最寄駅の電車を乗り逃がすというダメっぷり。
日が短くなっているので、できるだけ早く出発したい、ということで当初は前夜終電で池袋入りし(自宅が千葉なので(汗))、ネットカフェ辺りで時間をつぶして午前5時15分発の西武池袋線に乗る予定でした。そうすると三峰口駅に7時45分着、バスで秩父湖に8時29分到着(平日ダイヤ)。ところが日曜夜にだらだら準備をしていたら終電を逃してしまい、急遽予定変更。最寄り駅を翌日始発、4時半ころ出て、池袋発は5時38分に。三峰口駅着は8時09分で、次のバスは確か9時台なので、私のポリシー(極力タクシーは使わない)に反しますが、ここは時間を取り戻すために仕方なく、タクシーで秩父湖を目指します。が、三峰口駅前の丸通タクシーの営業所は平日だからか、まだシャッターが降りたまま(涙)。事前にメモっておいた秩父駅の方の営業所に電話をしてみたら「もうすぐ出社するんでちょっと待っててください」とのこと。結局20分くらい待ってやっと出発。車中で行き先のこと、2週間前にも来たことなどドライバーさんと雑談。熊出没の話は聞かないね〜とも。
せっかくなのでバス停よりも先、埼玉大学山寮まで入ってもらって降車。4,670円也。結果的に前夜出発した場合とほぼ同じ時間に登山を開始できることになったので、良しとしましょう。

吊橋を渡って、まだ記憶に新しい2週間前に通った道をひたすら登ります。このコース、尾根に出るまでの最初の登りと、造林小屋の後の急坂登りの2つが一番キツいと思います。天候はほぼ快晴、気温は低く秩父周辺の平野部でも降霜が見られた位でしたが、このコースは午前中日当たりがよいので歩いているうちに汗ばむ程に。序盤はとにかく「一度通った道で迷うことはない部分までは時間をかせごう」と意識しながら、速めのペースで歩を進めました。
登尾沢ノ頭の標識あたりでも、日陰では土が凍っているくらい、やはり気温は低いんだなぁと実感。ヤマレコで、この1週間前に1,800mより上は雪が見られた、とあったのでアイゼンも持参していました。
スタートして1時間強で前回間違えて新電波反射板に登ってしまった地点に。今回改めて見たら、山側の斜面には赤テープがついていなかったような・・・。見上げたところにあったザイルでその気になってしまったのか(汗)。それはさておき、1,350m水平道をそのまま直進。ここからは初めて足を踏み入れるところになるので、少し気持ちを引き締めていきました。5分ほど歩くと、右手・山側にまたしても赤テープ。今度は明らかに山側へ誘う赤テープも。ここで一瞬迷いましたが、前回の教訓から落ち着いて判断。水平道を直進して少しすると目印があったのでそのまま進みました。後からわかりましたが、ここも多分電波反射板への登り口だと思われます。ご注意を。

ここからも水平道を結構歩くと、ネットでよく写真を目にした「森林軌道跡」のワイヤーやら車輪の残骸エリアに。あー、正解のルートだ、と少し安心。「造林小屋跡」は初めて見ましたが、小屋を上からペシャンコにしたような残骸で、言われなければ小屋跡とはわからない代物でした。少し先に水場がありましたが、黒いホースからは水は出ておらず。沢の流れはわずかにありました。

ここからの登りはちょっとシンドいですね。これも事前にネットで写真をよく見た「この先スズタケのヤブ、遭難多し」の表示板。急な登りの後にスズタケのエリアが出現しますが、季節柄か切り開かれた踏み跡が思っていたよりも広く、ヤブを”漕ぐ”必要はなかったです。前回、電波反射板から先に進もうとして突っ込んだスズタケは切り開かれていなくてガチンコなヤブ漕ぎだったので、相対比較で楽に感じたのかもしれませんが。このスズタケ回廊も時々「あれ、どっちだ」と方向を迷う場面がありますが、すべては赤テープの目印を頼りにすれば大丈夫でした。

スズタケが終われば、あとは割りとあっさり着くかなと勝手に思っていたのですが、ここからも想像以上に長かったです。コースタイムを見ると、笹ツ場到着までペースが落ちたかな、という感じ。とにかく終始赤テープから目を離さないように集中して歩きました。途中、黄色いプラスチックの「境界線」杭が続くあたり、独特の狭い尾根歩きエリアがありますが、これは前回間違えたルートで少し歩いた尾根と非常に似ていました。どの辺りだったか、一度高度を下げる部分があって「え、下りるのか」と、ルートが正しいか怪しく感じながら進むエリアがありましたが、赤テープが正解でした。

「この先スズタケのヤブ、遭難多し」の終わり表示板を過ぎて30分ほどし、やっと「笹ツ場」に。突然眼前に広がる開けた小さなエリアで、不思議な雰囲気。すぐに再度、樹林帯に入ると今度は先ほどの尾根歩きエリアと雰囲気はうってかわって、苔生した倒木が続く、奥秩父らしい幽玄な空気に。入ったことはないですが、青木ヶ原樹林ってこんな感じなんですかね。踏み跡は比較的しっかりしているものの、ここでも赤テープを目で追いながら慎重にルートを辿ります。誰かがネットに書いていましたが、時折見かける白い小さい表示板「奥秩父山岳会 二瀬(秩父湖)方面」を見るたびに少し安心。
この薄暗いゾーンを越えると、日光が降り注ぐ明るいエリアに。立ち枯れた木の間を進み、しばらくすると朽ちた切り株だけの斜面が続く「千代蔵ノ休場」に。誰かも書いていたけど、ここは天気が良いと本当に素晴らしいです。他の山では見られない独特の、ちょっと日本っぽくないと言いましょうか、そんな雰囲気に溢れています。そのまま休まず歩いて、二瀬(山頂)分岐で方向を変えて、山頂を目指す、、、といっても急坂を登るわけではなく同じくらいのペースで、、、最後の最後は再度樹林帯に入って、まったくもって見晴らしのない山頂に到着。秩父湖からは丁度3時間半でした。自分で作成した登山計画書のプランより15分早く到着しました。ここで昼飯というのも味気ないと思ったので、来た道を数分ほど引き返し樹林帯を出たところ、、、恐らくテント場にもなっているような、鹿の糞だらけの、、、ここで切り株に腰をおろし、日に当たりながらランチ休憩をとりました。

普段の山行では、ランチタイム休憩は必ず1時間くらいとっていますが(過去の山行記録参照)今回は30分で切り上げ。
本当は仙波〜山ノ神土〜将監峠方面に行きたいところですが、今回は確実に日帰りするためにピストンと決めていたので、来た道を戻りました。ちなみに前回、道迷いがなければ将監小屋に泊まって、翌日飛龍山〜丹波 という下山計画でした。それはまた来シーズンにでも。

さて復路は迷う恐れもなく、下りなのでぐんぐんスピードをあげて進みました。気のせいか、山頂から秩父湖方面へ行く下りの方が、”下り”だから視点、視界もよいのか、赤テープを見つけやすく、迷いにくいような気がしました。
造林小屋跡通過タイムが予定より1時間ほど早かったのと、いくら急いでも1つ前のバスには間に合わないことから、ペースダウンしてゆっくりと下山を堪能しました。

結局、秩父湖に15時半ころ着いたのですが、日が短いので丁度良いくらいでした。
無事”リベンジ”山行を終えて、かなり充実感がありました。

あとはバスで駅まで帰るだけ、、、のハズでしたが。
事前の下調べで平日ダイヤと土日ダイヤで混同があったのか、16時05分発・西武秩父駅行きがあると勘違いしていましたが、これは土日のみ。なので15時半以降で一番早いのは16時20分発の市営バスを乗り継ぎ三峰口駅に到着する便。30分ほど時間があったので、バス停周辺唯一の食品店「みやま商店」でホットティーを買って店内でストーブにあたりながら待たせてもらいました。バス到着の3分前に店を出てバス停で待っていると、3分ほど遅れてソレらしきマイクロバスが。あ、これだと思ってずっと目で追ったのですが、何とバスは止まらずに素通り(ありえん!)。すぐにバス停の時刻表に書いてあった市役所の番号に電話して猛クレーム。
(詳細中略)
結果的には、そのバスに乗った場合と同じ、西武秩父駅17:56発の池袋行きに乗ることができましたw

一度迷ったコースだけに、和名倉山には愛着が沸いてきました。山頂付近の独特の雰囲気、ルート途中も場面場面でかなり異なる表情を持っていて魅力ある山域だと思います。
難易度も含め幾つかバリエーションルートがあるようで、季節や天候をよく見計らって、この先もう一度といわず、二度でも三度でも足を運びたい、と思いました。

奥秩父最高。

お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:2158人

コメント

まだコメントはありません
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

コメントを書く

ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。
ヤマレコにユーザ登録する

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら