幕山から南郷山


- GPS
- 03:50
- 距離
- 8.4km
- 登り
- 579m
- 下り
- 737m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
帰り:”ゆうゆうの里前”からコミュニティバス〜JR湯河原駅 |
コース状況/ 危険箇所等 |
幕山ハイキングコースは整備されていて歩きやすいが、南郷山ハイキングコースは、南郷山の手前(南側)が藪に覆われてしまっていて足元が見えず危険。子供や背の低い人は、南郷山を回避したほうが無難。 |
その他周辺情報 | 登山後の温泉:”ゆとろ嵯峨沢の湯” 宿泊地:”民宿 海を見る時間” |
写真
自害水ともいわれ、橋山の合戦に敗れた源頼朝が、水面に映る哀れな姿に自害しようとしたのを従者に止められ、こののち地元郷士の土肥氏の庇護のもと再起したと伝わる、一年中枯れることがない湧水池とのこと。
装備
個人装備 |
雨具(レインウェア)
着替え
入浴セット
飲料
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感想
某東京都知事の別荘所在地として最近話題となった湯河原へ遠征してまいりました。
四季を通じて温暖な湯河原は、情緒あふれる温泉郷として数々の文人墨客に愛された街としても知られています。ハイキングはとりわけ有名な湯河原梅林の約4,000本の紅白の花が咲き乱れる早春の頃がおすすめであると、どのガイドブックにも記載されています。幕山はその梅林を山麓とし、山上からは相模湾や真鶴半島を一望できます。
湯河原駅から箱根登山バスで15分、終点の幕山公園で降りると、紫陽花が咲きほころんでいます。新崎川の橋を渡るとすぐ正面に幕山が迫ります。公園へ入り、登山口へと向かいます。湯河原梅林の中を登っていくと、そそり立つ岩場が目に入ります。昔から岩登りゲレンデとして人気が高い”幕岩”です。今日もクライマーがロープを伝って岸壁を上がっています。若い女性が登っていました。梅林には園芸品種である”輪違い(りんちがい)”や”淡路枝垂(あわじしだれ)”などが植えられていました。
ここから頂上までは、ほぼ丸太道の直登です。はじめは公園の上にある丘山程度とたかをくくっていましたが、急坂連続の標高差450mと蒸し暑さにゼイゼイ...。
湯河原市街や相模湾を足元に見下ろして、カヤトの幕山に着きました。山頂にはおじさんが一人いて、これからどのルートを行くの?と聞かれて云うと、”南郷山”はやめたほうがいい。自分はその方から来たが、南郷山は避けてここまで来たとのこと。何でも草木が密生し、コースが藪に覆われてしまっているようです。
とりあえず防火帯の草尾根を下り白銀林道、源頼朝ゆかりの湧水でできた小池”自鑑水”を通り南郷山へ向かいます。山頂(610m)は幕山同様に草木が茂って展望は良くありません。ここからの南斜下り道は、真鶴半島と初島を望む素晴らしい景観が見渡せますが、今は雑草がはびこって伸び放題。我等の背丈に迫り、ルートは覆われて足元さえも確認できない程。たいへん危険でした。幕山山頂のおじさんは、この辺りを指して言っていたのでしょう。
白銀林道を下り、湯河原カントリー倶楽部の脇を通るころ、ちょうど正午も過ぎてお腹が空きました。O島部長の日常食で大好物と言って憚らない”コンビニの🍙”で簡易に昼食を済ませました。
蜜柑畑を抜け、住宅路を歩いて新崎川を渡り、”ゆとろ嵯峨沢の湯”へ。まったりとしたいいお湯でした。湯上りに2階のレストラン”岩沙参”で冷奴、しらすおろしを肴に生ビールで喉を潤しました。
〔感想〕
雨季の合間を縫っての湯河原紀行となりました。
海と山、そして名湯。
都会の喧騒を離れ、のんびりと時間を気にしない、ゆとりの休日を過ごす。どこかの知事と違って毎週行けるわけではありませんが...。
今日の宿〔海を見る時間〕は、湯河原駅北側から相模湾を見下ろす山腹にあり、部屋からの眺めは最高です。地魚の刺身や地産の野菜料理に舌鼓を打ち、夕景からゆっくりと夜景に移りゆく湯河原の市街と海原を眺めながら過ごす時間は、つかの間の贅沢を実感できました...。
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