【奥多摩】仕事?何それ、もうねどうでも良くなり天地山へ
- GPS
- --:--
- 距離
- 9.9km
- 登り
- 957m
- 下り
- 966m
コースタイム
天候 | 曇りのち晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
復路:奥多摩駅 |
コース状況/ 危険箇所等 |
▼鋸尾根⇒天地山⇒山の神登頂後、尾根を犬の飼育小屋のある北西方面に下りるルートで、迷いやすい場所が3つあると考えます。 ▼鋸尾根(愛宕山入口〜天地山分岐):危ないところはありません。鎖場は難易度低いですが、経験者ほど舐めてかからない方がいいかも。 ▼天地山尾根【鋸尾根〜天地山直前のコル】:下り勾配は中々急ですが、慎重に行けば大丈夫。尾根道なので道に迷うことはないかな。 ▼天地山尾根【コル〜天地山頂上】:岩稜帯となる。勾配は更に急になる。良く観察してからコース選定、具体的には尾根上の岩を巻くか直登するかを事前に決定すればすればそんなに難しくないかな。尾根上の一番大きな岩は、巻くように北側にロープが設置してあるのでこれを選べば難易度はぐっと下がると思う。 ▼天地山尾根【頂上〜犬の飼育小屋林道終点】:基本的に尾根道なのですが、迷いやすいところが2つ。まずは頂上からすぐのところ。事前に尾根の方向をしっかり確認した方が良いです。なんとなくある薄い踏み跡をたどると尾根から外れ再度頂上まで登りなおす破目になります。まあ、そんなに大きくロスしないのですが、時間が押している場合なんかは焦ると思うし、その焦りが更なるミスを招くかもしれないので。もう一か所は、山の神を越えて、左の尾根を選び、犬の飼育小屋のある林道終点部まで下りる道のり。林道接続部間際で伐採が行われており、急に見晴らしが良くなります。ついつい視界が開けた場所に目が奪われてしまい、伐採されて広くなっている方へ進んでしまいます。伐採された木がそのまま多数放置されてどこが道なのか分からず危険だと思います。無理すれば林道へ接続できなくもないみたいですが、結構段差がありお勧めできない。正解は伐採広場の直前で右に曲がる。林道終点部まで下りることが出来ます。 ▼犬の飼育小屋林道【林道終点部〜変形五差路】:ここでも迷いやすい場所が1か所あります。林道に出てから暫くすると、林道が藪で塞がれている部分に出ます。右に軽く下って藪を巻くように踏み跡がありますのでそれを下って下さい。その後元の林道に戻ろうとするのではなく、更に右方面へ進んで下さい。これで犬の飼育小屋までたどり着くことが出来ます。 ▼上級者の方にはどうってことないルートかもしれませんが、やはりバリエーションルートです。天地山分岐から林道に下りるまで道標は一切ありません。事前の下調べを怠りませんように。 ▼このルートはテープがいたるところに貼ってあります。個人的な見解としては、テープを暫く見なかったら、道が違っていると疑ってみることをお勧めします。今回の山行記録ではどれだけの頻度でテープに遭遇したか印象付けるため、テープの写真が多くなっています。全部撮影したわけではなく、一部漏れもありますが、テープの多さはお分かり頂けると思います。ただ、テープは恒久的な目印とはならず、ご覧頂けばお分かりの通り随分古いテープも沢山ありました。この記録の賞味期限は精々1カ月程度とお考え頂ければと思います。 |
その他周辺情報 | もえぎの湯:奥多摩駅に比較的近い。2時間780円 アルカリ泉だと思う。簡単な食事も出来ます。 |
写真
装備
個人装備 |
下着【長袖】
Tシャツ【長袖】
フリース
ズボン
靴下
グローブ×2
レインコート
日よけ帽子
靴
ザック
行動食
非常食
飲料
コンパス
ヘッドランプ
予備電池
GPSアプリ
筆記用具
ガイド地図(アプリ)
携帯×2
時計
タオル×3
カメラ【携帯】
熊除けの鈴
トイレットペーパー
レジャーシート
ファーストエイドキット
常備薬
サングラス
笛
着替え
自家製虫よけ
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備考 | 色々昆虫がうるさい季節です。バリルートだと羽虫に付きまとわれることが多いですね。自家製の虫よけスプレーを持参しました。右腕に何かに刺された跡があり、効果は感じられなかったけど、無いよりはましなのかもしれません。 |
感想
▼仕事に追われて6月度まさかの登山0回。いかん、こんなことではいかん。
▼色々悩み事が多く、イマイチ張合いがない毎日。土曜日も仕事をした方が翌週楽なんですが、もうね、たまには仕事なんて放り出して山に行こうと強く思った次第。
▼6月も天候が良ければ行こうと思っていた天地山に行き先を決定。山登りを始めてから直ぐに知ったバリルート、天地山。いつかやってみたいと思っていた。事前に色々下調べ、O登山隊でA隊長に随分鍛えていただいたので、半年前の自分とは違うはず。きっとやり遂げられると思っていました。只、百聞は一見に如かず、実際に現場をみて状況を冷静に判断しダメと思ったらすぐに引き返すという気持ちは忘れずにいようとも考えていました。
▼いつもの始発で奥多摩駅へ。普段はあまり行きの電車では居眠りしないのですが、やはり疲れているのかな。結構居眠りをしてしまいました。
▼奥多摩駅着。沢山の人と一緒に改札口を通過。バス停に長い列。私は別方向の鋸尾根登山口方面へ。
▼山登り初めて、すぐにチャレンジした鋸尾根、今回で3回目。思い入れのある大好きなコースです。でもね、久しぶりのハイキングなので少しペースは抑え気味に行きました。
▼御前山まで足を延ばしてから天地山に行こうか迷いました。7時半位に鋸尾根に取り付けば、ゆっくり行っても10時くらいには天地山分岐へ到着するでしょう。天地山尾根は初見のルートだから更にゆっくり行ったとしても、かなり時間あまるんではないか?特にまだまだ日が長い時期なんだからと思ったのですが、やはり慎重に、余裕ある行程を選びました。私らしいですね。でも、結果的に道に迷ったりして少し焦ったりしたので、御前山行かなくて正解でした。
▼鋸尾根の鎖場について一言。ここは私が初めて挑戦した鎖場です。前回登った時は、登るかどうか迷いましたが、今回は迷いなく鎖場コースを選定。登り始めて気が付いたのですが、足の置き方にかなり気を付けるようになっているみたいです。あっ、この足の置き方はよくないという強い違和感を感じることが出来るようになったかな。前回の裏妙義での経験がかなり効いている感じです。違和感があるときは絶対にそのまま進まずに、足を置き直す等の修正行動が必要で、そういったプロセスを踏めるようになってきたのかなと少し自分の成長を喜んでいます。
▼鋸山で少し休憩後、いよいよ天地山尾根に突入。緊張感が走ります。コルまでは狭い尾根道で道に迷うことはないですが、それでもテープ目印がかなりの頻度で出現するのは心強い。それを皆さんにも共有してもらいたく、あえてテープ目印の写真をできるだけ撮影しました。平均して数分間隔でテープを発見するというイメージかな。
▼コル付近で天地山の全体像が見えます。落葉の時期であればもっとはっきりその姿が見えたのだと思いますが、この光景は一見の価値あると思います。ずっと下ってきた尾根道の様子が激変し岩稜帯となり、これからの急な登りを覚悟するという儀式にも必要な風景だと思います。あまりはっきりと見えていたら怯んでいたかもしれませんが・・・。
▼コルを過ぎると、尾根は突然岩稜帯になります。勿論登山には、細心の注意が必要ですが、事前に慎重にコースや足の運び方を決めておけばそんなに危ないこともないかなと思いました。大きな岩の北側にあるロープを必ず使って下さい。これで難易度はぐっと下がります。
▼頂上は平らですが狭く、あまり展望も無かった。ネットでよく見かけた山頂プレート、地べたに捨て置かれていたことが多かったみたいですが、どなたかが懸けてくれたみたいです。よかったよかった。
▼山頂から下るときはちょっとだけ注意が必要。尾根の方角をしっかり確認しないで薄い踏み跡を頼りに下りていくと私の様に道を間違います。【◎】写真50のテープ自体は間違っていないと思うのです。そこから進行方向左に行けばいいのですが、方角を確認せずに薄い踏み跡を頼りに進んだ私が未熟ということです。ピークから尾根道に出ると気も迷いやすいこと、身を以って経験いたしました。近いうちに挑戦する要蔵山でこの経験が活かせるようにしたいと思います。
▼道に迷った瞬間、動悸が激しくなりました。時間帯的に焦る必要もなく、山頂まで戻ればよいだけなのに、それが分かっていても道に迷うということは精神的に大きなダメージが入るんですね。御前山にまで足を運んでいたら、体力的にも時間的にもきつかった上に、この道迷いが重なっていたら、結構危なかったかもしれません。初めてのバリルートだからと、より安全な行程を選んで良かった。山では、私の臆病ぶりは美徳たりうるのだ。
▼その後は穏やかな尾根道を下りるのみ。新しい野獣の糞を発見したりしたが、何も特筆事項はなかったかな。テープを撮影するのに忙しかったから、他の重要な何か見落としていたりしてね。
▼小さなピーク、山の神は楽しみなポイントだったけど、山名プレートもなくちょっと残念。でもね、ずっと気になっていたピークを踏めたので幸せ。
▼天地山尾根から犬の飼育小屋林道終点に下りる時は注意が必要。このレポートの写真が参考になれば幸いです。
▼林道にでてからも、一か所、道迷いポイントがありますので、お気を付け下さい。
▼単独行で、温泉入るのは初めて。でも今日は最初から入ると決めていた。アルカリ泉で気持ちの良いお風呂でした。そして、ビール最高。これで俺は後もう少し戦えるだけの英気を養いましたよ。
▼今回携行した行動食。
●おにぎり3個 出発前AM4:00台2個を自宅で食べる。1個は小休止中に食べる
●行きの電車待ちで、とある駅のホームでポンジュースの炭酸飲料を飲んだ
●小さめの菓子パン×2個 小休止中に消費
●大き目の菓子パン1個 消費せず。翌日休日出勤した際の昼飯となった。
●ミニ餡パン×4 同上
●ドライフルーツ 【プルーン】×1 消費
●ナッツ&ドライフルーツ×1 消費せず
●塩分補給タブレット×2 内1つを消費
●梅しば×2 内1つを消費
●ナッツ&フィッシュ 1パック6g 消費
●カフェイン入り飴 1粒 小休止中に消費
●ブドウ糖タブレット 3g 一錠 消費せず。砕けてきているので次回消費すること
●ミネラル補給飴 1粒 消費。
●ミックスナッツ 2パック18g 消費せず。
●カロリーメート 消費期限切れの2ブロックを消費。
●VAAM 1パック 愛宕山登山口で使用
●ビタミンBコンプレックス2錠 同上
●チョコレート 4g×6粒 使用せず。賞味期限2017年2月
●エネルギー補給用ゼリー 1パック 使用せず 賞味期限2017年2月
●飲料 お茶類650ml〜500ml×4 内3本消費 水 500ml 消費せず
●風呂上りにビール少々【笑】
今回は緊張の為か、食欲あまりなくパン類を大きく残す。カロリー摂取量は多くなかったと思うが、ガス欠は発生しませんでした。結果オーライでしょうかもしれません。無理にでも頑張って食事は摂る様にしないといけないですよね。
念願の天地山制覇、おめでとうございます。
最近、ぜんぜんレポートがないので心配していました。
秋の紅葉の時期になったら、両神山の八丁尾根に挑戦しましょう。
A隊長
隊長、ご無沙汰しております。O登山隊に参加できない日々が続き残念です。8月には少し落ち着くと思っているのですが・・・。隊長は先週末両神山に登頂したみたいですね。レポート拝見しました。ナイフリッジなんかがあってかなり難易度が高い山の様に見受けられました。私の手に負える山かどうかわかりませんが、企画されるときは足を引っ張らない様頑張りたいと思います。
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