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Yamareco

記録ID: 91114
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積雪期ピークハント/縦走
富士・御坂

富士山五合目 耐寒訓練+アイゼン・ピッケル講習

2010年12月18日(土) [日帰り]
 - 拍手
GPS
06:38
距離
7.7km
登り
677m
下り
676m

コースタイム

10:20河口湖口-10:42泉ヶ滝-11:15六合目(標高2390m)-14:16七合目※今回の最高点(2885m)-16:30五合目

※GPSは帰路途中、電池切れでルートロストしています。
天候 快晴!
過去天気図(気象庁) 2010年12月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
東名高速道路御殿場IC-国道138号-東富士五湖道路河口湖IC-富士スバルライン五合目(河口湖口)

富士五湖道路は、ETC車は無料
富士スバルラインは自家用車は、2,000円(往復)
http://fujisen.web.infoseek.co.jp/
※12月1日〜3月15日の営業時間は9:00〜17:00です。
コース状況/
危険箇所等
スバルラインは、9:00〜17:00のみ通行可能。五合目には、バス・自家用車でアクセスでき土産物屋を含め賑わっています。
お手洗いもあります。外国人観光客の数に驚き!
以降の登山道の山小屋は閉鎖されています。

泉ヶ滝付近は道が氷結しておりツルツルでした。
また、五合目から六合目あたりまでは、氷結箇所が多く滑り易い状態です。
六合目からしばらくは積雪は少ないものの地面下で氷結しており、こちらも滑り易い状態でした。デブリもありました。

積雪はこの時期にしてはかなり少ない方。六合目以上に行かないと、目的の滑落停止訓練が出来る斜面は無いです。
スバルラインから富士山を望む
メロディーロードで気分も高まる
2010年12月18日 23:41撮影 by  NIKON D300, NIKON CORPORATION
12/18 23:41
スバルラインから富士山を望む
メロディーロードで気分も高まる
スタート直後
段々雪が出てくる
2010年12月18日 23:40撮影 by  NIKON D300, NIKON CORPORATION
12/18 23:40
スタート直後
段々雪が出てくる
風で折れたばかりの木に出くわす。やはり相当な風が吹くのであろう。
2010年12月18日 23:39撮影 by  NIKON D300, NIKON CORPORATION
12/18 23:39
風で折れたばかりの木に出くわす。やはり相当な風が吹くのであろう。
山頂方面を眺める。
2010年12月19日 13:49撮影 by  NIKON D300, NIKON CORPORATION
12/19 13:49
山頂方面を眺める。
富士山安全指導センターで、吉田口と合流
2010年12月19日 13:46撮影 by  NIKON D300, NIKON CORPORATION
12/19 13:46
富士山安全指導センターで、吉田口と合流
クラストした斜面は、光を強く反射する。
2010年12月19日 13:46撮影 by  NIKON D300, NIKON CORPORATION
12/19 13:46
クラストした斜面は、光を強く反射する。
雲より高い登山道に出る
2010年12月18日 23:38撮影 by  NIKON D300, NIKON CORPORATION
12/18 23:38
雲より高い登山道に出る
雪面の反射がキレイだった。モノクロで表現
2010年12月18日 23:26撮影 by  NIKON D300, NIKON CORPORATION
12/18 23:26
雪面の反射がキレイだった。モノクロで表現
富士山の雪は堅い。アイゼンもあまりささらない。
2010年12月18日 23:27撮影 by  NIKON D300, NIKON CORPORATION
12/18 23:27
富士山の雪は堅い。アイゼンもあまりささらない。
急登を登る。ここは夏道とは別の直登ルート
2010年12月18日 23:26撮影 by  NIKON D300, NIKON CORPORATION
12/18 23:26
急登を登る。ここは夏道とは別の直登ルート
日が傾き、富士の形の影が出来る。
2010年12月18日 23:11撮影 by  NIKON D300, NIKON CORPORATION
12/18 23:11
日が傾き、富士の形の影が出来る。
下山風景
2010年12月19日 13:50撮影 by  NIKON D300, NIKON CORPORATION
12/19 13:50
下山風景
下山風景2
上空は案外飛行機をよく通過する。一瞬写った飛行機雲が入った
2010年12月19日 13:54撮影 by  NIKON D300, NIKON CORPORATION
12/19 13:54
下山風景2
上空は案外飛行機をよく通過する。一瞬写った飛行機雲が入った
さらに日が傾く。外国人のパーティーがアンザイレンで進む。
2010年12月18日 23:14撮影 by  NIKON D300, NIKON CORPORATION
12/18 23:14
さらに日が傾く。外国人のパーティーがアンザイレンで進む。
今回参加メンバは皆NEWピッケルだった。
2010年12月18日 23:28撮影 by  NIKON D300, NIKON CORPORATION
12/18 23:28
今回参加メンバは皆NEWピッケルだった。
デブリがありました。
デブリがありました。
富士の影が、山中湖にもかかる。
2010年12月18日 23:15撮影 by  NIKON D300, NIKON CORPORATION
12/18 23:15
富士の影が、山中湖にもかかる。
登山口までもう少しだが気が抜けない。アイゼン外した後のこういう場所は相当危険
2010年12月18日 23:30撮影 by  NIKON D300, NIKON CORPORATION
12/18 23:30
登山口までもう少しだが気が抜けない。アイゼン外した後のこういう場所は相当危険
富士の影がついに、空中まで!!
2010年12月18日 23:15撮影 by  NIKON D300, NIKON CORPORATION
2
12/18 23:15
富士の影がついに、空中まで!!
トワイライトの稜線
2010年12月19日 13:49撮影 by  NIKON D300, NIKON CORPORATION
12/19 13:49
トワイライトの稜線
17:00のスバルライン閉鎖直前。南アルプス方面へのきれいな日の入りがあった。。
2010年12月18日 23:21撮影 by  NIKON D300, NIKON CORPORATION
12/18 23:21
17:00のスバルライン閉鎖直前。南アルプス方面へのきれいな日の入りがあった。。
撮影機器:

感想

今回の目的はもともと以下の通り。
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富士山五合目で講習の後、7合目くらいまでアタック
日帰りなので、18、19日の寒い方の日で行きます。
・★基本歩行
・★滑落停止
・★簡易ハーネスでのアンザイレン
・東京コンテ
・スタンディングアックスビレイ
・セルフビレイ(すばやいインクノット練習)
・希望者はスタカットクライミング

参加者減ったため、以下追加
・マルチピッチ基本
・▲大阪コンテ
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雪が予想よりかなり少なく、出来たのは★印のところだけ。
スバルラインの除雪を頻繁にやっているとの情報あり、5合目より上はかなりあるものと思ってきた。
装備(スノーバーorデッドマン)の準備も間に合わなかった事もあるし、時間も足りなかった感じ。ある程度のピークを目指すのと、講習を同時にするのは無理があるようだ。次回黒百合平では、時間たっぷりあるので今日出来なかったところをやろうかと。
厳冬期にはまだ入ってない感のある富士山だが、7合目付近は風が強く雪面もクラストしておりメンバも耐寒訓練にはなって課題も見つかったようなのでよかった。

今回、個人的に初めてだったのが、ハーネスをつけての登山。それからペツルのNEWピッケル、ゴーグルの着用だ。ハーネスは、なんか違和感がある。。重いわけではないが、ザックのベルト締めたりするにも邪魔で、滑落停止訓練の際も堅いビレイループが体と雪面に挟まり痛かった。
ピッケルはまあデザインと振り心地で選んだが、ピックの刺さりはやはり桁違いに良かった。滑落停止は慣れるまではブラックダイアモンドの方がやりやすいか。。ゴーグルは良かった。眼鏡したまま付けられるゆったりタイプ(眼鏡はしないが)。くもったりする事もなかった。

反省点としては、行動食・水分補給の不徹底。足をつったり血行不良(→凍傷)の原因になるので、冬場は要注意だったと。時間配分も相変わらずギリギリで、ゲート閉鎖ギリギリになってしまったのも相変わらず改善されてない。。。

とはいえ、日帰りにしては中身の詰まった富士山ツアーになってよかったです。

今年、初冬山。
富士山は2回目。冬の富士山は初めてでした。

今回は、富士吉田口(五合目)から入ります。
吉田口は外国人観光客で賑わっていました。
冬山装備の我々は東南アジア系と思われる観光客には珍しがられてしまった。

六合目あたりまで、しばらくは所々で氷結しているものの積雪は殆ど無い状態です。
地面がむき出しでしたが、地面下で氷結しているのかカチカチの地面でした。
(往路でおもいっきり転んでしまいました。。)

七合目手前あたりから徐々に氷結箇所が多くなりアイゼンを付けて登ります。
気温は氷点下10度ほどですが、時々よろめく程度の風があり体感温度は結構低いです。
バラクラバを2枚持っていいきましたが、強風がキツクてパーカーでしっかり覆う
必要がありました(持ってきて良かった)。
強風では、上半身よりも首・顔・耳あたりの保温が重要ですね。

山小屋地帯をちょっと外して直登していきますが、クラスト(厚さは2cm〜3cm)しており慎重に登ります。
日帰りで時間も限られており、ここで下山(2800m)。
登山道まではアンザイレンで下りました。

<訓練>
ハーネスを付けての登山は今回が初めて。
岩場にスリングを巻いて支点確保をして休憩したり、
ハーネスを使ったアンザイレンをしたり、実地でいろいろ試して見ることができました。

また、滑落停止訓練ではピッケルを(カンプ コルサ)で試してみました。
205gの超軽量ピッケルです。滑落停止では、、実戦では、使いたくないですね。空身でずるずるです。
でも、雪面で手がかりは作れました。軽さは魅力。ルートの難易度を検討して選びたいと思います。

<食事>
今回は日帰りで、休憩ポイントも設定していなかったため
食事はすべて行動食を予定していました。
実際、風が強くバーナーを使った料理はする気はなれない状況でした。
ツエルトを出すのもメンドクサイ我々は
その場で、手早く食べて直行動という状況でした。

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