ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 91322
全員に公開
ハイキング
奥多摩・高尾

北高尾山稜〜堂所山〜陣馬山

2010年12月19日(日) [日帰り]
 - 拍手
GPS
08:05
距離
21.6km
登り
1,569m
下り
1,561m

コースタイム

06:26 JR高尾駅北口 (1番乗場)
06:36 霊園前BS下車
06:53 八王子城跡入口
07:16 八王子城山頂上・八王子神社
07:39 八王子城天守閣跡
07:57 富士見台 (ルートミス有り)
08:40 杉沢の頭
09:15 狐塚峠
10:21 関場峠
10:56 堂所山
11:19 明王峠
11:52 陣馬山 (休憩・昼食)
12:22 栃谷尾根道下山
13:35 陣馬山温泉 (入浴休憩:約30分)
14:35 陣馬登山口BS到着 (14:43藤野駅行き乗車)
14:50 JR藤野駅到着→都心へ
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2010年12月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
往路:都心→JR高尾駅→北口1番BS [ 多摩バス・宝生寺団地行乗車・霊園前下車・約5分/\180 ]
復路: 陣馬登山口BS停・JR藤野駅→都心 [ 藤野行乗場(1時間に1本)・約5分/\170 ]
コース状況/
危険箇所等
■登山ポスト:不明

■登山口→八王子城山 (八王子神社)
北高尾山稜の正式な登山口である八王子城史跡入口へ向かう。駅から5分「霊園前」バス停で下車、高尾駅からは歩くことも可能だが道は登りとなり約30分はかかると思われるのでバスが便利だ。霊園前バス停は中央高速道高架下に位置し、そこから先へ進み八王子城跡入口への案内板を左(西側)へ折れる。道の終点に八王子城史跡の施設がある。史跡巡りのコースへ行かずに道なりさらに進むと八王子神社の鳥居がある。入口すぐのところに新道、旧道の分岐がある。今回は旧道を登り城山山頂(八王子神社/本丸跡)を目指す。九合目までは林に囲まれた急な坂をひたすら登る。九合目の山道から眼下が拓け、八王子市内や都心の眺望が現れる。山頂を経由して八王子神社に到達する。八王子神社の天狗の像の横を通り抜けて先へ進むと八王子城天守閣跡のピークに到着。
<注意>:この山は戦国時代の要害の為、山道に多くの横道があり、標識に従って進まないと道迷いしやすいと思う。また新道のほうが整備されていて歩きやすいとのこと。調査不足でした。それから、この山を登山として楽しみたい方は、この城の悲惨な歴史をあまり考えずに無心に登られたほうがいいでしょう。

■富士見台
富士見台へ立寄るため分岐点から案内板に従って小高いピークへ登ると展望台が現れる。運が良ければ前方の高尾城山と景信山の間から富士が見える。テーブルとベンチがあり小休止が可能。そのまま進むと小下沢へ抜けるコースや高尾駅まで通ずるルートに出てしまう。なので分岐まで戻って次の杉沢の頭へ向かう。

■北高尾山稜
北高尾山稜は、20個以上のピークが連なる痩せた尾根のアップダウンの繰り返しで歩きがいがある。尖がり山で木の根が張り出した急な坂道が多く登りも下りも歩きにくい。ちょうど中間地点の狐塚峠の手前で林道と景信山へ向かう山道の分岐があるので林道へは進まず、林道横の尾根道を行く。各ピークにはピーク名の標識が無いので、現在地がどのピークなのか判断しにくい。また案内板が手書きなので見落としやすい。道ははっきりしているので迷うことは無い。但しこのコース、殆ど人通りが無い。

■堂所山〜底沢峠〜明王峠〜陣馬山
堂所山に近ずくにつれ、人通りが徐々に多くなり合流したことが判る。ピーク点にはテーブルが2つあり休憩ポイントとなる。ここは北山稜からは合流地点だが、従走路を行く一般のハイカーは巻き道を通るため、この場所はあまり知られていないようだ。本日は団体者に陣取られており撮影できなかった。

■陣馬山〜栃谷尾根〜陣馬温泉
道は普通の山道で、正面に丹沢山塊や道志山系を見ながら下る。約40〜50分で栃谷集落が現れ、陣馬温泉ヘの行き先案内が出るので、これに従って降りると林道に出る。陣馬温泉は3軒の温泉宿が営まれている。
案内に従って降りると最初「陣渓園」到着する。大岩風呂がある「姫谷」はさらに林道を奥(山側)へ戻る。「陣屋温泉」は「陣渓園」から3分程度下山したところにある。日帰り入浴は「陣渓園」のみ\900、他の2軒は\1000である。また入浴だけでは駅までの送迎バスには乗せてもらえない。温泉も泊まり客優先だ。

■陣馬温泉から陣馬登山口BS
沢づたいの林道を20〜30分歩けば国道522ヘ合流。陣馬登山口BSヘ到着。
バスは1時間に1本。本日14:45のバスは2台で到着。1台目は満員で乗れず、2台目に乗せられた。ここから駅まで歩いても30分もかからないと思う。

■補足
今回、富士見台で誤って先ヘ進んでしまった。途中で気づき逆戻りで往復30分のロスとなった。富士見台が山稜途中のピークと思い込んでいた為である。分岐まで戻る必要があった。また、富士見台で2名の登山者と会った、彼らは城山を経由せずに圏央道八王子JCTを交差して富士見台へ合流するルートを登ってきたのだろう。
また、狐塚峠の手前で林道に出るので尾根に登る必要がある。注意書きがあるので判るが、私はしばらく林道を進んでしまい、逆戻りとなった。今回はこの2点がミスである。原因は地形図を持たずにエアリアしか持参していなかったので細かい判断が出来なかったのだ。
北高尾山稜は奥高尾主脈と異なり人が殆ど歩かない感じだが、ここはトレラン者が良く利用しているようだ。本日は先ほどの2名と併せて3名のみと出会っただけである。1名はトレラン者だった。
JR高尾駅北口
停車中のバスの中から撮影
by  SH007, KDDI-SH
JR高尾駅北口
停車中のバスの中から撮影
霊園前バス停下車
案内板に従ってここを左へ直進。
by  SH007, KDDI-SH
霊園前バス停下車
案内板に従ってここを左へ直進。
途中の沿道に北条氏や八王子城にまつわる史跡が立ち並ぶ。
by  SH007, KDDI-SH
途中の沿道に北条氏や八王子城にまつわる史跡が立ち並ぶ。
八王子城史跡入口に到着。トイレあり、でもこの時間(AM7:00)施錠してあり使用できなかった。
by  SH007, KDDI-SH
八王子城史跡入口に到着。トイレあり、でもこの時間(AM7:00)施錠してあり使用できなかった。
八王子神社入口の鳥居
(ピンボケ)
※有名な心霊スポット

by  SH007, KDDI-SH
八王子神社入口の鳥居
(ピンボケ)
※有名な心霊スポット

鳥居を進むとすぐに
新道と旧道の分岐。
新道は不明なので旧道で行く
by  SH007, KDDI-SH
鳥居を進むとすぐに
新道と旧道の分岐。
新道は不明なので旧道で行く
9合目から八王子の町の展望
ここだと初日の出も拝めそうだ
by  SH007, KDDI-SH
9合目から八王子の町の展望
ここだと初日の出も拝めそうだ
城山頂上のさらに上に八王子神社がある。ここはかつての中丸。裏手には本丸跡がある。
by  SH007, KDDI-SH
城山頂上のさらに上に八王子神社がある。ここはかつての中丸。裏手には本丸跡がある。
神社の横の天狗像
この横を通って天守閣跡のピークへ
この先にトイレ有り
by  SH007, KDDI-SH
神社の横の天狗像
この横を通って天守閣跡のピークへ
この先にトイレ有り
八王子天守閣跡
ここを下って富士見台へ向かう
by  SH007, KDDI-SH
八王子天守閣跡
ここを下って富士見台へ向かう
富士見台(標高560M)から城山、富士山、景信山
肉眼では富士山くっきりと見えてます
by  SH007, KDDI-SH
富士見台(標高560M)から城山、富士山、景信山
肉眼では富士山くっきりと見えてます
杉沢ノ頭の次の無名のピーク?
何処が何処だか不明。
by  SH007, KDDI-SH
杉沢ノ頭の次の無名のピーク?
何処が何処だか不明。
このピークはどこだろう?
by  SH007, KDDI-SH
このピークはどこだろう?
遠く大岳山が見える
この位置だと奥多摩の山々が視界範囲
by  SH007, KDDI-SH
遠く大岳山が見える
この位置だと奥多摩の山々が視界範囲
これから向かう尾根の前方を見る
by  SH007, KDDI-SH
これから向かう尾根の前方を見る
狐塚峠手前の分岐。中央の尾根を登ります
右は林道。
by  SH007, KDDI-SH
狐塚峠手前の分岐。中央の尾根を登ります
右は林道。
杉の丸?から八王子方面
by  SH007, KDDI-SH
杉の丸?から八王子方面
眼下に圏央道が見える
by  SH007, KDDI-SH
眼下に圏央道が見える
夕焼け小焼け
ふれあいの里との分岐
by  SH007, KDDI-SH
夕焼け小焼け
ふれあいの里との分岐
痩せ尾根のアップダウンの連続
by  SH007, KDDI-SH
痩せ尾根のアップダウンの連続
無名のピーク?
このピーク
拡大すると大嵐山と書かれています
by  SH007, KDDI-SH
このピーク
拡大すると大嵐山と書かれています
三本松山手前の鉄塔を横切る
景信山方面まで伸びています
by  SH007, KDDI-SH
三本松山手前の鉄塔を横切る
景信山方面まで伸びています
三本松山ピーク
手書きの標識が多い

by  SH007, KDDI-SH
三本松山ピーク
手書きの標識が多い

大岳山を右手に見ながら歩く
by  SH007, KDDI-SH
大岳山を右手に見ながら歩く
関場峠の手前
「小下沢風景林」看板
小下沢林道へ分岐
by  SH007, KDDI-SH
関場峠の手前
「小下沢風景林」看板
小下沢林道へ分岐
この先の明王峠、本日11:20頃はベンチが満席。
休憩せずに陣馬へ向かう。
by  SH007, KDDI-SH
この先の明王峠、本日11:20頃はベンチが満席。
休憩せずに陣馬へ向かう。
陣馬の手前から頂上の人ごみ見える。
陣馬へくる時は時間帯を考慮する必要あり
by  SH007, KDDI-SH
陣馬の手前から頂上の人ごみ見える。
陣馬へくる時は時間帯を考慮する必要あり
案の定、頂上は満杯で下の芝生のベンチまで下りてきた。かろうじて1席確保でき食事にした。
次から次から人が沸いて来る。
by  SH007, KDDI-SH
案の定、頂上は満杯で下の芝生のベンチまで下りてきた。かろうじて1席確保でき食事にした。
次から次から人が沸いて来る。
和田峠、奥多摩方面
本日あそこまで下りて休憩
by  SH007, KDDI-SH
和田峠、奥多摩方面
本日あそこまで下りて休憩
清水茶屋は満員
丹沢山塊方面
by  SH007, KDDI-SH
清水茶屋は満員
丹沢山塊方面
一ノ尾根方面
団体の写真撮影で近づけない
by  SH007, KDDI-SH
団体の写真撮影で近づけない
頂上から奥多摩へ続く方面を見る
by  SH007, KDDI-SH
頂上から奥多摩へ続く方面を見る
頂上のベンチ、人が居ないのではなく、全員写真撮影で移動しただけ
by  SH007, KDDI-SH
頂上のベンチ、人が居ないのではなく、全員写真撮影で移動しただけ
丹沢、道志方面
山頂から栃谷尾根を下山
なだらかな山道
by  SH007, KDDI-SH
山頂から栃谷尾根を下山
なだらかな山道
丹沢山塊を見ながら下山
by  SH007, KDDI-SH
丹沢山塊を見ながら下山
栃谷集落
下山途中の陣場温泉に立寄る。陣渓園で日帰り入浴\900
by  SH007, KDDI-SH
下山途中の陣場温泉に立寄る。陣渓園で日帰り入浴\900
歩いてすぐのところに陣谷温泉があったのだった!
by  SH007, KDDI-SH
歩いてすぐのところに陣谷温泉があったのだった!
車道に沿って茶畑
by  SH007, KDDI-SH
車道に沿って茶畑
陣馬登山口
国道522
by  SH007, KDDI-SH
陣馬登山口
国道522
陣馬登山口バス停の時刻表
(1時間に1本)
by  SH007, KDDI-SH
陣馬登山口バス停の時刻表
(1時間に1本)

感想

今夏に高尾から明王峠までしか行けなかったので、今年の締めくくりとして、人混みを避け、未踏の北高尾山稜マイナールートで陣馬まで行くことにした。半日のロングコースである。

本日、北高尾山稜は全体的に暖かく陽気に感じたが、奥高尾主脈へ入ると、急激に寒くなり、所々に霜も残っており、高度の違いや尾根の位置による気温差を実感した。

また、本日は北高尾のアップダウンの下りで走ったりもしたせいか膝を傷めたらしく陣馬からはびっこで下山したのでスローペースとなった。バス停まで歩行がきつくなった為、陣馬温泉に立寄ることにした。
集落からは「陣渓園」のみの看板が目立ち、何の予備情報も持ちえて無い人はそこへ向かってしまう。他の温泉の看板はそれまで全く見ることは無かったのだ。
温泉は\900だが狭い内風呂(岩風呂)のみで設備も古い。4人で満員になる感じだ。でも温泉効能なのか足の傷みが嘘のように直ったのだ。それだけは良かったとしておこう。
また、私の時は誰もおらず1人でのんびりできたが、帰るまでに次々に登山者が増えていった。満員の状態ではくつろげないだろう。宿の前で1人のハイカーが入ろうか迷っていたので「狭いけど汗を流すだけならいいのでは!」とアドバイスしてあげた。はたして良かったのだろうか?。そして、ここを出て少し道を歩くと感じのいい「陣屋温泉」がすぐ先に在ったのだった。こちらは\1000、渓流が見える檜風呂らしい。建物から想像するとこちらの方が。。。また、次に「姫谷」の看板があり、大岩風呂(露天)が自慢らしい。こちらは道をさらに奥へ入らなくてはならない。いずれにしろ事前に調べておくべきだった。
バス停までの渓流沿いの下山道(車道)、タオルを頭にのせて風呂上りの体を涼むのにちょうどいい。道端では集落で採れた野菜やお茶の葉など無人販売しており、ほのぼとした光景だ。
兎に角、本日は快晴で良かった。特に快晴の陣馬は気持ちが良い。ここまでの苦労が報われる。
来年は、この方面なら、陣馬から三頭山まで続くこの先の尾根を順に攻略しようと思う。また南山稜コースもいつかは歩かなくてはならないだろう。

お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:2538人

コメント

まだコメントはありません
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

コメントを書く

ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。
ヤマレコにユーザ登録する

この記録に関連する登山ルート

ハイキング 奥多摩・高尾 [日帰り]
技術レベル
2/5
体力レベル
2/5
積雪期ピークハント/縦走 奥多摩・高尾 [日帰り]
陣馬山〜高尾山縦走 ナイトハイク
利用交通機関: 電車・バス
技術レベル
1/5
体力レベル
3/5
ハイキング 奥多摩・高尾 [日帰り]
技術レベル
1/5
体力レベル
3/5

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら