白い(巨)塔ノ岳
- GPS
- 06:17
- 距離
- 12.8km
- 上り
- 1,008m
- 下り
- 1,481m
コースタイム
- 山行
- 5:40
- 休憩
- 0:32
- 合計
- 6:12
天候 | 霧、小雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 自家用車
|
写真
装備
個人装備 |
Tシャツ
ズボン
靴下
グローブ
雨具
日よけ帽子
着替え
靴
予備靴ひも
ザック
ザックカバー
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
コンパス
笛
筆記用具
ファーストエイドキット
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
タオル
ストック
ナイフ
カメラ
|
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感想
さて、いよいよ来週にせまった今年のメイン・イベント。
が、先週予定していた「みんなで行くひみつトレーニング!?」があいにくのお天気のため中止。でもこのままぶっつけ本番でアソコに行くのはちょっと不安だし、時間もないし、「ど〜したもんじゃろの〜」・・・で、こういう時は、「うまい、はやい、やすい」の牛丼屋さん的あるいは「開いててよかった」のコンビニ的なココしかありませんね。いやいや、決してお手軽・お気楽なところってことじゃなくて、ひみつトレーニングにはもってこいの塔ノ岳です。
前日は日帰り出張で遅くなり、始発電車はとてもムリなので、すこし遅く6時前に出発、乗り換え順調で7時半に秦野着。待ち合わせた師範代の車でヤビツ峠へ。まあ、お天気は期待してませんでしたが、秦野の街から見てもふもとまで白くなってました。案の定、山道に入るとキリか小雨かみたいな水滴がフロントガラスについてきます。ヤビツ峠で用を足して(放出するのに足すってヘンねぇ)表尾根登山口へ。
気がついたらグッショリ濡れてそうな細かな雨なので、ハナからカッパ出動でいざ出発。もう最初から白いです。幻想的?っていうより、これからの長い道のりを思うと玄奘?三蔵法師的な修行の山行になりそうです。まあ、今日はトレーニングですからね、まさに修行なんですが。
表尾根は2度目。不思議なもので、前回もそうでしたが、何組かと抜きつ抜かれつで登って行きます。「お先どうぞ」「どうも〜」の繰り返し。途中、私たちよりちょっと年長らしいセンパイとも抜きつ抜かれつしながらお話しすると、20年ぶりくらいにまた山歩きを再開されたということで、塔ノ岳も昔とはずいぶん変わりましたねとおっしゃってました。
私たちも3年前に一緒に塔ノ岳に登って以来、筑波山の次にいきなり挑戦した奥穂とか、去年の槍ヶ岳、北岳・間ノ岳など、これまで一緒に行った山の思い出話や、ところでイチバンの富士山はどうするとか、こんどのツルタテのあと、もうそれ以上の「スリルとサスペンス」はナシよとか、いろいろな話をしながらの行程は、この上なく楽しいものになりました。これ、表尾根のいいところですね。適当にアップダウンがあり、谷から吹き上がってくる涼しい風を感じながら歩く道は、あらためていいコースだなあと感じさせてくれます。まあ、これに景色が加われば、もう言うことなしですが、今日はあいかわらず真っ白。これが大倉尾根なら、いつまでも続く上りに、きっと途中から無言になって、まさに「修行」でしたね。前回、大倉尾根を行ったときに、誰かがしみじみ言ってるのを聞きました。「だからバカ尾根、嫌いなんだよね。」
さて、はたしてこれが来週のトレーニングになるかならないかわからないですが、いちおうクサリ場でクサリの感触を確かめて(雨なので多少慎重になりましたけどね)、今日イチバンの難所?を越え、新大日のあたりからだんだん疲れが・・・「あー、師範代、そろそろ足に乳酸菌がたまってきましたね。」って思わず口をついて出てきましたが、ん?乳酸「菌」?ほな何かい、太ももにストロー突き刺したらヤクルト出てくるんかい?んなワケないな、ないわな。あははは。疲れてる。
木ノ又小屋から最後のアップダウンを経てようやく頂上に到着しました。もう細かな雨は上がりましたが、山頂はまったく展望がきかず、ホントにみごとな白い(巨)塔ノ岳。とりあえず腰を下ろして昼食のおにぎりをいただき、仕事がらみでちょっと関係のある尊仏山荘の太陽発電の蓄電システムを見せてもらいましたが、そこで珍しいもの発見。
前世紀の遺物「ハエとりリボン」。なつかし〜。知ってますか?5センチくらいの筒のフタを引っ張ると粘着剤のたっぷり塗られた紙のリボンが出てきます。これを天井から吊るすと、飛んでいるハエがこのリボンにくっつくというワケです。子供のころは今のような殺虫剤もなくて、ハエにはもっぱらコレ。で、コレがねえ、天井から吊るされてるのをすっかり忘れて、はしゃぎまわってると、ハエがびっしりくっついたリボンがベタ〜ッとアタマに貼りつくワケです。ギャ〜、思い出すのも恐怖や。
ということで、珍しいものを(ん?どっち?蓄電システム?ハエとりリボン?)見せてもらって、ワタシは大倉尾根を下りて渋沢から電車、師範代は来た道を戻ります。
頂上直下で高校生クラブの長〜い「こんにちわー攻撃」を2回受け(高校生、すごいですね。とてつもなく大きなザック背負って登ってきます。師範代から聞いた水係とかテント係とか、みんなそれぞれ、どうやって身軽になろうかとアタマの中はそればっかりなんでしょうね)、こちらも濡れた木道や石に足を滑らせないように、慎重かつ大胆にバカ尾根をころがり下りて行きます。途中でお話ししたセンパイも言ってましたが、バカ尾根はころがり下りるに限るというワケです。おまけに、昼飯のあと、おなかの調子もなんだか快調で、たまにガスタービンの補助動力?を噴射しながら順調に下山です。下りは下りで使う筋肉が違うからでしょうか、また太ももに乳酸菌が・・・あははは、しつこいねえ。幸い途中でスッころんで「地獄車」(柔道一直線ですよ)の実演を披露することもなく、無事、久しぶりに丹沢クリステルちゃんにお会いすることができました。
バスを待つ間に着替えようとベンチに腰を下ろしたとたん、んー、ぐあっっ、くー、▽×▲×ZZ●、あ、あしが・・・お決まりの内またつり。いやいや、ひみつトレーニングの成果は十分ですが、こんなんで大丈夫か?来週の内またツルタテ。
1日楽しいトレーニングでしたね。 累積標高差(登り850m 下り1350m)の行程、一方表尾根ピストンの私は(登り1100m 下り1100m)! 足すと同じですが両コースの性格差が感じられます。私にとって最大難所は三ノ塔の登り返しでした。 では来週あこがれ?のツルへ、、
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