予報任せで高妻山〜乙妻山


- GPS
- 08:12
- 距離
- 17.3km
- 登り
- 1,785m
- 下り
- 1,771m
コースタイム
- 山行
- 7:58
- 休憩
- 0:14
- 合計
- 8:12
天候 | 曇りたまに晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
牧場入口に登山届用紙とポストあり |
コース状況/ 危険箇所等 |
駐車場〜一不動 牧場を抜けていくので時間によっては牛が放牧されている。牛さんに危害を加えぬように優しさと謙虚さを持って進みたい。その後は渡しょうを繰り返しながら沢沿いを登っていく。清滝と帯岩に付けられた鎖場に注意 一不動〜高妻山 一般的な登山道。九勢至から急登 高妻山〜乙妻山 虫が異様なほど多い。トラバース道が木の根が張りだし滑って谷側に落ちそうになる。 アップダウンが2回ほどあり山頂へ。 |
その他周辺情報 | 神告げ温泉 |
写真
感想
梅雨明けが待ち遠しい昨今。
いつもの「てんきとくらす」で天気のいい山を探したら高妻山が良さそうだ。百名山だしここにしよう。
この山は以前、戸隠山に登った時に印象に残った山だ。
空を突き上げるようにそびえ立つその様は圧倒的でだからこそ登頂意欲を掻き立てられた。
前夜、道の駅しなのにて車中泊したのだが酷い濃霧。朝4時半に起きてもまだ霧がたっていた。
一抹の不安を抱えつつも戸隠キャンプ場駐車場へ車を走らせ、つく頃にはやや青空も垣間見られる天気となっていた。
登りで使う道は戸隠山の時に下山で使用した一不動経由の道。
戸隠牧場から入山していくわけだが登山道に牛が放牧されていた。垣根も何もない牛たちの真横を通るのは結構緊張した。牛たちもなんだこいつ?という顔をこちらに向けている。登山道で草を食べまくっていたので恐る恐る通ると牛たちの方がどいてくれた。申し訳ない気持ちでいっぱいになり7,8頭いた全員に頭を下げ早々に立ち去った。
最初の核心部は以前下山時に蟻の塔渡りよりもビビった清滝横の鎖場だ。
下りよりは楽だったがやはり水で滑りやすくなっている岩場の鎖登りは緊張を強いられた。
一不動から先は未知の道。カウントup方式で一不動から二釈迦、三文殊と仏教用語?を織り交ぜて途中途中に石祠などが祀られている。といってもいくつか見落としてしまい目安にしていたはずが逆にまだ次の番号に着かないのかな?とペース配分がおかしくなってしまった。
九勢至、なんて読むのかわからないがこの先から山頂までが次の核心部。戸隠山頂からみた突き上げる姿を実際に登ることになる。
なかなかの急登ですっかり足が張ってしまい結構まいってしまったが山頂からの展望を励みになんとか登り切った。
・・・はずだったのに励みになるはずの展望は着いてすぐに雲の向こうに消えてしまった。
この先の乙妻山へ行く頃にはもしかしたらガスが晴れるかも、と根拠ゼロの希望のみで進むことにした。この先の道中は最初のピークを越えるのは岩場交じりの断崖絶壁を通ったりトラバース道が狭く谷に足を滑らせそうになる場面もあったりでなかなかしんどいものだった。後半は草が茂りすぎて滑る足元が見えづらくいろいろ難儀して乙妻山頂に着いた。高妻山頂よりも完全な白い景色でもはや青空の隙間すらなかった。
時を同じくして乙妻山まで足を延ばした若い男性に軽く追い抜かれ歳を感じたりしたがそれよりなにより晴天予報なのに展望がほとんど楽しめなかったのは悔やまれる。
下山では前夜の濃霧を思い出させるガスに包まれながら滑りやすい急坂の新登山道をへなへなで下りた。まもなく牧場に出る、という所で野生動物の何かが茂みで動く気配があり、周辺に生えていたキノコがむしられた跡もあったのでヘロヘロ足に鞭打って慌てて下山した。
今回は鳥撮影もそぞろに登ることに集中した山行だったが途中で足が吊ったりもして想像以上にハードだった。
そして温泉に向けて車を走らせている頃には晴天。つまり「てんきとくらす」の予報はちっとも外れておらず、山の天気の気まぐれさにため息しか出なかった。
しかしその後待ち受けていた上信越道での事故渋滞の方がもっとハードだったことはこの時は知る由もなかった。
近くはないですが、同じ山域ではありました
奇遇ですね こんばんは ケダマです
金山から見るそちら方面、まっ白けで何にも見えませんでした
僕らのいた辺りは正午付近のみ、なんとか青空でしたが
やはり北アルプス方面は壊滅的な眺望でした
19時頃から高速に乗ったのんびりな僕ら…
上信越、そんな事故があったとはつゆ知らず
おはようございます、ケダマさん。レコ拝見しました
金山・天狗原山って私も同じく存じ上げませんで、雨飾山の隣にあるんですね。あの花の数といわゆる「天空の」田園風景は名山に名を連ねてもよさそうですが・・・登山道が手厳しいようですね。
そして山よりも精神的に食らったのは上信越道の渋滞でした。8キロ進むのに1時間以上掛ったのでヘナヘナになりました。その後の自然渋滞が30キロ前後出ていたので早めに高速を降りたのでいつもより長めの下道運転で更に疲れてしまいました。
下山の七薬師で追い越された方ですね。
登りの六弥助で追い越した70代の方が頂上直下で滑落し亡くなられました。
5時に登られ12時までには登頂出来ればと話されてました。
下山中に再びお会いし、バテバテで登ってこられたので心配していました。
多分登頂で体力を使い果たしてしまったのだと思います。
この時期の高妻は蒸し暑く、水分を取り予想以上に体力を使います、
またエスケープルートはありません。
日帰りでは本当に厳しい山です。
登頂に5時間以上かかる方は勇気をもって途中で下山してください。
こんな山に登らなくてももっと楽しい山はたくさんあります。
山での事故はただただ悲しい限りです。
こんな山に登らなくとも、とおっしゃいますが私はここに登りたいと思い登った記録を残しただけなのでその表現もただただ悲しいです。
亡くなられた方はこんな山、と思って登られたのでしょうか。
これ以上は私には何も分かりませんし、語ることもありません。
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