(御嶽山) 継子岳、四ノ池、三ノ池 〜 濁河温泉から 〜
- GPS
- 06:47
- 距離
- 12.5km
- 登り
- 1,420m
- 下り
- 1,427m
コースタイム
- 山行
- 6:03
- 休憩
- 0:42
- 合計
- 6:45
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
・停め方にもよりますが30台ほどが駐車可能です。 ・5時30分の時点で残り1〜2台、12時30分の時点で残り2〜3台ほど駐車可能な状況でした。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
【登山口⇔森林限界】 ◆主に石や木で段が組まれた道です。雨上がりなど少しスリップしやすいかもしれません。 ◆木の桟橋やスロープが設置されている所もあります。横木を打ち付けてあるなど、スリップ防止にそれなりに配慮されています。 ◆雨上がりは泥で汚れます。 【森林限界⇔五ノ池小屋】 ◆岩がゴロゴロした登山道です。グラつく岩はほとんどないので、岩の上を飛び渡るように歩くとさくさく登り下りできます(ただし、岩を踏み外し、ケガをする恐れもあります)。 ◆五ノ池小屋手前は少しザレていますが、よく整備されているので、問題ないでしょう。 【五ノ池小屋→継子岳】 ◆特に危険箇所はありません。 【継子岳→三ノ池】 ◆継子岳からの下りは不安定な石が多いので、少し注意が必要です。 ◆継子二峰からの下りはちょっとした岩場もありますが、手掛かり、足掛かりはきちんとあります。 ◆継子二峰から四ノ池までは踏み跡が錯綜しており、どこが登山道か分かりにくい所があります。登山道の位置を示す白い丸印や矢印を辿ります。 【三の池→三ノ池乗越】 ◆基本的に岩場の急登です。 ◆ガレ気味の区間は落石に注意が必要です。 【三ノ池乗越→摩利支天乗越→五ノ池小屋】 ◆よく整備された登山道です。摩利支天乗越からの下りは、見下ろす形となり、実際以上に高度感を感じます。 |
その他周辺情報 | ☆濁河温泉「湯本館」で入浴。 ・大人500円。 ・鉄臭のする茶色味がかった良質なお湯。 ・清掃が行き届いていて、気持ちよく入浴できました。 ・泊りでゆっくりしたいと思わせるいい宿でした。 |
写真
感想
美しき青。
それは、自分が登山について語るとき、触れずにはおけない存在だ。
山に登ろうと思ったきっかけは、ちょっとした気まぐれから登ってみた一切経山から眺めた魔女の瞳であった。
その五色に変じて輝く魅惑的な青さは、山の虜にさせる呪いだったのか、自然の美しさを感じる幸せを与えてくれる魔法だったのかは分からない。
美しい青さに魅せられた自分は、山道具一式をそろえていた。
そして、新しい靴を履き、新しいザックを背負って向かった山が、御嶽山だった。
自分に最適なペースも分からず、ひたすら全力で登っていく。息も絶え絶えだ。
おまけに新調した登山靴は自分の足に合わなかったようで、靴擦れを起こし、痛みに耐えながらの歩行。
こんな大変な目にあうなら、山登りなんてするんじゃなかった。
そんな後悔が頭をもたげ始めた矢先、目に沁みたのが三ノ池の美しい青さだった。
心を奪い去る青さがそこにもあった。
空の青さを溶かし込み、青みを増していく三ノ池。
空の青さへの恋しささえも忘れてしまうほどの鮮烈な青。
三ノ池に目を奪われ、時が経つのも忘れ、しばらく佇んでいた。
恐れにも似た戸惑いを感じながら。
蠱惑的な青さに引き寄せられ、自分がそこにいるような気がしたのだ。
実際に自分の意志に反して三ノ池を訪れたのだとしても、その美しい青さが登山に対する負の感情を綺麗に洗い流してくれたことは確かだ。
おかげで、山登りを今日まで続けている。
4年の月日が流れ、再び訪れた三ノ池は、変わらずに美しい青さを輝かせていた。
そして、その青さを美しいと変わらずに思える自分に安堵した。
三ノ池には、いつまでも、その美しい青さを湛え続けていてほしい。
そして、いつまでも、自然の美しさを愛おしめる自分であり続けたい。
usofuyuさん、こんにちは♪
誰もが「忘れられない景色」を持っていると思いますが、これは本当に美しい
こんな「青」と結び付けて自身を語れるusofuyuさんは幸せだと思います。
心を強く突き動かされたり、興奮とは違うのですが、静かに心に沁みてくる青の魔力。遠い祖先が生まれ育った環境の色をDNAが記憶しているのでしょうか。
私も一番好きな色です。
蠱惑的ですか。。。確かに抗しがたい魔力によって山に憑りつかれているのかも知れませんね
usofuyuさんの原点、美しい青を堪能させて頂きました
vino_rossoさん、こんばんは。
今回は、いつものレコとは趣向を変えて、自分語りをしてしまいました
御嶽山の三ノ池の青さは、なんとも言えない深みを持っています。
vino_rossoさんが三ノ池をまだ目にしたことが無いのであれば、一度訪れてみてください。
「青の魔力」を是非体感していただきたいな!
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