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ヤマレコ

記録ID: 91931 全員に公開 沢登り丹沢

寄沢水系 ロースカシノ沢

日程 2010年12月26日(日) [日帰り]
メンバー
 kamog(CL)
天候晴れ時々曇り(寄の気温は5℃だがそれほど寒さ感じず)
アクセス
利用交通機関
車・バイク
寄大橋
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地図/標高グラフ


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コースタイム [注]

寄大橋11:57-
12:04滝郷沢出合(F1大滝を覗く)-
12:08ロースカシノ沢出合-
12:23F5-8m基部-
(前衛の4m滝をクライムダウンし左岸ザレ窪から左岸尾根に高巻き)
13:05F6-6m滝左岸を通過-
13:11周遊歩道Aが横断している木橋-
13:47標高585m二俣14:02-
14:12水棚沢・ロースカシノ沢中間尾根上650mコル-
15:00ロースカシノ沢出合-
15:15寄大橋
コース状況/
危険箇所等
■ロースカシノ沢

 おそらくほとんど無名の短い沢。
 名称も昭和40年代に発刊された『丹沢の山と谷(東京雲稜会編)』の概略図
 を参考にさせていただいた。

 遡行グレード:1級(※F5-8m大滝の基部まで上がってしまうと
           前衛の脆いF4-4mを下りなければならず
           難しくなる。従ってグレードはF4手前から
           高巻きが前提)

 ヾ鸞膓兇ら雨山峠方面に向かい、河原上の寄みんなの森キャンプ場から
  森林モノレール軌道橋先を飛び石で渉った対岸に流れ込んでいるのが
  ロースカシノ沢。
  滝郷沢大滝から寄沢の数十m上流だ。

 入渓するとすぐに沢はゴルジュ状を成しF1-3m、F2-逆くの字3m
  と続く。どちらも右から容易に越せる。(ともに教)

 次にF3-2段2mを左から容易に越すと、左岸(上流に向かい右のこと)
  からザレた短い窪が出てくる。この上部のF4、F5の高巻きはこの窪を
  使う方がよい。
  F4-4mは右壁を登れるが(卦)、上部に見えるF5-8mを見たくて
  このF4を登ってしまうと、あとで降りる必要が出てくる。
  F5-8mはゴルジュ要塞を身にまとい直登不可能なうえ、基部からの高巻き
  も厳しいので、F4は登らない方がよい。
  もしF4を登ってF5を巻こうと右側のリッヂを登っても上部で脆い壁に
  突き当たってしまう。
  おまけにF4右壁も一見しっかりしていそうだが、実は下に引くと剥れる
  脆い岩質。懸垂下降も木が信用できない。
  (今回F4を登って流芯をクライムダウンしたが、登りでは効いていた岩が
   下りで剥れて怖い目にあった)

  さてF4基部から先ほどのザレ窪を登り右の支尾根に上がると、一部脆い
  岩の痩せた箇所が出てくるので慎重に通過。上部の植林帯尾根まで一旦
  上がる。
  少し尾根上を登ってからロースカシノ沢に向かい斜面をトラバース。
  するとF5の上流20mにF6-6mが見えてくる。
  これも一緒にそのままトラバース気味に高巻くと、周遊歩道Aらしき径路が
  木橋で横断している。
  周遊歩道Aの木橋下からナメが出てくる。

 ど弦520m二俣は水量比1:3。右俣へ進むと長さ10mのナメ、倒木の
  うるさい2m滝を越せば古い木橋の残骸が沢に落ちていた。

 ド弦560m辺りから小滝が連続しているのが見える。
  1.5m、3m、2条2m。
  この2条滝は標高565m二俣が合流している箇所だ。

 Ρλ鵑某覆爐髪Υ(上流に向かい左側のこと)に作業径路が少し平行して
  すぐに水量比1:1の二俣。二俣の上には青いバケツが残置されていた。
  標高585mあたりであろう。右に進む。

 Г泙燭垢阿防弦600m二俣。沢床から見て本流は左沢であろうが、今回は
  右沢へ進むことにする。もう上部には稜線が見えており、最後は植林帯の
  中をコル目指して詰める。
  稜線上には植生保護柵が張られている。この柵に沿って右側(南南東)へ
  登り返せば665小ピーク。ベンチもあった。

 ┷討咼蹇璽好シノ沢出合を目指して読図しながら水棚沢とロースカシノ沢
  中間尾根を下降。
  標高620mで尾根は分派。植生保護柵沿いに降りる南側尾根と東南東尾根だ。
  南尾根を降りるとロースカシノ沢F6の上流に降りてしまうので
  柵を穴を使って左側に出て東南東尾根に乗る。
  少し下れば「成長の森」と思われる「19-16」案内板、さらに下り「19-14」
  「19-13」案内板をやり過ごし、「この先作業径路 迷いやすい」と記載
  された標から少し痩せた平坦な南東尾根を下る。
  この尾根上に周遊歩道Aが横切っているので、あとは歩道に従い下降すれば
  よい。
  (私はこれもやり過ごし飽くまでロースカシノ沢出合を目指して急な植林帯
   斜面を下降したが)

■登山届

  ・寄(ヤドロギ)バス停と寄大橋からゲートを越した管理棟にある。

■トイレ
  ・同じくゲートを越して100mも行けば公衆トイレがある。
   ペーパーはほとんどないので必ず携行のこと。
ファイル 20101226rousukashinosawa.xls (更新時刻:2010/12/26 10:44)
過去天気図(気象庁) 2010年12月の天気図 [pdf]

写真

寄大橋を出発
気温5℃だけど風が強くなければフツーの山登り♪
2010年12月26日 11:52撮影 by CA65 , SANYO Electric Co.,Ltd.
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寄大橋を出発
気温5℃だけど風が強くなければフツーの山登り♪
途中、滝郷の大滝を拝んでいく
2010年12月26日 11:59撮影 by CA65 , SANYO Electric Co.,Ltd.
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途中、滝郷の大滝を拝んでいく
滝郷沢の上流でロースカシノ沢へ
2010年12月26日 12:03撮影 by CA65 , SANYO Electric Co.,Ltd.
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滝郷沢の上流でロースカシノ沢へ
F2-逆くの字3m
2010年12月26日 12:07撮影 by CA65 , SANYO Electric Co.,Ltd.
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F2-逆くの字3m
F4-4m
右壁、水流沿いとも登れるのだが、次のF5は直登不可なので、結局この滝を降りなければならない。
寄沢水系だけあって実は脆い。
2010年12月26日 12:13撮影 by CA65 , SANYO Electric Co.,Ltd.
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F4-4m
右壁、水流沿いとも登れるのだが、次のF5は直登不可なので、結局この滝を降りなければならない。
寄沢水系だけあって実は脆い。
今回はF4登ってF5-8mを見に行った。
ここからの高巻きは止めた方がよい。
F4をバックアップロープしながらクライムダウンしたが、登りでは効いていた岩が下りで剥れた。
2010年12月26日 12:18撮影 by CA65 , SANYO Electric Co.,Ltd.
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今回はF4登ってF5-8mを見に行った。
ここからの高巻きは止めた方がよい。
F4をバックアップロープしながらクライムダウンしたが、登りでは効いていた岩が下りで剥れた。
F4の右上に落ちているリッヂ
これは登ってはいけない。上部が壁だ。
2010年12月26日 12:38撮影 by CA65 , SANYO Electric Co.,Ltd.
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F4の右上に落ちているリッヂ
これは登ってはいけない。上部が壁だ。
F4を下降する
2010年12月26日 12:39撮影 by CA65 , SANYO Electric Co.,Ltd.
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F4を下降する
F4下流の右側にあるザレ窪から高巻きにする
2010年12月26日 12:46撮影 by CA65 , SANYO Electric Co.,Ltd.
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F4下流の右側にあるザレ窪から高巻きにする
植林帯尾根まで上がり、再び沢に向かってトラバースしながら降りてみた
2010年12月26日 12:56撮影 by CA65 , SANYO Electric Co.,Ltd.
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植林帯尾根まで上がり、再び沢に向かってトラバースしながら降りてみた
F5の上流にF6が見える
これも右側から一緒にそのまま高巻く
2010年12月26日 12:59撮影 by CA65 , SANYO Electric Co.,Ltd.
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F5の上流にF6が見える
これも右側から一緒にそのまま高巻く
その上部に周遊歩道の橋が架かっていた
2010年12月26日 13:06撮影 by CA65 , SANYO Electric Co.,Ltd.
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その上部に周遊歩道の橋が架かっていた
その先は植林帯中のため間伐やらの倒木多し
2010年12月26日 13:12撮影 by CA65 , SANYO Electric Co.,Ltd.
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その先は植林帯中のため間伐やらの倒木多し
小滝は特に問題なし
2010年12月26日 13:18撮影 by CA65 , SANYO Electric Co.,Ltd.
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小滝は特に問題なし
標高565m二俣手前に小滝群
2010年12月26日 13:32撮影 by CA65 , SANYO Electric Co.,Ltd.
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標高565m二俣手前に小滝群
最後まで右に進むともう稜線が見え出す
2010年12月26日 14:00撮影 by CA65 , SANYO Electric Co.,Ltd.
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最後まで右に進むともう稜線が見え出す
水棚沢・ロースカシノ沢中間尾根のコル(標高650m)に出る
稜線上は植生保護柵が尾根上に張られている
2010年12月26日 14:09撮影 by CA65 , SANYO Electric Co.,Ltd.
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水棚沢・ロースカシノ沢中間尾根のコル(標高650m)に出る
稜線上は植生保護柵が尾根上に張られている
665mピークから鍋割山方面
今日は白地の地獄崩(ジゴクザレ)と清兵衛ノ崖も映えて見える
2010年12月26日 14:10撮影 by CA65 , SANYO Electric Co.,Ltd.
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665mピークから鍋割山方面
今日は白地の地獄崩(ジゴクザレ)と清兵衛ノ崖も映えて見える
665mピークの端にあるベンチ
2010年12月26日 14:15撮影 by CA65 , SANYO Electric Co.,Ltd.
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665mピークの端にあるベンチ
成長の森「19-16」案内板を通過
2010年12月26日 14:32撮影 by CA65 , SANYO Electric Co.,Ltd.
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成長の森「19-16」案内板を通過
南東尾根に乗れば少しの間平坦になる
2010年12月26日 14:40撮影 by CA65 , SANYO Electric Co.,Ltd.
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南東尾根に乗れば少しの間平坦になる
周遊歩道Aが横切る
もう下の河原には一投足の距離
2010年12月26日 14:42撮影 by CA65 , SANYO Electric Co.,Ltd.
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周遊歩道Aが横切る
もう下の河原には一投足の距離
鍋割峠方面
2010年12月26日 14:46撮影 by CA65 , SANYO Electric Co.,Ltd.
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鍋割峠方面
寄みんなの森キャンプ場が見えてきた
2010年12月26日 14:53撮影 by CA65 , SANYO Electric Co.,Ltd.
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寄みんなの森キャンプ場が見えてきた
川の神様 今日もありがとうございました
2010年12月26日 15:05撮影 by CA65 , SANYO Electric Co.,Ltd.
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川の神様 今日もありがとうございました

感想/記録
by kamog

ロースカシノ沢・・・
webで検索しても下部の滝を見に行った記録くらいしか見当たらない
まったく無名の沢。
この名称が正確なのかはわからないが
昭和40年代に発刊された『丹沢の山と谷』(東京雲稜会編)の中の
寄沢概略図にその名が掲載されていたので、そのまま使用させていただいた。
ロースカツの沢だったらクライミングルート名の命名さながら
何ともユニークな発端であろうと思うが
ロースカシノ沢の由来を知りたいものだ。
漢字ならどう書くのであろう。

ともあれいつもの冒険心が疼き出す。

この沢はやはり前半部が核心だった。
数少ない記録通り、ゴルジュの中の8m滝はとても登攀不可能。
両岸は鎧のような壁を身にまとって
その基部から右側のリッヂで高巻こうものなら
きっと脆い岩壁で進退窮まることだろう。

また寄沢独特の岩質の脆さはここでも例外ではない。
一見しっかりしているように見えても
引く方向によってはいとも簡単に剥がれ落ちる。
クライミングとは異なった「騙しの登り」が必要。

上流部は植林帯内のためある程度間伐された枝や倒木が沢に点在している。
ま、それも、すべてのモノが集まる谷では
あって然るべきだし、許容範囲だ。

冬型で今日日中の気温は寄で5℃。
けれども水はそれほど冷たくもなく
陽だまりハイキングとさして変わるものでもなかった。
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