撤退！仙丈ケ岳（藪沢新道詳細）

2016年08月20日(土) [日帰り]

• GPS: 05:06
• 距離: 8.4km
• 登り: 929m
• 下り: 848m

コースタイム

日帰り

• 山行: 3:54
• 休憩: 0:46
• 合計: 4:40

6:17 大平山荘
6:38 6:38 榛ノ木展望台
6:42 6:42 長谷中看板（AL2060m付近）
6:56 6:56 藪沢大滝分岐（立入禁止看板）
7:24 7:25 藪沢渡渉点
8:15 8:15 大滝ノ頭分岐
8:19 8:40 馬の背ヒュッテ
8:52 8:52 コース変更点（AL2685m付近）
8:59 8:59 馬の背ヒュッテ
9:14 9:18 薮沢小屋
9:37 9:57 薮沢大滝ノ頭
10:06 10:06 ４合目
10:16 10:16 ３合目
10:33 10:33 ２合目分岐
10:57 北沢峠

天候

登山口〜大滝ノ頭分岐　快晴
分岐〜馬ノ背ヒュッテ以降　曇りのち小雨

アクセス

利用交通機関：

自家用車

【東京方面からのアプローチ】
　諏訪IC〜杖付峠〜高遠　R152　28km（伊那IC〜高遠　R361　13km）
杖突峠は諏訪側はヘアピンカーブの連続ですが、高遠側はほぼストレートで走りやすいです。金曜21:00前後でしたが、トラックを含め通行車が少なく、高遠側も信号が数えるほどなので快適でした。CVSは高遠にセブン1軒なので諏訪で立ち寄りましょう。

【仙流荘駐車場】
　22:00前に着。第一駐車場入口に満車表示が出てましたが、明らかに空いていたので停めました。早朝5時で第二駐車場が50%位だったでしょうか。バスは臨時便続々でした。

コース状況／危険箇所等

【藪沢新道】
大平山荘〜長谷中看板(2060m辺り)　苔むす樹間の土の道。
長谷中看板〜藪沢渡渉点　本格的な緩急交じる登山道。尾根を越えます。
藪沢渡渉点〜馬ノ背ヒュッテ　沢を詰める岩道。多数の滝が涼を呼びます。

※参考コースタイム
　一般タイム　大平山荘-2:20−馬ノ背ヒュッテ
　自タイムを元にした区間タイム　大平山荘--0:24-榛ノ木展望台-0:21-大滝分岐(立入禁止看板)-0:32-藪沢渡渉点-1:03-馬ノ背ヒュッテ

【危険個所】
大滝ノ頭へのトラバース路のロープと渡り梯子に注意。(写真参照)

写真

仙流荘駐車場に22:00過ぎに到着。
前夜が満月、今夜も快晴、明日も期待できます？

8/20 4:09

バス乗場ベンチ。4:05に並び4番目。

8/20 4:11

バス停広場のトイレにカエル2匹。
4番目が気になっていたのでゲン担ぎに。

8/20 5:10

鋸岳もはっきり遠望、ますます期待できます？

8/20 5:10

夏休みの週末なので繁盛、臨時便は1号車が5:20出発でした。

8/20 5:36

車中、仙丈ケ岳の勇姿。登高意欲をそそります。

8/20 5:38

同、中央アルプスもこの標高からは前山に遮られず堂々と見えます。正面に宝剣岳、右隣には木曽駒ヶ岳。将棋頭山、空木岳は昨年登りました。

8/20 5:59

同、鋸岳。運転手さんの説明で鹿窓も中央の尖峰右にはっきり見えました。

8/20 6:16

大平山荘。
雰囲気よし。
トイレ借用、小屋番さんに100円払いカギ開けてもらいました。

8/20 6:20

はじめはロープに沿って。

8/20 6:25

しっとりしたなだらかな道。

8/20 6:27

木橋を渡ります。

8/20 6:31

8/20 6:35

「自然を大切に」看板。

8/20 6:37

斜めの立ち木。

8/20 6:38

榛ノ木展望台。

8/20 6:38

同　鋸岳の絶景。

8/20 6:41

この辺りから本格的な登りになります。

8/20 6:42

「きれいな緑をいつまでも　長谷中」看板。

8/20 6:45

小石だったり。

8/20 6:47

岩を乗り越したり。

8/20 6:51

段差はないのでどんどん登れます。

8/20 6:54

赤テープがしっかりついています。

8/20 6:56

藪沢大滝分岐の立入禁止看板。

8/20 7:00

一本橋、ではなく倒木。

8/20 7:06

藪沢右岸の尾根に辿りつきます。

8/20 7:08

尾根沿いの登り。

8/20 7:11

「仙丈岳　大滝の■　長谷村」とある大木。

8/20 7:14

尾根を越し谷側を歩きます。

8/20 7:14

「自然を大切に　長谷中」看板

8/20 7:16

迂回路標識（下部）。

8/20 7:22

険路であありませんがロープあり。

8/20 7:23

同　少し続きます。

8/20 7:23

藪沢も間近です。

8/20 7:25

迂回路標識(上部)。

8/20 7:25

草花。

8/20 7:26

藪沢渡渉点下部の滝。

8/20 7:27

薮沢渡渉点。広々して休憩によし。

8/20 7:28

藪沢の向こうに鋸岳。

8/20 7:29

右岸に多段の滝を3つ眺めます。
滝その1。

8/20 7:30

花の道。

8/20 7:33

滝その2。

8/20 7:35

お花畑の中を歩きます。

8/20 7:39

滑りやすいのでロープが掛かります。

8/20 7:43

ロープありますが高過ぎ。雪渓の高巻き用でしょうか。

8/20 7:44

どんどん藪沢を詰めます。

8/20 7:46

滝その3。

8/20 7:55

少し高巻いて行きます。

8/20 8:04

甲斐駒にも雲がかかっています。

8/20 8:05

対岸の岸壁には数条の滝。

8/20 8:12

再び沢添いに。

8/20 8:12

汗を吸っているのでしょうか？痛み・痒みはありませんがアブ・ハエ様の虫に多数たかられました。

8/20 8:16

大滝ノ頭・馬ノ背分岐。
ここも水際の広場で休憩によし。

8/20 8:18

沢を離れて登ります。

8/20 8:22

鹿除けネットがみえたら小屋はすぐ。

8/20 8:34

馬ノ背ヒュッテ。
トイレ借用、100円払うとカギを貸してくれます。
ガスかと思いきや霧雨、レインウエア着込んでいるとすぐに小雨にと天候急変。

8/20 8:48

小雨の中、ヒュッテを見下ろします。

8/20 8:51

馬ノ背の稜線の手前。
雨足も止まず冷たい風も時折強く吹くため、思案のうえルート変更。風雨の尾根道を1時間歩いて仙丈小屋へ行くより、樹間のトラバース路40分で時間を稼ぎ、大滝ノ頭で再検討することに。

8/20 9:01

ヒュッテ前の道標。

8/20 9:01

ヒュッテ玄関。

8/20 9:09

再び分岐点。

8/20 9:09

藪沢を渉り大滝ノ頭へトラバース。

8/20 9:14

歩きやすい土の道です。

8/20 9:16

藪沢小屋前の清流。

8/20 9:17

藪沢小屋。無人ですが竈から煙が・・・、雰囲気よし。

8/20 9:17

同　目の前の水場。

8/20 9:18

小沢を渡ります。

8/20 9:19

草花。

8/20 9:19

またまた小沢。

8/20 9:23

注意箇所その1。
せりだした岩場を越える所。ロープが長く確保点が少ないためテンションかけると大きく伸びてしまいます。下方のブッシュへ降りるほうが安全です。

8/20 9:24

同　振り返ったところ。岩場には木梯子がかけてありました。

8/20 9:25

注意箇所その2。
何気ない渡り梯子ですが・・・。

8/20 9:26

梯子の枠が鉄製で表面がつるつる、早朝や降雨後に要注意です。

8/20 9:35

小仙丈への尾根線が見えてきました。

8/20 9:37

5合目、大滝ノ頭。
雨は一旦止んだものの、谷を見渡しても上部は一面の雲。
回復見込めずと判断し北沢峠へと下山を決定。

8/20 9:54

きれいな樹林を下ります。

8/20 10:06

4合目。

8/20 10:16

3合目。

8/20 10:33

2合目分岐。

8/20 10:38

白樺林。

8/20 10:57

峠を見下ろします。

8/20 10:57

北沢峠到着。バスは人数揃って11:20頃出発。雨は本降りに。

撮影機器：

OLYMPUS STYLUS TG-3 Tough オリンパス

感想

Shindai1987

当日早朝は北沢峠へ向かう誰もが前夜からの晴天に胸躍らせバスに乗りましたが、稜線へ辿り着く前頃から天候がまさに急変し、判断に戸惑ったことと思います。
「楽しいソロ登山」を心掛ける身としてレインウエアを着込んだ瞬間から「こりゃ撤退かな」と思いつつ、やはり風雨強まる稜線直下でコース変更を決定。
トラバース路で辿り着いた大滝ノ頭でも、一旦は雨が上がり青空も垣間見えたものの、"台風接近による不安定な大気"が頭から離れず下山を決断。
北沢峠でバスに乗る頃は本降りとなり「まあ判断としてはよし」として再来を誓いました。来夏はぜひ丹渓新道から馬ノ背をつなぎたいと思います。

藪沢新道のレコやガイドブックの情報が少なく、あっても"下山向き"の紹介だったりなのでルート詳細を書いてみました。序盤の緩やかな樹間歩きでウォーミングUP、中盤からは本格的な登り、藪沢を渡渉してからは連続する多段の滝と、変化あるルートなのでぜひ登りでも楽しんでください。
バスを北沢峠手前の大平山荘で降りれば、歩行10分短縮できます。フリー乗降なので乗車時に運転手さんに一言告げ、なるべく前の席に座ると下車時にスムーズです。